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安全・衛生委員のための安全衛生読本 末松 清志(著/文) - 労働新聞社
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安全・衛生委員のための安全衛生読本 (アンゼンエイセイイインノタメノアンゼンエイセイドクホン)

新書
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発行:労働新聞社
新書判
264ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-89761-673-5   COPY
ISBN 13
9784897616735   COPY
ISBN 10h
4-89761-673-5   COPY
ISBN 10
4897616735   COPY
出版者記号
89761   COPY
Cコード
C0236  
0:一般 2:新書 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年10月5日
最終更新日
2017年10月6日
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紹介

労働新聞社の定期刊行誌『安全スタッフ』にて連載しているコラム「想いはせれば」でおなじみの著者が、これまでのさまざまな労働災害の事例を繰り返すまいとして、多くの安全衛生の専門家や担当者、事業場、労働者が考え、行動し、改善してきたことの要点を解説。
朝礼や安全訓話のネタとしても活用できます。

目次

はじめに

第1章 労働安全衛生の意義
1 安全衛生の目的 求められる安全衛生の責任と義務
2 最近の傾向と問題点 危険性に対する対応力の低下
3 労働災害と事故 「ヒヤリ・ハット」は事故です。
4 危険性の予知と想定 KYKやリスクアセスメントを活性化
5 事故・災害の教訓 水平展開で再発防止を
6 「安全文化」の構築 良い安全・衛生習慣の定着を
7 安全衛生対策経費 かけた費用の2.7倍の効果が

第2章 安全衛生管理・活動のあゆみ
1 我が国の安全衛生のあゆみ1 劣悪な環境条件で戦時体制へ
2 我が国の安全衛生のあゆみ2 今日、災害の減少に陰りが
3 世界の安全衛生の状況 業務上の傷病死は毎日6000人以上
4 「安全第一」の由来 世界に広まった安全第一の理念
5 「安全週間」の由来 世界でも例がない国民運動

第3章 安全衛生のきまり
1 労働安全衛生法 安全衛生管理・活動の道しるべ
2 事業者の義務と責任 管理・監督者、主任者等も「事業者」に
3 労働者の義務と責任 労働安全衛生法等で規定、罰則も
4 安全衛生委員会の使命と役割 委員会には重要な使命と役割が
5 労働安全衛生マネジメントシステム 安全衛生管理のPDCAサイクルを
6 安全衛生管理体制 非定常状態も想定した体制づくりを
7 安全衛生管理規程・基準 必ず遵守し、不都合は見直し改正を
8 業務上過失罪 仕事のプロは安全の責任も重い
9 下請け業務の安全衛生管理 発注者、元請け側にも責任と義務が
10 リスクアセスメント 設備や機械の「本質安全化」を図る
11 セーフティ・アセスメント 工場等の計画、設計段階で安全衛生を

第4章 設備・環境の安全化
1 機械・設備の安全化 フール・プルーフ、フェール・セーフ
2 墜落・転落の防止 全産業で死亡災害のトップに
3 飛来・落下災害の防止 高所の床の整理・整頓・清掃を
4 転倒災害の防止 最も多い労働災害、どこの職場でも
5 爆発・火災の防止 思わぬ場所の、思わぬ原因での事故
6 可燃性ガス・蒸気 ガス等の存在・動向を的確に把握
7 感電災害の防止 夏期は人の皮膚抵抗が50分の1に
8 設備等の腐食・サビ 普段は見えない箇所で進行
9 密閉箇所・場所 上部が開いていても安心は禁物
10 クレーン災害の防止 運転、玉掛けは必ず資格者が
11 構内運搬機械等 フォークリフト、ベルトコンベヤー等
12 交通労働災害の防止 全産業の死亡災害の22%を占める
13 職場の火災予防 放火対策、消防設備等の点検・整備を

第5章 不注意、不安全な行動
1 不安全行動の原因 勘違い・悪習慣・疲労・経験不足
2 不注意、ミスの背景 誰もミスを犯そうとは思わないが
3 視覚の錯覚 誰にでもある見間違い、読み違い
4 聴覚の錯誤 多い聴覚異常、復唱や指差し呼称で確認
5 共同作業での行動 不安全な行動は直ちに忠告・是正
6 連絡・指示の徹底 「徹底しない」を想定して再確認を
7 指差し呼称 誤操作、誤判断防止の有効な手段
8 作業服装 職場の規律や安全衛生のシンボル
9 保護具の意義 ケガや疾病防止の最後の砦
10 保護具使用の実際 欠かせない日常の保守・管理

第6章 適正配置と安全衛生教育
1 安全衛生教育 職業生活全般を通じた各段階での教育
2 免許・資格等 資格者は常に知識や技能を高める努力を
3 新規作業者の教育 ホウレンソウ(報告・連絡・相談)を徹底
4 ベテランの長所・短所 要注意、自信過剰と責任感
5 高齢者の長所・短所 心身の加齢現象による災害が増大
6 非正規労働者の指導・教育 安全衛生教育は配置先事業場の責務

第7章 作業方法の見直しと改善
1 作業方法の改善 ダラリはないか、潜在危険はないか
2 作業マニュアル・手順書 随時、定期に見直し関係者に徹底
3 不安全行動の是正 なぜ不安全な行動を行ったかを究明
4 非定常作業の安全 段取りをガッチリ、危険を予知し対策を
5 先端技術の周辺 要注意、修理・掃除・包装・運搬
6 人力取抜い・運搬 作業手順を定め、基本動作を守る
7 工具・用具の取扱い 作業に適したものを点検・整備して

第8章 異常状態と事故・災害
1 職場の異常状態 設備や環境、人の些細な異常も見逃さない
2 職場の乱雑な状態 職場の「割れた窓」を放置していると
3 作業を終了していくとき 「運動する物体は減速側で不安定」
4 作業を立ち上げるとき 休み明けは人も設備も調子が出ない
5 異常・緊急時の対応 対応能力の低下が指摘されている
6 事故・災害時の処置 異常時を想定してマニュアルを作成
7 労働災害の調査 事実関係を正確に、客観的
8 救急処置と用器具 誰もが正しく、処置できるように

第9章 安全衛生点検と4S
1 点検の意義 点検の手抜きや省略が事故に
2 点検の種類と内容 「始業前点検」は適正に必ず実施
3 点検の着眼点 なぜ不安全な状態になっているか
4 4Sの意義 整理整頓は安全の母、能率の父
5 4Sの進め方 方法と分担を決めて実施

第10章 有害作業とその改善
1 有害作業とは 健康に害を及ぼす物や環境、作業方法など
2 化学物質の危険性 職場の化学物質のリスクアセスメントを
3 「作業環境管理」 まず適正な作業環境測定で状態を把握
4 有害作業の「作業管理」 保護具の適正使用など作業方法の改善
5 有害作業者の「健康管理」 健康診断等で障害を早期発見・早期治療
6 照明・採光 適正な照明は作業効率アップ、事故防止
7 温熱環境と熱中症 高温環境に弱い労働者が増加
8 有害粉じん障害 昔から「不治の病」と恐れられてきたが
9 有機溶剤中毒 有害・危険性を調べて正しく使用・管理を
10 一酸化炭素中毒 無色無臭…感知されずに被災
11 酸素欠乏作業 酸欠環境での災害は致死率が
12 騒音障害 職場の健康診断で12%の人に「異常所見」
13 振動障害 振動の強さとばく露時間を考慮(国際基準)
14 腰痛危険作業 「腰痛災害予防の10カ条」の実施を

第11章 日常の安全衛生管理と活動
1 TBM(ツールボックス・ミーティング) 元気に参加、決められたことは守る
2 不慮の事故防止 職場の安全意識を24時間の安全行動に
3 ヒヤリ・ハット運動 事故・災害の芽を摘み取る貴重な手段
4 事務部門の安全衛生管理 現場より多い災害・疾病の発生例
5 安全衛生態度 率先して安全作業、同僚にもケガをさせない
6 飲酒と事故・災害 米国の労働災害の5割以上は飲酒が関与!
7 事故と病気 定期健康診断で54%に「所見あり」(平成28年)
8 疲労と事故 疲労・過労は事故や災害に直結
9 心身の健康保持・増進 期待されている安全衛生委員会
10 職場の健康診断の意義 受診は労働者の権利であり義務です
11 メンタルヘルス 職場の精神疾患者の発生は他にも波及
12 ストレスチェック 安全衛生委員会の役割が重要に
13 過重労働による問題 職場全体で改善に向けて知恵を
14 受動喫煙と喫煙対策 事業場の実情に応じて効果的な対策を

第12章 月別 安全・衛生・防災歳時記
1月の気象と安全・衛生・防災
2月の気象と安全・衛生・防災
3月の気象と安全・衛生・防災
4月の気象と安全・衛生・防災
5月の気象と安全・衛生・防災
6月の気象と安全・衛生・防災
7月の気象と安全・衛生・防災
8月の気象と安全・衛生・防災
9月の気象と安全・衛生・防災
10月の気象と安全・衛生・防災
11月の気象と安全・衛生・防災
12月の気象と安全・衛生・防災

著者プロフィール

末松 清志  (スエマツ キヨシ)  (著/文

1936年生まれ。福岡県直方市出身。法政大学社会学部卒。社会保険労務士(資格)。旭電化工業㈱(現 (株)ADEKA)の環境・安全・衛生担当を経て㈱東京環境測定センターへ出向。1995年9月定年退職。現在、セフテイレビュー代表として『月刊安全衛生シート』の著作・編集・発行を行う。
中央労働災害防止協会東京安全教育センター講師。一般財団法人日本経営教育センター安全衛生講師。

上記内容は本書刊行時のものです。