書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
ジョン・F・ケネディはなぜ死んだのか
語り得ないものとの闘い
原書: JFK and the Unspeakable―Why He Died and Why It Matters
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年12月
- 書店発売日
- 2014年12月1日
- 登録日
- 2015年5月20日
- 最終更新日
- 2015年5月20日
紹介
全米で話題をさらったJFK暗殺の深部に迫る決定版。
本書は1990年代に公開された最新の情報をもとにして、ケネディ暗殺の真相に迫っている。調査委員会で暗殺単独犯とされた元海兵隊員オズワルドは本当に実行犯だったのか? それとも彼はCIAの巧妙な偽装工作によって仕立て上げられた身代わりだったのか? 未遂に終わったシカゴでのケネディ暗殺計画とは? オズワルドが逮捕された直後にダラスから飛行機で脱出したオズワルドそっくりの男は誰だったのか? 著者が描く暗殺のドラマは極めてスリリングである。
しかし、本書が単なるケネディ暗殺の謎解きでないことは、以下の章立てをみればわかる。
第1章 冷戦戦士の転向
第2章 ケネディ、カストロ、CIA
第3章 JFKとベトナム
第4章 暗殺の標的に
第5章 サイゴンとシカゴ
第6章 ワシントンとダラス
南太平洋、ワシントン、サイゴン、ハバナ、ダラスと舞台を移し、本書は平和を追求しようとするジョン・F・ケネディと彼の平和政策を阻もうとする権力のすさまじい闘いを描いている。兄同様に暗殺されたロバート・ケネディの次男ロバート・ケネディ・ジュニアは、自らの命を犠牲にして平和を目指したケネディ大統領を描くこの本を高く評価して、すべてのアメリカ人に読んでもらいたいと語っている。
「1963年11月22日ダラスで起こったこと」の秘密の全貌を明らかにし、さらに秘密の起源を探ることは、現代アメリカの政治・社会を深層で突き動かしているものの正体を知ることになる――。
目次
まえがき
序 章
年 表
第一章 冷戦戦士の転向
第二章 ケネディ、カストロ、CIA
第三章 JFKとベトナム
第四章 暗殺の標的に
第五章 サイゴンとシカゴ
第六章 ワシントンとダラス
あとがき
アメリカン大学での演説全文
訳者あとがき
原注
前書きなど
オリバー・ストーン(映画『JFK』監督)
「なぜケネディの死が重要なのでしょうか?
ケネディの死は私たちの歴史のなかで重要な転機をもたらしています。彼を死に至らしめた者たちは一人の人間を標的にしただけではなく、一つのビジョン、平和のビジョンを標的にしたのです。
ケネディが米国のために、そして世界のために命を絶たれたことによる影響を測ることは不可能ですが、その影響はいまも続いています。米国と地球の未来は、ダグラス氏が“語り得ないもの"と呼ぶ闇の勢力によって大きく支配されています。これらの勢力の仮面をはがし、歴史についての真実と対峙することによってこそ初めて、私たちは民主主義が約束するものを取り戻し、ケネディの平和のビジョンを自分たちのものにすることができるのです。
でも、私の言葉をそのまま受け取らないでください。この類まれな本を読んで、あなた自身の結論を出してください」
オノ・ヨーコ
「夜を徹して読んで、涙が止まりませんでした。
一睡もしませんでした。いますぐ立ち上がって、世界を変える力を与えてくれる本だと思います」
ロバート・ケネディ・ジュニア
「すべてのアメリカ人にこの本を読んでもらいたい」
版元から一言
2014年12月18日の朝刊各紙で米国とキューバが54年ぶりに国交正常化交渉を始めることが大きく報道されました。冷戦終結を目指したジョン・F・ケネディが1963年に当時のキューバ首相フィデル・カストロと直接対話を始めるために秘密交渉を開始したことはあまり知られていません。ケネディが暗殺されたのは、仏のジャーナリストがケネディの意向を受けてカストロと会談している最中でした。本書ではこの交渉の経緯と顛末が詳しく述べられています。
上記内容は本書刊行時のものです。