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遊環構造デザイン
円い空間が未来をひらく
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年1月15日
- 書店発売日
- 2020年12月25日
- 登録日
- 2020年12月18日
- 最終更新日
- 2021年1月7日
紹介
こどもたちが思わず走り出し、大人が気持ちよく過ごせる空間はこうしてつくられる。
わたしたちの未来を担うこどもたち。
彼らが生き生きと成長し、困難を乗り越えられる人になるために、建築にはできることがある。
年齢差をこえてこどもたちがあそびまわる港北幼稚園。カープファン急増のきっかけとなった新広島市民球場。四半世紀にわたって20万人以上の来場者を集め続ける富山県こどもみらい館。新幹線駅や美術館開設につながった地域再開発のはじまりとなった富岩運河環水公園。
幼稚園や学校、博物館や科学館、スタジアム、そして町にまで応用され成果をあげている「遊環構造デザイン」の理論と実践をさまざまな事例とともに語る、環境デザインの第一人者による決定版。【作品紹介多数掲載】
目次
はじめに
第一章 環境デザインの方法
第二章 遊環構造という考え方
第三章 こどものあそび環境
第四章 あそびやすい空間
第五章 あそびやすい町
第六章 建築・庭園の廊空間
第七章 都市の廊空間
第八章 回遊性とイベント性
第九章 満足度と集客性
第十章 距離と景観
第十一章 生きるための安全安心基地
第十二章 創造都市のための遊環構造
おわりに
前書きなど
こどもは未来である。だからこどもの問題を考えることは、未来、将来を考えることだ。環境建築家にとって、こどもがクライアントになることはない。発注者は大人である。しかし、それを使い、生活するのはこどもたちである。彼らは私たちのつくる環境のなかで大きくなっていく。私たちの真のクライアントはこどもなのだ。そしてこどもの問題は仮説と検証という科学の方法に合致している。こどもが利用主体であることを念頭に調査し、仮説をたて、そしてデザイン・修正していかねば、良い環境をつくりあげていくことはできない。(「はじめに」より)
上記内容は本書刊行時のものです。