版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
a:9:{s:12:"shoshi_title";s:31:"アイヌ語沙流方言辞典 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-88323-093-8";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:109:"アイヌ語学の最高権威ガ膨大な音声資料から編纂した待望久しいアイヌ語辞書。 ";s:6:"author";s:27:"田村 すず子(著/文)";s:10:"publishers";s:9:"草風館";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:9:"草風館";s:12:"release_date";i:833554800;}

アイヌ語沙流方言辞典

田村 すず子(著)
発行:草風館

A5判   936頁  上製
定価 18,000円+税

ISBN 978-4-88323-093-8   C3587
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 1996年6月
書店発売日 1996年6月1日

このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

アイヌ語学の最高権威ガ膨大な音声資料から編纂した待望久しいアイヌ語辞書。

目次

【特色】見出し8400語・ローマ字見出し・アルファベット順・カタカナ表記併用・語構成分解表記・見出し語に英語訳

前書きなど

アイヌ語は私達に無縁のことばでない(抄)
映像作家 片山龍峯
早稲田大学教授の田村すず子氏の編んだ『アイヌ語沙流方言辞典』について。田村すず子氏は日本で最も豊富な経験を持つアイヌ語研究者であると同時に、アイヌ語教育の草分け的存在でもある。田村氏の辞典の特色は、一つ一つの言葉が文法的な観点から精密に記述されているのと同時に、アイヌ語を体系的にわかりやすく理解できるようにという配慮も行き届いている点であろう。また、辞典の中に原資料である話者の元の言葉がきちんと残されており、資料が自ら語るという構造になっていて、実に信頼のおける辞典である。その上、テープマークの付いている言葉は、今まで田村氏が長年刊行し続けてきた音声資料テープで聞くことができるように考慮されている。見出し語9400項目、5000を超える用例、さらに品詞分類や「参考」として懇切ていねいな解説が付けられており、今これ以上望み得ないような充実した内容になっている。この辞典を最初に手にした時、その分厚さ(本文876ページ、文法解説など34ページ)と、ぎっしりとつまった中身の濃い訳や解説のすばらしさに圧倒されてしまった。
 田村氏がワテケ、サダモ姉妹から言葉を採録した40年前からアイヌ語はごくわずかな人々によって受け継がれ、しかし、粘り強く生き続けてきたことをあらためて知らされるのである。アイヌ語辞典の刊行を最も喜んでいるのは、これからアイヌ文化を受け継いでいこうとしているアイヌの人たちだろう。こうした人たちとシサム(和人)の切なる要望が田村氏を衝き動かし出版に踏み切らせたという。
 さきに三内丸山遺跡についてふれたが、サンナイというアイヌ語地名は東北だけでなく、北海道にもある。この縄文遺跡の立地条件の解明には、アイヌ語地名の解読という側面からも貢献できるのではないかと私は考えている。東北や北海道にあるアイヌ語地名に関心を寄せる人々にとっても、また、アイヌ民族や文化に関心を抱く人々にとっても、二つの辞典は互いに補い合って大いに役立つはずだ。高価なものだけに個人で購入するのをためらう方は、最寄りの図書館や研究機関に備えてもらうよう声をかけてみてはいかがだろうか。
       週刊金曜日  1996年11月22日号

著者プロフィール

田村 すず子(タムラ スズコ)

1956年、東京大学文学部卒業
現在、 早稲田大学語学教育研究所教授
主な著書
『アイヌ語方言辞典』(岩波書店)(共編)
『アイヌ語入門』(早稲田大学語学教育研究所)
『アイヌ語入門解説』(早稲田大学語学教育研究所)
『アイヌ語基碇語彙』(早稲田大学語学教育研究所)
『アイヌ語音声資料』1〜9(早稲田大学語学教育研究所)
『アイヌ語音声資料語彙』全3巻(早稲田大学語学教育研究所)
『アイヌ語音声資料選集一散文編−』(早稲田大学語学教育研究所)
『アイヌ語音声資料選集一韻文縞−』(早稲田大学語学教育研究所)
『Akketek hopuniアツケテクホプニ 帆立貝飛べ』(早稲田大学語学教育研究所

上記内容は本書刊行時のものです。