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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:40:"くまのトーマスはおんなのこ ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-86642-002-8";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:315:"男性から女性に性別移行した父の娘が、息子に読み聞かせたいと作ったトランスジェンダーをテーマにした絵本。大好きな友だちに、自分は男ではなくて女の子だと打ち明けたいテディベアのトーマス。それでも友だちでいてくれる?";s:6:"author";s:49:"ジェシカ・ウォルトン(著/文)…他2名";s:10:"publishers";s:24:"ポット出版プラス";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:24:"ポット出版プラス";s:12:"release_date";i:1481036400;}

くまのトーマスはおんなのこ ジェンダーとゆうじょうについてのやさしいおはなし
Introducing TEDDY

児童図書 ラノベ

ジェシカ・ウォルトン(さく), ドゥーガル・マクファーソン(え), かわむら あさこ(やく)
発行:ポット出版プラス

  36頁  上製
価格 1,500円+税

ISBN 978-4-86642-002-8   C8798
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2016年12月
書店発売日 2016年12月7日
登録日 2016年10月21日

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書評掲載情報

2017-02-10 週刊読書人  

紹介

女の子になりたいとずっと悩んでいたテディベアのトーマス。
それを打ち明けたら、大好きなエロールはもう友だちじゃなくなってしまうだろうか…。
本当の自分を打ち明ける勇気を持ったテディベアと、
そしてそれを知らされた親友のエロールの返事は……。

「大事なのはきみがぼくの友だちだってことさ」

ジェンダーと友情についてのやさしいお話。

作者のジェシカ・ウォルトンの父は男性から女性に性別移行したトランスジェンダーだった。ジェシカは、自分の息子エロールに読んで聞かせるトランスジェンダーをテーマにした絵本を作りたいと思ったことがきっかけで、自分でこの絵本を制作した。

本文は、すべてひらがなとカタカナ。幼い読者がひとりでも読める絵本です。

前書きなど

[解説]「ボク」じゃなくて「ワタシ」って言いたい

文・認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ 中田せら

─前略─
洋服や言葉遣い、色、遊びなど、小さい子どもたちの社会の中でもジェンダーによって決まっていることって実はたくさんあります。世の中で決められた男の子の枠に馴染めないけど、それを家族や友人に悟られたら嫌われてしまうんじゃないか。そんな恐怖に怯えながらわたしは大人になり、本心を家族や友人に打ち明けられるようになるまでずいぶん時間がかかりました。
この本の筆者ジェシカ・ウォルトンはオーストラリアのメルボルンに住むバイセクシャルの女性で、父親がトランスジェンダー(身体的な性別と性自認が一致しない人。著者の父親の場合は男性として生まれ、現在は女性として生活している)だといいます。本作は、そんな彼女が新しく迎えた18か月の息子エロールに家族の多様なあり方を伝える絵本が欲しいと、自ら絵本を創作し、クラウドファンディングで資金を集めて実際に出版してしまったという作品。
この本を初めて読んだ時、「もっと早くにこんな絵本に出会いたかった!」と心から思いました。世の中にはたくさんの素晴らしい絵本がありますが、トランスジェンダーが主人公の作品をわたしは見たことがありません。わたしのように、生まれた時の性別と心の性別の違いに悩む子どもたちにとって、クマのトーマス(ティリー)とエロールの物語はどれほど勇気をもらえるでしょう。なかなか口に出せない悩みがゆえに、情報が少なく、「自分だけがおかしいんじゃないか」と独りで悩みを抱える子どもたちに、同じように悩む子どもがいること、そして「それはおかしいことではないよ」と優しく語りかけてくれるような気がします。
また同時に、もしあなたの友達や兄弟、家族から同じような悩みを打ち明けられた時、どう接するべきかのヒントをこの本は示してくれています。最初は戸惑うかもしれないけれど、心はどうあれ、ひとりの人間としてありのままを受け入れてあげてください。エロールのように。
─後略─

著者プロフィール

ジェシカ・ウォルトン(ウォルトン ジェシカ)

ジェシカ・ウォルトンは妻と息子と猫たちと、オーストラリアのメルボルンに住んでいます。
ジェシカの父は、男性に生まれ、その後女性に性別移行しました。
そのことがきっかけで、ジェシカはこの絵本を作ることを思い立ちました。
自分の小さな息子に読んで聞かせる、
トランスジェンダー(身体的な性別と性自認が一致しない人)をテーマにした絵本が
ほしかったのです。
ジェシカは元教師で、趣味は文学、ボードゲーム、ウクレレ演奏、
そして自分の義足を飾り立てること(いまは緑竜の鱗が描かれている)。
この絵本は彼女の第一作です。
子どもたちと「gender identity(ジェンダー・アイデンティティ/性自認)」について話すときには、以下のサイトをごらんください。
www.jessicawalton.com.au

ドゥーガル・マクファーソン(マクファーソン ドゥーガル)

ドゥーガル・マクファーソンは、ある雨の日曜日の午後、
小さな息子のためにトラックの絵を描いて喜ばれたことから、絵描きになりました。
以来、彼はIT系のウェブサイトやカンファレンスのためのイラストを手がけ、
現在は子供向け絵本の挿絵も描いています。
ドゥーガルは妻と、息子、娘、モンスターという名の猫とオーストラリアで暮らしています。
家族のドタバタを軽いタッチで描いてインスタグラムアカウントに投稿して、人気を博しています。
@15mindrawings

かわむら あさこ(カワムラ アサコ)

会社員。早稲田大学法学部卒業。中央大学法務研究科専門職学位課程修了。
LGBTとそうでない人をつなぐ場づくりを進める認定NPOグッド・エイジング・エールズ理事。

関連リンク

タンタンタンゴはパパふたり王さまと王さま

上記内容は本書刊行時のものです。