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公衆免疫強靱化論 藤井 聡、宮沢 孝幸(著/文) - 啓文社書房
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公衆免疫強靱化論

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発行:啓文社書房
四六判
208ページ
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-89992-074-8   COPY
ISBN 13
9784899920748   COPY
ISBN 10h
4-89992-074-1   COPY
ISBN 10
4899920741   COPY
出版者記号
89992   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
在庫僅少
書店発売日
登録日
2020年10月5日
最終更新日
2024年2月27日
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紹介

公衆免疫力を「強靭化」するために、秋以降の感染拡大を防ぐために、
いま、何が求められているのか!? 
「公衆免疫」を取り扱う、初めての書籍!

――医学・ウイルス×社会工学による、
社会全体の免疫の「強靭化」が日本を救う!

京都大学レジリエンス実践ユニットの藤井聡教授と宮沢孝幸准教授を中心に、本庶佑名誉教授、
高野裕久教授らが自民党・国土強靭化推進本部に徹底レクチャー。それを受けた二階俊博・自民党
幹事長が、菅政権のこれから成すべき新型コロナ感染症対策の大方針を描出する!

目次

はじめに
第1章 公衆免疫強靭化論とは何か? 京都大学大学院工学研究科教授 藤井聡
公衆免疫とは?
3つのレベルがある公衆免疫力の強靭化論
「社会免疫」力の高い社会とは如何なる社会か?
「学習のモラル」は社会免疫の確保のために必須である
国土構造による感染拡大
免疫力はアレルギー反応による被害も含めた総合的なWith-Without評価ですべき
感染症に関する公衆免疫力の計算化と強靭化の数値目標
日本における「生得免疫力」の特徴
強靭化の方法1 医療の供給力の強化
強靭化の方法2 検査体制の強化
「新しい生活様式」の問題点
本当に守るべき「半自粛」戦略
劇薬ではなく漢方薬の自粛
「半自粛」が広がれば「集団免疫」が圧倒的に獲得しやすくなる
公衆免疫強靭化の4つの柱

第2章 ウイルスとは何か?COVID-19を正しく恐れよ 京都大学ウイルス再生医科学研究所准教授 宮沢孝幸
新興ウイルス感染症対応には獣医の知見を
毎年現れる新興ウイルス感染症
必要なのは予測ウイルス学
予測ウイルス学は可能か?
サルレトロウイルスの例
非病原性のウイルス
良いほうに働くウイルス
獣医の役目が重要である理由
文科省・厚労省の感染症施策の問題点
古典的ウイルス学の軽視が生む大問題
日本から消えたコロナウイルスの研究者
できないことを主張した政府
100分の1作戦とは?
正しい恐れ方

第3章 免疫システムとその強靭化 京都大学大学院地球環境学堂教授 高野裕久
個体(個人)の免疫システムとは?
免疫を担当する細胞たち
自然免疫系の細胞 マクロファージ
サイトカインとは?
獲得免疫系の細胞
アレルギーについて
新型コロナウイルス感染症と免疫
ウイルスの体内侵入を防ぐには
治療薬とワクチンについて
人と社会を守るために
予防的投薬について
免疫システムの強靭化

第4章【特別寄稿】コロナとの共存、今後における課題~ノーベル医学生理学賞学者からの提言
京都大学高等研究院副研究員長・特別教授 本庶佑
共存のための当面の課題
コロナと戦うための武器
社会改革への長期的課題
国家防衛のための明日への投資
医療制度の改革について

第5章【特別対談】公衆免疫強靭化論のために何が必要か?
自由民主党幹事長 衆議院議員 二階俊博
甲南女子大学看護リハビリテーション学部教授 中村安秀
地方に見いだす日本の強み
公衆衛生システムのありがたみ
「感染症対策」は「数字」が基本
縦割りデータの世界
予防の発送がない国民皆保険の制度
予防とは何か?
「Afterコロナ」「Withコロナ」の世界
見る前に跳べ、少数派たれ

第6章 公衆衛生の「強靭化」制作~新型コロナ共存時代の経済社会像を見据えて 自由民主党幹事長 衆議院議員 二階俊博
基本的な問題意識
今回露呈された課題
とるべき戦略
強い日本の医療と公衆衛生体制に向けて
新型コロナ共存時代の経済社会像

刊行に寄せて

著者プロフィール

藤井 聡、宮沢 孝幸  (フジイ サトシ ミヤザワ タカユキ)  (著/文

藤井聡(ふじい・さとし)
1968年生まれ。京都大学大学院工学研究科教授。京都大学卒業。同大学助教授、東京工業大学教授などを経て、京都大学大学院教授。京都大学レジリエンス実践ユニット長、2012年~18年まで安倍内閣・内閣官房参与を務める。専門は公共制作論。文部科学大臣表彰など受賞多数。

宮沢孝幸(みやざわ・たかゆき)
1964年生まれ。京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授。京都府立医科大学卒業。博士(獣医学)。一貫して、「環境汚染物質等の環境ストレスが生体・健康に及ぼす影響と分子機構を明らかにし、得られた知見を健康環境・疾患の予防・軽減・治療に応用する」ことを目的とした研究に従事。

上記内容は本書刊行時のものです。