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ウィリアム・フォークナーと老いの表象
発行:松籟社
四六判
280ページ
上製
価格
2,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年3月
- 書店発売日
- 2016年3月16日
- 登録日
- 2016年3月2日
- 最終更新日
- 2016年3月15日
書評掲載情報
2016-05-06 |
週刊読書人
評者: 諏訪部浩一=東京大学准教授・アメリカ文学専攻 |
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紹介
その作品中で数多くの老人を描いたウィリアム・フォークナー。
それら「老い」の表象に注目し、フォークナー研究の新たな可能性を探る。
目次
序に代えて フォークナーにおける「老い」の表象──その意義と可能性(金澤哲)
ウィリアム・C・フォークナーとジョン・サートリス──『土にまみれた旗』における作家としての曽祖父像の不在とその意味 (相田洋明)
「老い」の逆説──『野性の棕櫚』に見る「老い」のメランコリー (森有礼)
グッバイ、ローザ──フォークナー、ニューディール、「老い」の感染─ (塚田幸光)
『行け、モーセ』と「老い」の表象 (田中敬子)
狩猟物語の系譜と老いの表象──『行け、モーセ』を中心に (梅垣昌子)
第二次世界大戦後のアメリカの不協和音──『墓地への侵入者』における「古き老いたるもの」の介入─ (松原陽子)
フォークナーのレイト・スタイル──後期作品におけるメモワール形式と老いのペルソナ (山本裕子)
「老い」の肖像──『館』 (山下昇)
上記内容は本書刊行時のものです。