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事例から学ぶ・市民協働の成功法則
小さな成功体験を重ねて学んだこと
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年5月24日
- 書店発売日
- 2022年5月24日
- 登録日
- 2022年3月30日
- 最終更新日
- 2022年8月4日
紹介
「仲良くやるから協働」というのは辞典の世界だ。
一緒にやる協働もあれば、一緒にやらない協働もある。
行政職員として26年間を過ごした著者が「協働」の本質を体感したのは、1995年の阪神・淡路大震災、2011年東日本大震災だった。生き生きと活動しているNPOや自治会・町内会の人たちから「公共」は役所だけではなく民間も担っていることをまざまざと見た、学んだ。
一緒に活動するから協働なのではなく、共に公共を担うから協働なのだ。「仲良くやるから協働」ではなく「公共主体のそれぞれが、存分に力を発揮すること」が協働である。しかし「協働」というと挫折体験を持つ人が多いのはなぜか。
本書は、著者の豊富な体験から小さな成功経験を一つひとつ洗い出し共通事項を類型化して協働の成功法則をまとめた。これからのまちづくりに欠かせない1冊。
目次
第1章 協働の基礎
協働の意義を国語的に理解し、「一緒に汗を流すこと」と考えると、協働の意義を半分しか活かせない。協働のそもそもに立ち返って考えよう。
1.協働の定義
2.協働の内容
3.協働によって変わること
4.協働を進めるにあたっての勘どころ
第2章 「一緒にやる協働」の成功条件
一緒にやる協働の本質は、行政のテリトリー内での協働であり、行政の行動原理に縛られることになる。ではどうすればよいのか?
1.行政のテリトリー内の事業であることを踏まえること
2.市民が活躍できる事業であること
3.お互いに、一緒にやるしかないと思えること
4.1+1を3にする
5.一緒にやるための道具・工夫・技術
第3章 withコロナ時代の協働
そこに行く、集まるのが協働の前提だった。しかしそれでは一部の人材を排除してしまう。リモートによって時と場所を共有できるようになった。
1.コロナ禍とまちづくり
2.リモート(オンライン)で協働
あとがき・協働とともに30年
上記内容は本書刊行時のものです。