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近世の城と城下町 滋賀県文化財保護協会(編) - 滋賀県文化財保護協会
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近世の城と城下町 (キンセイノシロトジョウカマチ) 膳所・彦根・江戸・金沢 (ゼゼ ヒコネ エド カナザワ)

歴史・地理
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四六判
220ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-88325-350-0   COPY
ISBN 13
9784883253500   COPY
ISBN 10h
4-88325-350-3   COPY
ISBN 10
4883253503   COPY
出版者記号
88325   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2008年3月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2011年7月5日
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紹介

徳川家康は要所に譜代大名を配し、城を築いた。近江においては膳所城と彦根城がそれにあたる。以後城と城下町は幾度かの改修を行なってきたが、発掘調査や資料からその変遷を探る。併せて江戸城、金沢城や町の事例も報告。

目次

第1部 シンポジウム
「城と城下町―彦根藩と膳所藩を中心に―」
  1 天下統一と彦根・膳所築城     藤井 讓治 
  2 彦根城と城下町の発掘       谷口  徹
  3 膳所城下町を掘る         中村 智孝
  4 パネルディスカッション      藤井 讓治
                     谷口  徹
                     中村 智孝
           コーディネーター  木戸 雅寿

第2部 江戸城・金沢城とその城下町
  1 発掘された江戸城と城下町     古泉  弘
  2 よみがえる金沢城と城下町     滝川 重徳

前書きなど

 発刊にあたって
 関ヶ原の合戦で天下を掌握した徳川家康は、江戸幕府を開き、重要地に譜代大名を配置して城を築き、城下町の整備を行いました。近江では、井伊氏の彦根城と戸田氏(後に本多氏)の膳所城がそれにあたります。これらの城と城下町は、幕府支配の要地として江戸時代を通じて幾度かの改修を行い維持されてきましたが、明治維新によって二つの城は対照的な結末を迎えることになります。
 彦根城においては城内の、また、膳所城下町遺跡では城下町の発掘調査が行われ、城や城下町における人々の生活の様子が少しずつ蘇りつつあります。財団法人滋賀県文化財保護協会では第22回調査成果展として、また、安土城考古博物館では開館15周年記念第34回企画展として、「城と城下町―彦根藩と膳所藩を中心に―」を開催し、滋賀県教育委員会、財団法人滋賀県文化財保護協会、彦根市教育委員会が発掘調査を行った膳所城下町遺跡、彦根城武家屋敷跡や彦根城表御殿跡から出土しました資料を中心に、城と城下町の成り立ちとその歩み、そして城下町に住む人々の暮らしについて紹介しました。また、これに併せて博物館講座として7月15日に古泉弘氏(東京都教育委員会)に「江戸城と城下町」、9月9日には滝川重徳氏(石川県金沢城調査研究所)に「金沢城と城下町」について、それぞれ最新の調査成果をまじえてご講演いただきました。平成19年8月12日には関連シンポジウム「城と城下町―彦根藩と膳所藩を中心に―」を開催し、藤井讓治氏(京都大学教授)に「天下統一と彦根・膳所築城」と題して彦根城・膳所城の築城の様子とその位置づけについて基調講演をしていただきました。谷口徹氏(彦根市教育委員会)には彦根城と城下町の歴史や調査成果についてご報告いただき、当協会調査担当者から膳所城下町遺跡の調査成果を報告いたしました。また、シンポジウムにおきましては、江戸時代においての築城のあり方から城下町での人々の暮らしぶりにいたるまで、広い視点から活発な議論が交わされました。
 今回、これらの内容を記録として残し、より多くの皆様に活用いただけたらとの願いから、シンポジウム・講座記録『近世の城と城下町―膳所・彦根・江戸・金沢―』を発刊することになりました。
 読者の方が、本書により近世近江の礎を築いた彦根・膳所両藩と、その象徴である彦根城・膳所城の歴史に触れていただき、次代へ受け継いでいかなければならない歴史的文化遺産の大切さを知っていただければ幸いです。
 最後になりましたが、シンポジウム・博物館講座の開催ならびにこの記録集の作成に際し、格別のご協力を賜りました講師の先生方をはじめ関係機関・関係各位に厚くお礼申し上げます。

   平成20年3月
   財団法人滋賀県文化財保護協会     
   理事長  小 川 啓 雄

上記内容は本書刊行時のものです。