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社会学する原動力
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2019年3月15日
- 登録日
- 2019年2月22日
- 最終更新日
- 2019年3月6日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2023-09-15 |
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紹介
不安定な雇用、うつ病と過労自殺、降りられない消費ゲーム、ファッションと感情労働、生きづらさ。不安定で不透明な現代社会を揺蕩う(たゆたう)社会学への誘惑。
巻末には、卒業論文執筆のためのテーマ設定、目次の書き方、日本語文献や邦訳文献・新聞記事・雑誌掲載論文など様々な文献表示の仕方を示した「論文の書き方」を掲載しています。
目次
まえがき――社会学する原動力(田中慶子)
第1章 〝社会学の歌〟を聴け(中根光敏)
1 Trouble is My Favorite
2 「覆い隠しているヴェールを取り除く」=思い込みから自己を解き放つ
3 〝社会学の歌〟
4 〝今・ここ〟で揺蕩う
第2章 ファッションと感情労働の社会学(田中慶子)
1 「洋服を買う」ということ
2 セレクトショップ「X」、プレタポルテ・ブランド「Y」と「Z」の概要
3 アパレル販売員の感情労働
4 ファッションを愛するからこその苦悩と歓び
第3章 消費主義社会を考える(中根光敏)
1 新しい消費行動を模索し続ける現代社会
2 物の道具的機能/モノの記号的機能
3 同じ嗜好を共有する仲間のような関係
4 オタク的消費/マニア的消費
5 消費ゲームを降りる恐怖―アイテム消費
6 消費における「人間性の喪失」?
7 消費主義社会と社会的排除
8 オルタナティヴの困難
第4章 労働問題の医療化――「うつ病」という労働災害の登場(田中慶子)
1 電通過労自殺裁判
2 自殺の責任は個人/企業のどちらにあるか
3 遺族側のクレイムと電通側の対抗クレイム
4 精神医学的知識とその判決におけるクレイム
5 「メンタルヘルス対策」の起点としての電通裁判
第5章 消費される労働(中根光敏)
1 「働く」という経験
2 近代的労働観とその特殊性
3 労働市場のフレキシブル化
4 消費される労働
5 ポスト・フォーディズムにおける労働観
あとがき(中根光敏)
付録 論文の書き方(中根光敏)
上記内容は本書刊行時のものです。