版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
顎関節の徒手理学療法 カイ・バルトロウ(著) - ガイアブックス
.
詳細画像 0
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
子どもの文化     書店(直)
直接取引:あり
返品の考え方: 刊行後長期に渡り受け付ける(フリー入帖)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

顎関節の徒手理学療法 (ガクカンセツノトシュリガクリョウホウ) 顎関節症における機能的な関連を明らかにする検査・診断・治療・症例

医学
このエントリーをはてなブックマークに追加
B5変形判
縦240mm 横168mm 厚さ20mm
320ページ
上製
定価 5,500円+税
ISBN
978-4-88282-888-4   COPY
ISBN 13
9784882828884   COPY
ISBN 10h
4-88282-888-X   COPY
ISBN 10
488282888X   COPY
出版者記号
88282   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2013年10月
書店発売日
登録日
2013年6月18日
最終更新日
2013年10月25日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

頭蓋下顎機能障害(CMD)における理学療法的な診断および治療

理学療法の現場において、顎関節症の臨床的な重要性は極めて大きなものになっている。患者が持つ障害は顎関節だけにとどまらず、頸椎症、姿勢障害、頭痛、顔面痛、または肩の障害などの、さまざまな症状に発展する。本書では、そうした頭蓋下顎機能障害(CMD)における理学療法に焦点を当て、臨床に役立つ実践情報を詳説。解剖学、生理学、顎関節のバイオメカニズムに関する基本的な知識を網羅しているほか、綿密に計画された理学療法的な検査テクニックはクリニカルリーズニングによって実際の治療に応用することができる。最新の科学的知識と新しい研究成果からの情報を豊富に含んだ一冊。

目次

発刊によせて 中山 孝
あいさつ

1 導入部
 1.1 定義/1.2 歴史/1.3 病因/1.4 分類/1.5 頻度[成人と高齢者/小児および少年]/1.6 リスク要因[素因/開始因子/慢性化因子]/1.7 診断の多様性/1.8 CMDチームの学際的治療[チームでの理学療法士の位置/理学療法士の主な役割]

2 側頭下顎関節:解剖学的構造と臨床的関連
 2.1 関節の構造/2.2 筋の構造[咀嚼筋/舌骨上筋/舌骨下筋/表情筋]/2.3 神経系の構造/2.4 関節内部の構造(関節円板、二層部)/2.5 関節周囲の構造(関節包靱帯)

3 側頭下顎関節のバイオメカニズム
 3.1 運動の方向[下制/挙上/外側偏位および内側偏位/前方突出/後退]/3.2 可動域の標準値/3.3 顆の運動(関節腔内部での下顎頭の運動)[下部関節腔/上部関節腔]/3.4 円板転位

4 症状および症状部位
 4.1 症状部位:顎関節部[コラム:歯について]/4.2 症状部位:歯部/4.3 症状部位:顎/顔面部の筋組織/4.4 症状部位:耳部/4.5 症状部位:額部/側頭部/4.6 症状部位:眼部/4.7 症状部位:腹部頸部(喉)/4.8 症状部位:頭部(頭蓋骨)/4.9 症状部位:頸部(頸椎上部)/4.10 症状部位:肩部

5 検査計画およびクリニカルリーズニング
 5.1 クリニカルリーズニング―診断的クリニカルリーズニング/5.2 自分の処置を客観的に見る―治療方法の管理/5.3 クリニカルリーズニングプロセスの概要

6 理学療法検査の構成要素
 6.1 理学療法における検査のパターン/6.2 検査パターンの詳細

7 既往歴の聴取
 7.1 仮説を立てる/7.2 仮説と身体的検査の計画立案/7.3 表記(文書化、記録)

8 身体検査
 8.1 視診[口腔外の視診/身体姿勢の視診/口腔内の視診]/8.2 自動運動検査および検査手順[自動運動の方向別の測定/自動運動の質の判定/痛みを伴う自動運動の表記/自動運動検査における開始姿勢の可変性]/8.3 神経学的検査[感受性の検査/障害された筋の検査/反射の検査/三叉神経孔の触診/下顎神経の緊張検査]/8.4 触診[口腔内の触診〈歯/顎関節包の一部/咬筋/内側翼突筋/口底筋〉/口腔外の触診]/8.5 他動運動検査[生理学的他動運動検査/他動的加圧運動(オーバープレッシャー)による他動運動検査/他動運動検査の可変性]/8.6 筋機能検査[筋機能検査の実施〈咀嚼筋の/舌骨上筋の/舌骨下筋の/頸椎屈筋の/頸椎伸筋の検査〉]/8.7 クリック音[クリック音の分析/関節雑音の機械的可変性の検査テクニック/関節円板前方転位]/8.8 CMDのスクリーニング[カテゴリー1:咬合の問題/カテゴリー2:関節の問題/カテゴリー3:筋の問題/スクリーニング検査]/8.9 スクリーニングに重要な、隣接する身体部位[上部頸椎のスクリーニングテスト/肩関節と肩甲帯のスクリーニング/胸椎のスクリーニング]

9 4つの主要症状
 9.1 開口運動の定量的障害/9.2 運動の質的障害/9.3 関節雑音/9.4 痛み

10 治療に関連する4つの主要な原因
 10.1 筋に起因するもの/10.2 関節に起因するもの/10.3 関節円板に起因するもの/10.4 神経に起因するもの

11 理学療法治療技術
 11.1 関節テクニック[生理的および副運動的な他動運動/生理的他動運動と副運動モビライゼーションテクニックの組み合わせ/副運動モビライゼーションテクニック〈腹側への/尾側への/背側への/外側・内側への滑りモビライゼーション〉/副運動モビライゼーションテクニック:上部頸椎/上部胸椎]/11.2 筋テクニック[軟部組織テクニック〈咬筋/内側翼突筋/顎舌骨筋、顎二腹筋、オトガイ舌骨筋〉/トリガーポイントテクニック〈増帽筋(下行部)/胸鎖乳突筋/肩甲挙筋/斜角筋/後頭下筋/咬筋〉/PNFテクニック/神経生理学作用原理]/11.3 神経テクニック[神経の治療テクニックの効果/機械的接触位置の治療]/11.4 ポジションの組み合わせによる治療[適用されるバイオメカニズム/頸椎の調節による治療開始姿勢の変化/胸椎の調節による治療開始姿勢の変化]/11.5 頭蓋骨テクニック/11.6 自己トレーニング[モビライゼーショントレーニング〈モビライゼーションとしての開口運動/側方運動/前方突出運動/後退運動〉/調節トレーニング/難易度の高い調節トレーニング/安定性および筋力強化トレーニング/表情筋の活性化]

12 歯科治療
 12.1 スプリントの使用[スプリント治療の第1段階/第2段階/第3段階]/12.2 選択的切削措置

13 筆者自身の統計データ
 13.1 性別分布/13.2 診断の多様性/13.3 年齢分布/13.4 主要症状および随伴症状

14 実例
 14.1 実例1:戦傷を受けた患者[既往歴の聴取/クリニカルリーズニング/この他の検査(計画)との一貫性/視診の所見/触診の所見/運動検査/身体的検査のすべての関連する所見のまとめ/最初に立てた仮説の修正/治療セッション]/14.2 実例2:急性の顎関節外傷の患者[既往歴の聴取/クリニカルリーズニング/視診の所見/触診の所見/運動検査/最初に立てた仮説の修正/治療例/治療の経過と結果]/14.3 実例3:歯根を除去した患既往歴の聴取264[クリニカルリーズニング/視診の所見/触診の所見/運動検査/最初に立てた仮説の修正/治療例/治療の経過と結果]

15 復習

付録
索引

著者プロフィール

カイ・バルトロウ  (

【職歴】
1994-1997 ツォラーンアルプ理学療法訓練所(プラッテンベルク校)において、理学療法士としての訓練を受ける
1997-1999 理学療法士として診療所勤務
1999- フリーランスの理学療法士として複数の理学療法診療所で活動
1999-2004 マイトラント・コンセプトによる手技療法訓練を受講
2000 医療トレーニング治療/医療基礎トレーニング(MTT/MAT)のための訓練を受講
2002- プラッテンベルク校にて、手技療法、所見および検査テクニック、脊椎療法の講師を務める
2004-2006 PNFコンセプトの上級訓練受講。理学療法機器および医療トレーニング治療(MTT)の分野で助手業務を担当。
2004- 顎関節治療の分野での研鑽を積み、治療の重点を「顎関節症の治療」に移す。この重点分野を確立するために歯科医および顎関節整形外科医との学際的協力体制を確立し、今日に至るまでこれを拡張し続けている。2004年以降より、各種症状を持つCMD患者の神経筋骨格治療を始める。CMDの治療が現在治療活動の70%を占める(現在の1日当たりの顎関節治療の患者数はおよそ12~15名)。
2009- 理学療法専門誌での執筆を開始
【専門校および大学での講師としての活動】
2006- 機器を使用した理学療法の認定講師および訓練担当者(有資格者養成訓練)
2006- 独自のCMD治療の講座(基礎講座、中級講座、上級講座)を担当
2008- 医療トレーニング治療/医療基礎トレーニング(MTT/MAT)の認定講師(有資格者養成訓練)

中山 孝  (ナカヤマ タカシ)  (監修

東京工科大学医療保健学部理学療法学科長教授。信州大学大学院工学系研究科生物機能工学専攻博士後期課程修了、日本工学院専門学校医療学部理学療法学科教員を経て現職。専門分野は、体幹運動解析、筋骨格系理学療法。編著書に『コアカリ準拠ビジュアルレクチャー 理学療法基礎治療学I 運動療法』(医師薬出版)、共著に『理学療法学ゴールド・マスター・テキスト1 理学療法評価学』(メジカルビュー)など。

上記内容は本書刊行時のものです。