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出版者情報
なぜ、親は「正しさ」を 押しつけてしまうのか? (ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.128)
- 初版年月日
- 2020年10月25日
- 書店発売日
- 2020年10月25日
- 登録日
- 2020年10月15日
- 最終更新日
- 2021年1月19日
紹介
はじめに
異なる時代、異なる身体を生きている親子へ
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集人)
異世代対談
こどもの歩みに、親はどうかかわるか
―導くもの・導かれるものだった立場から
山田 真(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
×
熊谷晋一郎(小児科医)
1 親子の出会いと向きあい方
コラム①
親がしてくれたことで、「これはよかった」と思うことは?
答える人/熊谷晋一郎
2 「お母さん」はどうふるまうか
3 「大人のまなざし」でこどもを分断しないために
コラム②
「母の出番」「父の出番」があるとしたら、どんなとき?
答える人/山田 真
4 こどもの学校や進路を選ぶとき
5 親や周囲が「よかれ」と思うことをする前に
コラム③
普通学級で過ごしたなかで、いちばんの思い出は?
答える人/熊谷晋一郎
対談のあとで①
まずは「スタンスのちがい」を認めあうことから
熊谷晋一郎(小児科医)
対談のあとで②
母の望む人生を歩んだ私が、子育てで心がけたこと
山田 真(小児科医)
解説
親の「よかれ」を考え直すヒントに
内田良子(心理カウンセラー/〈ち・お〉編集協力人)
Chio通信(連載ページ)
(もくじより抜粋)
目次
もくじ
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉
たがいに考えあうために 03
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集人)
なぜ、親は「正しさ」を押しつけてしまうのか?
はじめに
異なる時代、異なる身体を生きている親子へ 17
熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集人)
異世代対談
こどもの歩みに、親はどうかかわるか 23
―導くもの・導かれるものだった立場から
山田 真(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
×
熊谷晋一郎(小児科医)
1 親子の出会いと向きあい方 25
コラム①
親がしてくれたことで、「これはよかった」と思うことは? 45
答える人/熊谷晋一郎
2 「お母さん」はどうふるまうか 47
3 「大人のまなざし」でこどもを分断しないために
コラム②
「母の出番」「父の出番」があるとしたら、どんなとき? 69
答える人/山田 真
4 こどもの学校や進路を選ぶとき 71
5 親や周囲が「よかれ」と思うことをする前に 81
コラム③
普通学級で過ごしたなかで、いちばんの思い出は? 94
答える人/熊谷晋一郎
対談のあとで①
まずは「スタンスのちがい」を認めあうことから 96
熊谷晋一郎(小児科医)
対談のあとで②
母の望む人生を歩んだ私が、子育てで心がけたこと 102
山田 真(小児科医)
解説
親の「よかれ」を考え直すヒントに 108
内田良子(心理カウンセラー/〈ち・お〉編集協力人)
Chio通信
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉(ち・お)ってなんだ? 122
山田 真(小児科医/〈ち・お〉編集協力人)
こどもとつくってあそぼう! 125
はなをさかせよう
けんさくするまえに いしかわさんに きいてみよう 連載⑬ 127
Q どうして、こころを ハートで かくんですか?
いしかわのりひこ(児童精神神経科医/〈ち・お〉編集協力人)
こどもに語る ちいさな昔話 130
豆とおきとわら・豆っこのはなし
いつものごはんに豆料理を 新連載 135
レシピ・レンズ豆のスープ
エッセイ・昔からの庶民の知恵に
高島千晶(食品雑貨店経営)
恐れず、あきらめず、楽天的 これが私の暮らしかた 連載③ 140
たかがお茶の話
天笠啓祐(ジャーナリスト)
天草みかん山入植記―子らとめざした農的生活 連載② 145
放っておいてもみずから育つ
川野美和(農業)
リレーエッセイ 家族のかたち 第13回 151
血縁も国境もこえたところに
清水眞砂子(児童文学者・翻訳家)
何がおもしろうて読むか書くか 連載⑬ 156
介助者として働いてみようという本の話
立岩真也(社会学者)
フクシマからぼくが学んだこと 連載35 161
福島原発事故(その1)
山田 真(「子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」代表/〈ち・お〉編集協力人)
笑顔で過ごす不登校―見守りと支えの心がまえ 連載② 166
安心してこもれるプライベート空間を
内田良子(心理カウンセラー/〈ち・お〉編集協力人)
予防接種、基本から 連載⑬ 172
接種回数にとらわれすぎないで
青野典子(「ワクチントーク全国」事務局長/〈ち・お〉編集協力人)
近刊予告 177
募集します! 178
創刊のことば 180
〔アピール〕原発のない日本を 182
〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 184
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉バックナンバー 186
〈おそい・はやい・ひくい・たかい〉バックナンバー 188
編集後記 189
〈ち・お〉バックナンバー常備店 190
ジャパンマシニスト社の本 192
〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉の編集にかかわる人たち 194
インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先 196
版元から一言
親や祖父母は、自分の経験や「常識」と感じていることを、一生懸命に子どもに伝えようと「しつけ」します。
ひと世代前までは、この「しつけ」は社会で生きていく術や感覚を身につけることにつながりました。でも、いまはどうでしょう。
過去、親や祖父母が「正しい」と思ってきたことは、これからの社会で生き抜く力になるでしょうか。すでに、大人たちが「正しい」と自信をもって言えることはない。けれど、とりあえず多くの人が「いいね!」と言うことに従っておいたほうがいい、と思い込んでしまっている。そんなことはないでしょうか。
筆者二人のキーワードは「障害」です。「障害」は差別される少数の人たちのこと? No.128は、混迷する社会で親や祖父母となった人たちにとって、いくつもの示唆に富む特集です。
上記内容は本書刊行時のものです。