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Life
彼女の生きた道
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年6月
- 書店発売日
- 2017年5月27日
- 登録日
- 2017年5月12日
- 最終更新日
- 2022年11月28日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2020-12-09 |
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紹介
仕事のためだけに生きていた日々には、決して思い出されることのなかったれんげ畑や満月を、今、目の前にありありと感じるのです。人生は美しかったのだ、と気付かせてくれる光景なのです。
私は今、こうして生きている。こうして言葉を発している。
そのことが大切であって、将来の不安というものは、頭の中にあるだけの妄想だったとわかったんです。だから、がんになる前よりも心は救われて、澄み渡っています。
自分が狭い固定観念に縛られていたと気が付けば、本来の生命力が戻ってきて、自由に生きることができます。
本当は私は自由だったんだ、という真実を知ることで、人は救われるのだと思います。
(第2部「晴ちゃんからの伝言」より)
目次
はじめに
プロローグ ― 晴ちゃんの人生に寄せて ―
第1部 Life ― 彼女の生きた道 ……岩崎 順子
第1章 晴ちゃんとの日々
第2章 晴ちゃんの死
第2部 晴ちゃんからの伝言 ……河村 晴代
第1章 私の人生
第2章 晴ちゃんへ23の質問
エピローグ
あとがき
前書きなど
本書は、私の親友であり、クライアントでもあった、晴ちゃん―河村晴代さん―と過ごした五年間の日々の記録であると同時に、病床にある彼女からの最後のメッセージを書き留めたものです。
晴ちゃんは、がんを大きな「気付き」とすることで、精神の自由を手に入れた人でした。
人は、誰でも死にます。遅かれ、早かれ、死を迎えるのです。最終的には、死というものをどう捉えて、受け入れ、納得してこの世を去ることができるかだと思います。
長生きをするよりも、毎日を精いっぱい、自分らしく、悔いなく生きる――晴ちゃんは、私たちが忘れがちな一番大事なことを自分の命を通して教えてくれた、かけがえのない、すばらしい存在でした。
五十二年間、自分を表現することが苦手だった彼女が、最後の最後に、ようやく自己表現を試みたのがこの『Life―彼女の生きた道』です。
(岩崎 順子「はじめに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。