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おとなの養生訓 當瀬 規嗣(著) - 中西出版
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おとなの養生訓 (オトナノヨウジョウクン)

スポーツ・健康
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発行:中西出版
四六判
縦189mm 横130mm 厚さ12mm
重さ 196g
159ページ
並製
定価 1,200円+税
ISBN
978-4-89115-384-7   COPY
ISBN 13
9784891153847   COPY
ISBN 10h
4-89115-384-9   COPY
ISBN 10
4891153849   COPY
出版者記号
89115   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年10月30日
書店発売日
登録日
2020年10月17日
最終更新日
2020年10月28日
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紹介

「長生きできるかな?」「生活習慣病困っちゃう…」
健康維持は、万人の関心の的!
人体の働き、しくみを解明する生理学から、わかりやすく“日々の健康維持方法”をご紹介!

HBC北海道放送『今日ドキッ!』にも出演している札幌医科大学の當瀬教授が、健康維持の方法や考え方を、生理学に基づく体のしくみに則して紹介。
「お酒」や「食」の話題を通した軽妙な語り口のなかに、生活習慣の偏りを積み重ねてしまわないためのちょっとした心がけなど、参考になる「知恵」が詰まっています。

※本書は北海道建設新聞の紙面上で、2012年7月から連載されている「おとなの養生訓」をまとめたものです。69話を抜粋し、加筆・修正の上、再編集しました。

目次

はじめに

第1章 知れば知るほど楽しくなる「お酒」
お酒の「Jカーブ効果」 / 「ビール腹」の犯人は?
お酒飲むなら「ビタミン」必須 / 「バーボン」の由来はあの王家
お酒と「脱水」は表裏一体 / 「寝酒」で起こる脳へのダメージ
お酒の「糖分」はどのくらい? / 「ウイスキー」の利点
江戸のカクテル「柳陰」 / 「休肝日」でも肝臓は休めない
「お酌」文化の行く末 / 「下戸」は鍛えても強くならない
「ジン」の良さは個性の少なさ / 飲酒は「アルコール消毒」になる?
〈こぼれ話〉さらりと語れるようになりたい 日本酒の燗と冷や

第2章 「食」べ方ひとつで変わること
「ジンギスカン」がヘルシーな理由 / 「胃もたれ」は胃の悲鳴
「カルシウム」が足りない! / 「オリーブ」を丸ごとかじろう
「締めの……」はメタボ一直線 / 「糖質」を減らすコツ
「豆」の底力 / 「おもち」の粘り気を侮るなかれ
「卵」の復権 / 「コーヒー」の功罪
体内の「塩分」量で味覚は変わる / 「砂肝」の正体
「フレーバー」なくして本当のおいしさなし / おいしさの決め手は「酸味」!?
いなせな「エビのしっぽ」
〈こぼれ話〉人類の発明が負わせた十字架 調味料の功罪

第3章 ちょっとした心がけで「健康」はキープできる
「高血圧」は放置NG! / 本当はこわい男性の「更年期障害」
1日1リットルの「水分補給」を / 「カロリー」の誤解
その体調不良、「春バテ」かも? / 「眼精疲労」が仕事効率を下げる!
「サウナと二日酔い」の危険な組み合わせ / 「スポーツケア」は時間をおかないで!
おかしいと思う前の「熱中症予防」 / 「内臓脂肪」がメタボをつくる
人体も「おこげ」化する! / 「老眼」は病気じゃない
「お年寄り」こそお肉を食べよう!
〈こぼれ話〉不足・減少を避けるには…… 男性ホルモン対策

第4章 今日から意識する「生活習慣」
湯船で「疲れがとれる」しくみ / 「寝だめ」はできずに睡眠負債へ
「昼下がりの眠気」は宿命 / 「ウォーキング」が足りない
夜ごとの「中途覚醒」は要注意 / 「座り過ぎ」の悪影響
あなたの「就眠儀式」は? / 「朝の光」で体内時計の調整を
「サウナ」の誤解 / 「食事と入浴」の理想の流れ
現役世代から「運動習慣」を身に付けて / 「朝風呂」の功罪
〈こぼれ話〉脱肥満!ベストな身体状態を目指すために 「理想」の食事メソッド

第5章 人生を豊かにするための「知恵」
「リンゴは医者を遠ざける」のか? / 「飛沫」こそ感染源そのもの!
なぜ酔うと「記憶」がなくなるのか / 「加齢臭」は減らせる!
11月は「気分が下がる」? / 「時差ぼけ」のしくみ
「汗臭さ」は改善できる! / 「記憶」のとどまり方
「感染症」と付き合いながら / 「お茶」はビジネスの句読点
「水の硬度」を楽しむ / 「熱帯夜」で眠れないワケ
「マラソン初心者」の作法 / 「秋の食欲」は気のせい……ではない!
「趣味」の効用

おわりに

前書きなど

はじめに
 「養生訓」は、貝原益軒が江戸時代に著した書物です。当時としては長命で、84歳まで生きた益軒が、いわば長生きの秘訣について、83歳のときにまとめたものでした。食欲や色欲を慎み、運動、栄養補給、休息を適度に継続することで、健康に暮らすことができると説いたものです。さらに、医者を選ぶこと(これは耳が痛い)、薬の効能と害について指摘をし、医療との適切な向き合い方も説いているものでした。こうしてみると、現代の医学からみても、至極まっとうな、健康の概念を確立した先見の明がある書物です。しかし、具体的な内容は、日々の生活を極度な禁欲生活とするもので、いざ実行しようとすると、ほぼ不可能ではないかと思われるものです。
(中略)
 私は大学医学部で、医者の卵たちに生理学という学問を教えています。生理学は人の体の働き、しくみを研究、解明する学問です。医療を行うにあたって基本となる知識、考え方を提供することが主な任務であります。そこで、この学問の内容を普段の日常生活に適用して、健康維持がはかれないかと考えてきました。そんなときに、コラムを書く機会を与えていただいて、真っ先に考えたのが、生理学を用いて、日々仕事に励むビジネスマンの健康維持に資するような、エピソード、生活の仕方、健康法などを紹介することです。そこで、決して禁欲生活でない健康維持法を表現する言葉として「おとなの養生訓」というタイトルを付けた次第です。
(中略)
 本書を手元において、お時間のあるときに軽く1回分を読んでいただいて、健康維持の参考にしてくだされば幸いです。
筆者 敬白

著者プロフィール

當瀬 規嗣  (トウセ ノリツグ)  (

札幌医科大学医学部細胞生理学講座教授。
1959年生まれ。1984年北海道大医学部卒、88年北海道大学大学院修了、医学博士。北海道大医学部助手、札幌医科大医学部助教授、米シンシナティ大客員助教授を経て、98年札幌医科大医学部教授に就任。2006~10年、同医学部長。

上記内容は本書刊行時のものです。