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林家竹丸のおもっしょい日常 林家 竹丸(著) - 浪速社
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林家竹丸のおもっしょい日常 (ハヤシヤタケマルノオモッショイニチジョウ)

文芸
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発行:浪速社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ17mm
重さ 300g
238ページ
並製
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-88854-545-7   COPY
ISBN 13
9784888545457   COPY
ISBN 10h
4-88854-545-6   COPY
ISBN 10
4888545456   COPY
出版者記号
88854   COPY
Cコード
C0076  
0:一般 0:単行本 76:諸芸・娯楽
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年4月21日
書店発売日
登録日
2022年3月18日
最終更新日
2022年4月19日
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受賞情報

2006年、なにわ芸術祭(産経新聞社主催)新人奨励賞受賞。

紹介

報道記者から落語家に大転身して四半世紀! 
“人生のバンジージャンプ”と評され、周囲を驚愕させた転職のその後はどうなったか。
答えはすべてここにある。筆者初のエッセイ、コラム集。
タイトルにある「おもっしょい」は徳島の方言、阿波弁で「おもしろい」のこと。
NHK記者として徳島、大阪で勤務した筆者は、阪神淡路大震災の直後、落語家に転身した。
入門から芸歴14年になるまでに朝日新聞徳島版、産経新聞夕刊(大阪本社版)に連載したエッセイ、コラム150編をまとめ、書籍化。連載終了後の最新情報も追加した。
転職、弟子修業、高座のウラ側、阿波踊り、プロ野球、大相撲、映画、ジャズ、義太夫、将棋、選挙、株主総会、花見、2000円札、メンズエステ……
落語家の日常生活、時事問題などを題材に、世相のあれこれを多彩なテーマで綴る。
林家竹丸のゆく先に笑いあり。これぞ「噺のるつぼ」! 
朝日新聞連載分には、猪子知子氏の表現力豊かなイラストが彩りを添えているのも見どころ。
通読すれば、落語や、落語界のしきたりにも詳しくなる。
落語ファンはもちろん、これから落語家を目指す人も面白く読める書。

目次

●林家竹丸の今日もおもっしょいんぞ
・大転身 ・自主公演 ・事始め ・お年玉 ・ケータイ ・すべる ・寄席 ・番外編(1)紋のはなし ・落語講座 ・師弟 ・落語的失敗 ・襲名 ・阿波弁 ・珍版阿波の鳴門 ・義太夫 ・投手と落語家 ・阿波踊りvs天神祭 ・ジャズの誘惑 ・2003阿波おどり ・交通安全運動 ・甲子園 ・番外編(2)イラストのはなし ・拝啓すだちくん ・初舞台 ・南京玉すだれ ・TV出演 ・映画製作 ・新人賞 ・寿限無 ・活動弁士 ・花見 ・忘れ物 ・前後不覚 ・素人浄瑠璃 ・USJ ・あいさつ ・中入り ・世界のクロサワ ・選挙演説 ・オリンピック ・彦八まつり ・国民的英雄 ・台風 ・中国雑技 ・餅つき ・爆笑歌舞伎 ・上方落語の殿堂 ・染語樓師匠逝く ・JR脱線事故 ・プロ野球2軍戦 ・夏の定番 怪談噺 ・選挙とかけて ・蝉しぐれ ・素人将棋 ・真打制度 ・奨励賞受賞 ・出雲の旅 ・大相撲観戦 ・七輪に挑む ・ワールドカップ ・これにておひらき  

●あっちゃこっちゃケーザイ噺 
・団塊世代よ、ぜひ落語入門を! ・習い事ブームは平和の証し ・阪神が勝っても負けても ・今生の別れ覚悟? 昔の伊勢参り ・街の映画館、苦戦はわかるが……  ・私の将棋がヘボなのは……  ・目と耳でわかればいいが……  ・高層マンションはいかが ・「格付け」の効用 ・ダルビッシュ投手に勝ってます!? ・2千円札に愛の手を ・政治家グッズ、なんぼで入札? ・夢はでっかく、文化勲章!? ・丁稚どんと新人くん ・誘惑に負けて……風呂屋のビール ・若者よ、新聞ぐらいとりぃな ・「男の着物」流行らしましょ ・規格争いは決着したけど!? ・大相撲観戦でオモロイ発見 ・確定申告書類のツッコミどころ ・「ちりとてちんバブル」真っ最中 ・徳島を元気にしたい ・そんなん忘れるか!? ・新入社員は場数を踏んで ・もったいない、もったいない ・人生いろいろ 披露宴いろいろ ・「もったいない」精神 ・楽天対阪神で関西経済活性化! ・おカタイ会合、私の役目は……  ・「竹丸さん」で結構です ・外科医? 内科医? ・楽しい行列 怒りの行列 ・おやじギャグはめげずに連打 ・マジメで笑える株主総会 ・いきなり「やめます」は殺生 ・若手芸人もフリーター!? ・みかん一つに1億円!? ・将棋界に「Xデー」は来る? ・天神さんにおわびします ・終電での教訓は……  ・五輪には勝てまへん ・殺虫剤メーカーの技術に感服 ・かわいそうなワープロ君 ・ディナーの前に繁昌亭 ・名刺だけは超一流 ・落語のため「麻生政権に期待」 ・デカ(刑事)の語源は? ・業界人に通のフリは不粋 ・妙な電話に気をつけて ・「時間差サービス」お願いします ・合併と新社名 ・コミュニケーションはばっちり ・べんちゃら必勝法 ・気になる「カタチ」 ・裁判員候補になったら ・忠臣蔵の立役者は吉良殿です! ・極意は「見ずに捨てろ」 ・「ぼちぼち」でいきましょう ・不況でも笑って過ごしたい ・充実の伝統芸能見物コース ・「電車で化粧」は市民権得た? ・とっても有意義な健康診断 ・「ちょこチョコ」はいかが ・芸人も負ける? 中川前財務相 ・人気者〝太郎ちゃん〟発見! ・笑いを誘う〝政治家モノ〟 ・平日昼間の利き酒会 ・冷やかし客を味方に ・「酒のすすめ方」の教育を ・嗚呼、至福のメンズエステ ・新球場でコイのチャンス? ・正念場迎えた繁昌亭 ・貸し演芸場経営はいかが? ・必要以上に警戒しないで ・芸人も人気職種の仲間入り? ・古くて新しい「蟹工船」 ・「大阪検定」、ご健闘あれ! ・夢を実現する研究がいっぱい ・東国原流 面接のススメ ・喫煙派を追い詰めないで ・効率より贈る気持ちを大切に ・「国保、払えません!」 ・復活信じ……ガマンの夏 ・公開! 私の宝くじ ・忙しくても演奏を楽しむ余裕を ・ムダにしません この1票 ・ああ、残酷選挙 ・疲れる前に「お疲れ様」? ・ペットフードに「いやされる~」 ・座右の銘

前書きなど

 この本を手にしてくださり、ありがとうございます! 大阪の落語家、林家竹丸と申します。このまましばらく、おつきあいくださいませ。

 2002年の秋。思いがけない話が舞い込みました。朝日新聞徳島総局からの打診です。「うちの地域版でエッセイ、コラムを書いてみませんか」。落語家になって7年、まだまだ駆け出しのころです。落語家になる前、私は放送局の記者として最初の5年余りを徳島で過ごしました。第二の故郷といえるほど愛着のある地で、自分の文章が月2回、連載される! 願ってもないチャンスでした。
 この本の前半は当時の連載をまとめたものです。タイトルにある「おもっしょい」は徳島の方言、阿波弁で「おもしろい」のことです。
 出版にあたって前半には二つの思いを込めました。読者が徳島県の皆さんに限られていたエッセイコラムを通して、落語という芸能や、徳島のことを広く知っていただきたいのが一つ。
 もう一つは、豊かな表現力で文章を彩ってくれた徳島在住のイラストレーター、猪子知子さんの作品をもっと多くの皆さんに楽しんでほしいこと。3年以上にわたった長期の連載も、今回の出版も、猪子さんのイラストがあってこそでした。「猪子知子イラスト作品集」としても読んでいただけるとうれしく存じます。
 
 後半は産経新聞夕刊(大阪本社版)に毎週連載したコラムで構成しました。経済の柔らかめの話題を扱う紙面の隅に載ったものです。すぐ上が社長さんのインタビュー、横が職場のトレンド情報、新商品紹介コーナーなどなど。紙面で浮いてしまわない内容にしよう、容赦なく毎週やってくる締め切りを守ろう(見事なまでに、いつもぎりぎりでした!)と苦心した跡も御覧ください。  

 前半、後半とも連載時から年月が経っているため、各稿の最後に新しい情報や、エピソードをできる限り書き足しました。
 白状しますと……この出版を最初に考えたのは10年以上も前のことです。落語の仕事が増えて余裕がなくなったせいもあって、ずっと先延ばしにするうち、連載原稿を散逸させたり紛失したりして、出版が行き詰まっていました。2020年春以降、新型コロナウイルスの感染拡大により落語界は公演が激減し、私も数ヵ月間、失業状態に。浮いた時間を利用して、連載原稿をすべて復刻、整理できたことで、ようやく出版にこぎつけられました。
 掲載した文章はすべて、難産の末に産んだわが子たちみたいなもの。私の手を離れた〝全員〟に対して「頼むから、読者の皆さんを面白がらせてくれ!」と祈る思いです。落語ファンはもちろん、これから落語家を目指す若い皆さんにも読んでいただきたいと願っています。
 新聞連載の機会を与えてくださった元朝日新聞徳島総局長の中西真治さん、後任の松野徹毅さん、元産経新聞大阪本社経済部長の廣瀬千秋さん、担当の記者の皆さん、書籍化の労をとっていただいた浪速社の杉田宗詞さんに心から御礼申し上げます。中西さんは原稿の復刻でもご尽力いただき、出版を後押ししてくださいました。

版元から一言

報道記者から落語家に大転身して四半世紀! 
“人生のバンジージャンプ”と評され、周囲を驚愕させた転職のその後はどうなったか。
神戸大学経済学部を卒業してNHK報道記者から落語家?
その魅力に迫る。
元記者だけに、全てにこだわったエッセイ。
大きい文字で読みやすい。

著者プロフィール

林家 竹丸  (ハヤシヤ タケマル)  (

1995年、阪神淡路大震災の直後にNHK記者から落語家に転身。
上方落語の四代目林家染丸に入門し、七番弟子となる。
天満天神繁昌亭(大阪市)、神戸新開地・喜楽館、ピピアめふ(兵庫県宝塚市)、お江戸日本橋亭(東京)などを拠点に寄席、落語会に多数出演。
2015年度後期NHK連続テレビ小説「あさが来た」に大阪商人・天神屋役で20回ほど出演した。
京都芸術大学文芸表現学科で非常勤講師として伝統芸能の講座を担当している。 
2006年、なにわ芸術祭(産経新聞社主催)新人奨励賞を受賞。
公益社団法人上方落語協会、吉本興業に所属。

上記内容は本書刊行時のものです。