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出版者情報
幕末の女医、松岡小鶴 1806-73
柳田国男の祖母の生涯とその作品
発行:藤原書店
四六判
288ページ
定価
3,200円+税
- 書店発売日
- 2016年8月23日
- 登録日
- 2016年6月19日
- 最終更新日
- 2016年8月10日
書評掲載情報
2016-10-23 |
朝日新聞
朝刊 評者: 蜂飼耳(詩人、作家) |
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紹介
日本民俗学の父、柳田国男。その祖母は、漢詩文をものする女性医師であった。
柳田国男の祖母、松岡小鶴は病弱な少女時代に、父が門人に教えるのを傍らで聞いて儒・仏・和学・算学を学び、長じては独学で医術を身につけた。父の没後に、一人息子を育てつつ、医師として診療をし、寺子屋をいとなみもした。子間引きの悪習をやめさせるよう説ききかせた女性でもある。
離れて暮らす息子に母の思いを書き送った「南望篇」、そしてすぐれた天分を発揮した漢詩、心こもる手紙。小鶴の世界を、読み下し文、豊富な注、そして現代語訳で読み解きながら、その稀有な人物像に迫る。
上記内容は本書刊行時のものです。