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笑う! うちなー人物記
- 初版年月日
- 2010年4月
- 書店発売日
- 2010年4月1日
- 登録日
- 2010年5月6日
- 最終更新日
- 2016年3月16日
紹介
沖縄には立派な歴史や文化があり、それぞれの分野で活躍した、すぐれた先達たちがいる。そんな彼らにスポットを当てれば、出るわ出るわ、珍言名言、ユニークな人物像の数々。思わずニヤッとする209のエピソードから、歴史の本には滅多に登場しない「もう一つの沖縄」が見えてくる!
目次
はじめに
第一章 琉球王朝時代・近代
第二章 社会運動(軍人、移民)
第三章 産業・経済
第四章 医学・ジャーナリスト・教育
第五章 政治・行政
第六章 沖縄研究・文学
第七章 芸能・美術・工芸
〔人名索引〕
【あ行】芥川龍之介 /安次嶺金正/安達謙蔵/安谷屋正量/安谷屋正義 /安室親雲上 /新垣栄三郎/新垣栄徳/新垣美登子/新垣弓太郎 /アンガー/飯島漫史/伊江朝助/池島信平/池畑嶺里/池宮喜輝 /池宮城積宝/池宮城秀意/生駒弘/石川正通/泉守紀/伊藤整/稲福親雲上/井野次郎/伊波南哲/伊波普成/伊波普猷/伊礼肇/岩崎卓爾 /上江州文子/大宜見朝計/大隈重信/大倉喜八郎/大城幸之一/大城吉永/大城立裕/大城朝亮/太田朝敷/大田実/太田良博/大浜英子 /大浜信泉/大味久五郎/大嶺政寛/岡本太郎/小那覇舞天(全孝) /親泊政博
【か行】海音寺潮五郎/金子光晴/我如古楽一郎/川平朝申/亀川(親方)盛武/河合茂/河井寛次郎/神田精輝/漢那憲和/菊池寛/岸本賀昌/喜舎場永珣/宜保成晴/草野心平/具志堅宗精/久米正雄 /キャラウェイ /金城紀光/金城清松/金城夏子 /金城芳子/金城和信 /金武良仁/国吉真哲 /国場幸太郎 /小波蔵政光/小嶺幸慶/胡屋朝賞/コンディショングリーン(ロックバンド)
【さ行】西園寺公望/斎藤秀三郎/坂口総一郎 /崎浜秀主 /佐藤春夫/里見弴/志喜屋孝信/司馬遼太郎/島倉龍治/島袋源一郎/島袋光裕/下里恵良/下村海南/謝花雲石/謝花昇/尚敬/尚助^/尚順/尚泰 /尚琳/城間栄喜/瑞慶村智啓/鈴木訓治/須藤利一/園原咲也
【た行】平良幸市 /平良新助/平良正/平良辰雄/平良通子/平良良松/高橋是清 /高嶺朝光 /高良倉吉/田中正造/玉川王子/玉城亀寿/玉城盛重/玉那覇正吉/多和田真淳/筑紫哲也 /知念次信/知念朝功/知念芳子/津波古親方/照屋寛範/照屋敏子/照屋林助/当間重剛/当間重慎/当山久三/渡嘉敷唯功/徳田安周/徳田球一/徳元八一 /渡名喜守定/外村吉之助/豊見城王子/富原守保/富原牧師/豊平良顕
【な行】仲井間宗一/仲宗根政善/仲原善忠/永島可昌/永田美津子/長浜清栄/仲吉良光/名渡山愛順/奈良原繁/西銘順治/野村安趙
【は行】芳賀矢一/橋本進吉/花井卓蔵/濱田庄司/原田貞吉/東恩納寛惇/比嘉栄子/比嘉亀舜/比嘉秀平/比嘉春潮/比嘉良篤/比屋根安定/深沢栄一郎/福士幸次郎/淵上房太郎/船越義彰/船越義珍/古堅実吉/ヘイズ大佐/平敷屋朝敏/ベッテルハイム
【ま行】真栄城玄明/真栄城守行/真栄城朝亮/真栄田義見/真栄田忍冬/真栄田正雄/真喜志康忠/牧野博嗣/牧港篤三/真境名安興/真境名由康/又吉康和/宮城仁四郎/宮城鉄夫/宮城与徳/宮里栄輝/宮里定三/宮里初子/宮良当壮/宮良高夫/棟方志功/紫(ロックバンド)/銘苅正太郎
【や行】柳田國男/柳宗悦/山崎今朝弥 /山里永吉/山城正忠/山城善光/山田真山/山田洋次/山田有幹/山之口貘/山の城一/山元恵一/八幡一郎/屋比久孟清/屋部憲通(軍曹)/屋良朝苗/与謝野晶子/与謝野鉄幹/吉田嗣延/義村朝明
【ら行】ランパート
【わ行】湧上聾人
前書きなど
歴史は人がつくる。だからおもしろいドラマが生まれる。
わが沖縄にも立派な歴史や文化がある。そして、それぞれの分野で活躍した、すぐれた先達たちがいる。
本書は一九九一年、『でーじな人たち』(しいさあ倶楽部著、ボーダーインク)として発行されたものを、項目を入れ替え、改題してあらたに出版するものである。ユニークな先達たちにスポットをあて、歴史の本に滅多なことでは登場することのない挿話を集めたらどうなるか、という発想でまとめたものであるが、すると、あるわあるわ、実にさまざまな裏話というか、エピソードが渦を巻いていた。この人がこんなことをと、意外な一面を見ると同時に、なるほどと勝手に納得することが幾度もあった。しかも登場人物の誰もが、いかにもウチナー的であり、各々が各々のウチナーをひきずっている。多くの資料の山をかき分けて、私たちは「もう一つの沖縄」をかいま見る思いをした。
本書を成すにあたって多くの著作を参考にさせていただいた。著者たちに感謝申し上げます。
版元から一言
この本に収められているのは、歴史の本から見えるような「かしこまった」姿ではありません。歴史の本に載っている人々も、本当は人間らしいエピソードを振りまきながら、その時代時代を駆け抜けてきたのでしょう。そういう話を読むうちに、琉球・沖縄近世史に登場する人々が、ぐっと身近になると思います。つまりは、「笑えるエピソードから入る琉球・沖縄近世史の本と言えるかもしれません。
上記内容は本書刊行時のものです。