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理論考古学の実践
- 書店発売日
- 2017年5月31日
- 登録日
- 2017年4月11日
- 最終更新日
- 2017年5月23日
目次
Ⅰ 理論篇
1 理論のスキーマ
社会考古学 溝口孝司
石器群の形成と集団接触 沢田 敦
温帯森林の初期定住研究と理論考古学の接点 雨宮瑞生
古墳時代考古学による欧米国家形成論の検証 佐々木憲一
墓から歴史へ 河野一隆
2 分析の方法
酸性土壌より検出される骨格 富岡直人
接合空間論 五十嵐 彰
使用痕跡分析を超えて 御堂島 正
石器をめぐる技術組織 鹿又喜隆
胎土分析研究における理論的枠組み 水沢教子
遺跡形成論と遺跡化分析 小杉 康
民具から考古資料を見直す 上條信彦
弥生土器製作と製作者 中園 聡
一括資料の組成比に関する予察 小林謙一
3 地域史(誌)
島のエスノアーキオロジー 山崎真治
アイヌの民族考古学の実践と構造変動論 瀬川拓郎
千島列島進出集団における居住範囲の変異とその背景 高瀬克範
社会復元のための人骨・遺物による埋葬環境判別法 青野友哉
赫哲の居住と生業 佐藤宏之
考古資料と民俗資料の接点 佐藤雅一
史跡整備と遺跡の意味の変化 山内利秋
Ⅱ 実践篇
1 旧石器時代
ホモ・サピエンスの拡散と文化動態 門脇誠二
旧石器時代の神津島産黒曜石と現生人類の海上渡航 池谷信之
日本列島後期旧石器時代の新編年 田村 隆
石刃技術革新 須藤隆司
2 縄文時代
石刃技法を用いた北方縄文集団と8.2ka寒冷化イベント 福田正宏
考古学におけるレジリエンス理論の応用 金子直行
集落と住居にみる空間構造 阿部昭典
マテリアリティとしての敷石とその場所が創る特異な景観 山本典幸
異形注口土器をめぐるカテゴリ認識 中村耕作
北海道の周堤墓からみた縄文時代の社会 藤原秀樹
縄文時代後・晩期を事例とした遺跡分布 小林圭一
遮光器土偶の使用痕 金子昭彦
3 弥生時代以降
津波災害痕跡研究の実践 斎野裕彦
弥生・古墳時代深鍋にみる炊飯用とオカズ用の分化 小林正史
ミネルヴァ論争と蝦夷の考古学 松本建速
琉球史はどう語られてきたか 高梨 修
近世遺跡出土陶磁器の解釈視点 堀内秀樹
幕末佐賀藩の近代産業化遺跡の学際的研究 笹田朋孝
終章 理論考古学とは何か 安斎正人
上記内容は本書刊行時のものです。