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創造社会の都市と農村 佐々木 雅幸(監修) - 水曜社
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創造社会の都市と農村 SDGsへの文化政策 (エスディジーズヘノブンカセイサク)

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発行:水曜社
A5判
価格 3,000円+税
ISBN
978-4-88065-465-2   COPY
ISBN 13
9784880654652   COPY
ISBN 10h
4-88065-465-5   COPY
ISBN 10
4880654655   COPY
出版者記号
88065   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年7月2日
書店発売日
登録日
2019年5月24日
最終更新日
2019年7月17日
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紹介

2015年国連サミットでの「持続可能な開発目標(SDGs=Sustainable Development Goals)」の採択以来、世界各地の地域政策はもちろん民間ビジネスにおいても持続可能な社会の実現を推進しようとする取り組みが活発化している。
 わが国では、これまで佐々木雅幸が「創造都市」と「創造農村」を提言してきた。
 「創造都市」では包摂的で安全かつレジリエントで持続可能な都市および人間居住地を実現するべく、すでにユネスコ選定の諸都市が180に及び、具体的な都市ごとに個別の目標を設定し取り組みが取り組みが進められている。
 一方「豊かな自然生態系を保全する中で固有の文化を育み、新たな芸術・科学・技術を導入し、職人的ものづくりと農林業の結合による創造的問題解決を行えるような『創造の場』に富んだ農村」 を「創造農村」と位置づけ、わが国固有の新たな取り組みが各地で進む。
 本書は、地域課題の先にある「創造性社会」に向けたSDGsのゴールとなる経済・社会・環境問題を包括的にとらえ、ローカルとグローバルな文脈で意味づけながら、創造性とイノベーションを発揮しながら地域仮題の解決に取り組む試みを、15人の筆者がそれぞれの視座から捉え、報告し提議する。

目次

序 創造都市・創造農村の到達点と新地平
佐々木 雅幸

【第1部 創造都市】
第1章 文化資源としての廃校と創造都市形成 ―京都市の事例から(萩原 雅也)
第2章 都市とメディアとミュージアム ―大阪の美術館をめぐる考察(高市 純行)
第3章 アートプロジェクトと文化創造地域政策 ―大分県における事例を中心に(田代 洋久)
第4章 大都市における創造農村的取り組みへの展望 ―地域社会の課題解決に向けた文化芸術の取り組み(杉浦 幹男)
第5章 リノベーションによる創造地区から創造都市への発展 ―新潟市中央区を事例として(池田 千恵子)

【第2部 創造農村】
第6章 創造的な資源利用は農村を豊かにするか(敷田 麻実)
第7章 和菓子と地域農業 ―「白小豆」を巡る取引形態(森崎 美穂子)
第8章 文化を基盤としたレジリエンス ―奄美の維持可能な発展への挑戦(清水 麻帆)
第9章 フットパスによる創造的地域づくり ―共創のエリアデザイン(久保 由加里)
第10章 創造農村と維持可能な社会の実現 ―神山町と珠洲市におけるSDGsへの接近(竹谷 多賀子)

【第3部 新領域】

第11章 東アジア文化都市と創造都市のネットワーク(廣瀬 一郎)
第12章 創造農村のためのデザイナーの役割と支援ファクター ―アマゾンのソーシャルデザインの事例から(鈴木 美和子)
第13章 歴史的文化資産を活かした創造的地域の形成 ―リビングヘリテッジをクリエイティブヘリテッジへ(本田 洋一)
第14章 包摂型社会の具現化に向けて―障害福祉施設の実践に学ぶ(川井田祥子)

終章 創造社会の扉をひらく
佐々木 雅幸

*目次は2019.6.4現在(変更になる場合がございます)

著者プロフィール

佐々木 雅幸  (ササキ マサユキ)  (監修

1949年生まれ。大阪市立大学名誉教授、同志社大学客員教授、文化庁地域文化創生本部主任研究官。金沢大学(1985-2000年)、立命館大学(2000-03年)、大阪市立大学(2003-14年)、同志社大学(2014-19年)などで教授を勤める。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)。文化経済学会〈日本〉元会長。国際学術雑誌City,CultureandSociety(Elsevier)初代編集長。一般社団法人創造都市研究所・代表理事。創造都市研究の世界的リーダーで、ユネスコ創造都市ネットワークのアドバイザーも務める。著書に『創造都市の経済学』勁草書房『創造都市への挑戦』岩波書店、編著書に『沖縄21世紀への挑戦』『創造都市と社会包摂』水曜社『創造農村』学芸出版社などがある。

敷田 麻実  (シキダ アサミ)  (

北陸先端科学技術大学院大学知識マネジメント領域教授。石川県水産課勤務の後、金沢工業大学環境システム工学科教授、北海道大学観光学高等研究センター教授を経て、2016年から現職。専門はエコツーリズムと地域マネジメント。論文に「地域資源の戦略的活用における文化の役割と知識マネジメント」「観光立国に向けた展望と課題―環境問題の観点から―」、著書に『地域資源を守っていかすエコツーリズム』『観光の地域ブランディング』など。

川井田 祥子  (カワイダ サチコ)  (

鳥取大学地域学部教授。大阪市立大学大学院創造都市研究科博士(後期)課程修了・博士(創造都市)。文化経済学会〈日本〉理事、日本文化政策学会理事。大阪市立大学都市研究プラザ特任講師などを経て現職。NPO法人都市文化創造機構の理事・事務局長も務め(2007~2018年)、創造都市・創造農村をめざす自治体やNPOなどのプラットフォームとなる「創造都市ネットワーク日本(CCNJ)」設立にも携わった。著書に『障害者の芸術表現』(水曜社)『創造農村』(学芸出版社共編著)など。

萩原 雅也  (ハギハラ マサヤ)  (

大阪樟蔭女子大学学芸学部教授。1958年生まれ。大阪市立大学大学院創造都市研究科博士(後期)課程修了・博士(創造都市)。大阪府立高等学校教諭、大阪府教育委員会事務局社会教育主事、大阪樟蔭女子大学准教授を経て現職。文化経済学会〈日本〉会員、大阪府社会教育委員。論文に「創造都市に向けた『創造の場』発展プロセスの考察」「『創造の場』としてのアートNPOの可能性についての考察」、著書に『創造の場から創造のまちへ』『創造農村』など。

上記内容は本書刊行時のものです。