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生き残る
関東軍、最後の新兵さん
発行:東銀座出版社
四六判
150ページ
定価
1,400円+税
- 書店発売日
- 2016年12月21日
- 登録日
- 2015年12月25日
- 最終更新日
- 2015年12月25日
紹介
戦前の教育により、軍国少年だった著者の私小説。
天皇を崇拝することに疑いはなく、敵と刺し違えることもいとわなかった著者。
しかし、戦争により、最愛の女性と引き裂かれ、敗戦を迎える。その直後、ソ連軍の捕虜となり、極寒の北満州で骨と皮だけになり、強制労働を続けることなった。
囚われの身になった日本兵たちは、ほんの些細なことで命をおとしていく。さらに、食べるものもなければ、暖をとることもできない状況に、明日の命の保証はなかった。
何のために戦争が始まったのか、なぜ負けてしまったのか。どうして神風は吹かなかったのか。
戦争さえなければ、仲間は死なずにすんだのに……。
第二次世界大戦の意味を、自らの体験を交え、戦争を知らない世代へありまま、事実を綴った一冊。
上記内容は本書刊行時のものです。