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源氏物語 A・ウェイリー版
巻次:2
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年7月
- 書店発売日
- 2018年6月30日
- 登録日
- 2018年6月28日
- 最終更新日
- 2018年6月28日
書評掲載情報
2018-12-29 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
徹夜で読了しました(瀬戸内寂聴)
まるで「ベルばら」の王朝ロマン(斎藤美奈子)
明石の地に流されていたシャイニング・プリンス、ゲンジの運命は一転!
我が子をエンペラーに昇らせ、恋人たちを建てたばかりの新御殿に住まわせ、我が世の春を謳歌する!
100年前、ヨーロッパ中を夢中にさせたアーサー・ウェイリーの名訳を、再び現代語に訳し戻したとき、
蘇ったのは、恋に生き、愛に涙する女性たち、運命の変転と格闘する男性たちの生々しいまでのドラマだった。
大好評、話題のウェイリー版源氏物語、第2巻刊行!
【あらすじ】
一度は追われた都に再び迎えられたゲンジは、苦々しく彼を睨みつけるコキデン(弘徽殿)を尻目に、
知られざる我が子レイゼイ(ゲンジの母フジツボの子とされている)を帝位につけ、この世の栄華をほしいままにする。
内大臣として権力を握ると同時に、パレスに勝るとも劣らない大御殿を造営し、
縁を結んだ女性たちを住まわせ、エグザイル(明石への流謫)で途切れた交際を再開してゆく……。
絶頂を極め、次々と女性たちと付き合いを深めながら、父としても、人生の充実を迎えるゲンジ。
権力の光と影を味わいながらも、息子たち娘たちに望みを繋げるトウノチュウジョウ。
ゲンジの娘を抱いて、不安と希望を胸に都に招かれゆく明石のレディ。
幼い恋を経験する、ゲンジとアオイの子・ユウギリ。
ゲンジを渦の中心に、老若男女、エンペラーから乳母(レディ)まで、
さまざまな人びとの人生が交錯する華やかなりし18帖。
紫式部入魂の物語論が展開される一帖、「ピクチャー・コンペティション(絵合)」など、
読みどころに満ちた第2巻を、ちょっとエキゾチックで読みやすい日本語にしてお届けします。
巻末に瀬戸内寂聴さんのエッセイを収録。
現代語訳全10巻に人生をかけて取り組んだときから遠い昔、
女学生時代の寂聴さんの、ウェイリー版源氏物語とのエピソードを明かしてくださいました。
和歌表記監修:藤井貞和
目次
澪標
蓬生
関屋
絵合
松風
薄雲
朝顔
乙女
玉鬘
初音
胡蝶
螢
常夏
篝火
野分
行幸
藤袴
真木柱
A・ウェイリー版の源氏物語の和訳本の魅力について 瀬戸内寂聴
上記内容は本書刊行時のものです。