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日本型アニマルウェルフェアの展開を目指して
- 初版年月日
- 2019年9月
- 書店発売日
- 2019年9月15日
- 登録日
- 2019年8月19日
- 最終更新日
- 2019年11月1日
紹介
◎家畜の工場的生産システムからの脱却を!
家畜が健康で幸福な状態を重視するアニマルウェルフェアに配慮する畜産,そしてその生産物を市場で普及させるフードチェーンの確立に挑む様々な取り組み。アニマルウェルフェア先進国の事例に倣い、日本での実践事例を紹介し、考察する。このほかに投稿論文5点、短報1点、書評2点を掲載。
目次
巻頭言 転換期にある現代社会(矢口 芳生)
シンポジウム座長解題
日本型アニマルウェルフェアの展開を目指して-消費者と生産者が共生するフードビジネスの展望 ( 植木 美希)
シンポジウム報告論文
アニマルウェルフェア畜産の二つの道-多国籍食品企業フードチェーンと個人生活者ライフスタイル チェーンの開発- (松木 洋一)
大地を守る会の歩みと畜産物取り扱い基準 (藤田 和芳)
国内におけるアニマルウェルフェア認証制度 (瀬尾 哲也)
コメント(大木 茂)
投稿論文
後期高齢者医療費が少ないグループの検出とその意義-埼玉県本庄市の自営農業者グループを対象とした実証-(堀口 賢治・弦間 正彦・軍司 聖詞)
共生社会と民主主義についての試論-共生社会に資する政治的ダイナミズムの提示(杉谷和哉)
農家の庭木果樹の利用にみる生存・生活的な価値に関する一考察― ヴァナキュラー,コンヴィヴィアリティーの視点から ― ( 大和田 興)
生産者と消費者の連携活動の現状と課題-福島県のCSA的活動の事例から-(小林 賢治)
持続的フードシステムの構築に向けた多様な当事者の関与の促進-「職に関わることの市民性」の概念分析と使用傾向について-(太田 和彦・立川 雅司)
短報
ネパールにおける少数民族母語教育の課題-ネワール族学校を事例として-(八谷 史江・中川 光弘)
書 評
安井大輔 編『フードスタディーズ・ガイドブック』 (古沢広祐)
五十嵐泰正 著『原発事故と「食」』(吉田央)
文献紹介
寺西俊一・石田信隆・山下英俊 編著『農家が消える-自然資源経済論からの提言』(桑原考史)
上記内容は本書刊行時のものです。