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学校で命を落とすということ 安達 和美(著) - あっぷる出版社
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学校で命を落とすということ (ガッコウデイノチヲオトストイウコト) 子どもたちが安心して過ごせる学校となるために (コドモタチガアンシンシテスゴセルガッコウトナルタメニ)

教育
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四六判
縦188mm 横128mm 厚さ15mm
重さ 270g
224ページ
並製
価格 1,500円+税
ISBN
978-4-87177-361-4   COPY
ISBN 13
9784871773614   COPY
ISBN 10h
4-87177-361-2   COPY
ISBN 10
4871773612   COPY
出版者記号
87177   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年10月15日
書店発売日
登録日
2022年9月12日
最終更新日
2023年12月27日
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書評掲載情報

2023-03-31 季刊教育法    216号
評者: 広木克行
2022-11-29 日刊ゲンダイ
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紹介

当たり前のように学校に出かけていった息子。まさか二度と帰らないとは思ってもみなかった。あの日、学校の中でなにが行われたのか。息子はなぜ、自殺しなければならなかったのか。
事実を知りたい。その思いだけで遺族は動いた。
友人たちはなにを証言してくれたのか。教師はどのように対応してきたのか。学校、教育委員会はなぜ事実を隠そうとするのか。裁判の難しさ。マスコミとの付きあい。支援者との出会い。
その日起きたことから現在までの活動を、ありのままに綴る。
学校は変わらなければならない。
不適切な指導による犠牲者をこれ以上出さないために。そして、私たち社会に生きるものの意識を変えていくために。

目次

第1章・学校の中で失われた命
第2章・教師の「指導」をきっかけとした子どもの自殺
第3章・残されたものが前を向いて生きるために
第4章・みんなで作っていく学校の安心

前書きなど

 2022年3月10日。よく晴れた暑いほどの日差しの中、雄大の18回目の命日を迎えた。久しぶりに長崎で迎えた命日では、小さな子どもを抱いてお墓参りに来てくれた雄大の友人たちと会うことができた。
 雄大のお墓に置いておいたノートには、すれ違いで会うことができなかった友人が何人か書き残してくれていた。当時14歳だった彼ら彼女らは32歳になっていた。みんなすっかり大人になり、仕事や子育てに忙しくしている様子が伝わってきた。
 32歳になった雄大はどうしていただろうか。子どもを亡くしたどの親もそうだろうが、ふと考えてしまう。でも想像がつかない。14歳のやんちゃな姿のままだ。私の中の雄大は、みんなの中の雄大はあの日のまま、笑っている。私たちみんなを見守ってくれている。
 雄大がいなくなって18年の時が流れ、私も還暦を迎えた。学校で子どもが亡くなることで経験したこれまでを、振り返ってみようかと思った。そろそろ、少し客観的に思い返すことができるかもしれないと。

版元から一言

今も後を絶たない学校内での事故・事件。今なお隠蔽体質の学校や教育委員会も多く、可視化されにくいこともあり、当事者以外では気付きにくい面があります。しかしこれはどの生徒にも起こり得ることです。より安心・安全な学校となるために、社会が気付き、変わっていく必要があります。遺族がありのままを綴った本書が、そのきっかけとなってくれることを願っています。

著者プロフィール

安達 和美  (アダチ カズミ)  (

長崎市生まれ。
2004年、学校内での指導中の自殺により、当時中学2年生だった次男を亡くす。以来、学校での指導のあり方を考え直すための活動を行っている。
「指導死親の会」共同代表
「学校事故・事件を語る会九州」呼びかけ人
NPO法人「子どもの権利オンブズパーソンながさき」理事
一般社団法人「カナリアハート」理事
社会福祉士

上記内容は本書刊行時のものです。