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最果ての向日葵 松王 かをり(著) - 中西出版
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最果ての向日葵 (サイハテノヒマワリ) 俳人 藤谷和子に聞く (ハイジン フジヤカズコニキク)

文芸
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発行:中西出版
四六判
縦188mm 横130mm 厚さ16mm
重さ 278g
228ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-89115-399-1   COPY
ISBN 13
9784891153991   COPY
ISBN 10h
4-89115-399-7   COPY
ISBN 10
4891153997   COPY
出版者記号
89115   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年7月20日
書店発売日
登録日
2021年7月8日
最終更新日
2021年7月29日
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紹介

「俳句は、人生の履歴書みたいだね」
藤谷和子、昭和2年樺太生まれ。
引き揚げ後に俳句と出会い、以後60年、北海道俳壇の最前線で俳句を作り続ける。

大輪の向日葵のような魅力的な笑顔に惹かれた著者の手による、
俳句を辿りながらのインタビューを対話形式で収録。

9回に及ぶインタビューを重ねる内に浮き彫りになったのは、
俳句に寄せる思いや実作の方法と同時に、
戦中戦後を生き抜いてきた一人の女性の人生でもあった。

その人生の道連れであり、旅の杖ともなった世界最小のポエジー「俳句」。
これは現代俳句のユニークな入門書であり、俳人には示唆を含む書であり、
俳句とともに生きた女性のものがたりである。

目次

はじめに

南樺太地図
北海道地図

第一章 引き揚げから俳句初学の時代
Ⅰ 樺太時代から俳句に出会うまで
Ⅱ 俳句と出会って

第二章 『瞬(またたき)』の時代
(1)【冬の家族】(昭和38年以前 34~36歳)
(2)【音楽】(昭和39~49年 37~47歳)
(3)【ひらがな】(昭和50~53年 48~51歳)
(4)【向日葵】(昭和54~56年 52~54歳)
(5)【読む】(昭和57~58年 55~56歳)
(6)【ひとり】(昭和59~60年 57~58歳)

第三章 『生年月日』の時代
(1)【勉強】(昭和61~63年 59~61歳)
(2)【講評】(平成元~3年 62~64歳)
(3)【名前】(平成4~5年 65~66歳)
(4)【宿題】(平成6~7年 67~68歳)
(5)【留守】(平成8年 69歳)

第四章 『アンソロジー』から「草木舎」へ
Ⅰ 『アンソロジー』の時代(平成9~15年 70~76歳)
Ⅱ 「艀(はしけ)」最晩年時代(平成16~21年 77~82歳)

第五章 「草木舎(そうもくしゃ)」を起ち上げて(平成22年~ 83歳~)

終わりに

藤谷和子 略年譜

前書きなど

(「終わりに」より)
 実は、三月の中旬に出版社に原稿を送り、二回目の校正をしていた五月九日の夜、亀松澄江さんからの電話で、和子さんの訃報を受け取った。骨折でご入院であったが、ゲラをお送りしたら、病室から電話があって「ほんとに楽しみ。この本を見ないと死ねないわ」と声をお聞きしたところだったから、不意打ちのような訃報であった。心不全とのことだった。もちろん、ご年齢を考えると、そういうことも覚悟をしておかなければならないと頭ではわかっていたけれど、この本の出版を待たずに逝かれたことは、残念でしかたがない。
 今、願うことは、一人でも多くの方に、この本を通して、生き生きと俳句を語る和子さんに出会っていただきたいということである。
 和子さん、本当にありがとうございました。

   リラの雨降る五月の夜に

                       松王かをり

著者プロフィール

松王 かをり  (マツオウ カヲリ)  (

奈良出身。札幌在住。
「鶏頭」論で第37回現代俳句評論賞、「耳の曲線」で第18回中北海道現代俳句賞受賞。
「銀化」(中原道夫主宰)同人、「雪華」(橋本喜夫主宰)会員。
予備校古文科講師。

上記内容は本書刊行時のものです。