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出版者情報
父のトランク : ノーベル文学賞受賞講演
発行:藤原書店
縦190mm
188ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年5月
- 登録日
- 2018年6月6日
- 最終更新日
- 2018年6月6日
紹介
パムク自身が語るパムク文学のエッセンス。父と息子の関係から「書くとは何か」を思索する表題作のほか、作品と作者との邂逅の妙味を語る講演「内包された作者」、体験も踏まえて"政治と文学"を語る「カルスで、そしてフランクフルトで」、および作家・佐藤亜紀との来日特別対談とノーベル賞授賞式直前インタビューを収録。
目次
1 父のトランク-ノーベル文学賞受賞講演(父が残したトランク
作家であること
文学への衝動
中心ではないという感覚自分は本物だろうか
人間は似ているという信念
世界を作り出す幸せ
なぜ書くのか
処女作の最初の読者)
2 内包された作者(毎日一服の文学を
書くことの困難と希望
差作家がつくる
作家がつくるもうひとつの世界
子どもの遊びとしての小説
内包された作者)
3 カルスで、そしてフランクフルトで(『雪』の舞台を歩いて
文学における「他者」
小説家と政治
「東」と「西」をめぐって
小説が露呈させるもの
ヨーロッパの礎石としての小説
トルコとヨーロッパという問題
世界の全てをとりこめる器)
附(書くことが、わたしを救う-ノーベル賞授賞式直前インタビュー
「東」と「西」を超えて-来日特別対談)
上記内容は本書刊行時のものです。