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65歳からの誤嚥性肺炎のケアと予防
9割の人は持病では死なない!
- 書店発売日
- 2017年11月9日
- 登録日
- 2017年11月8日
- 最終更新日
- 2017年11月8日
紹介
●誤嚥性肺炎を予防できれば寿命は10年延びる。
高齢になるほど脅威を増す誤嚥性肺炎。がん、脳梗塞、糖尿病、腎臓病などの持病のある方の多くは肺炎を合併して亡くなっています。9割の人は持病では死なないとする研究報告もあり、すでに医学的常識に近いものとなっています。本書は呼吸器専門医が、その原因・ケア・予防・治療の全てに答えるガイドブックです。
高齢者のセキをカゼと思って放置することなく、適切にケアすること、普段から誤嚥性肺炎の脅威を正しく認識し、肺炎を防ぐ生活習慣を身につけることで、健康寿命を延ばすことが可能です。肺炎に関連する呼吸器疾患(カゼ、インフルエンザ、ぜんそくなどのアレルギー疾患、COPD)、セキの原因となる胃食道逆流症なども幅広く取り上げ、新しい健康常識を提案します。
目次
【パート1】その長引くセキは大丈夫!?
①たかがセキ、されどセキ
②高齢者の長引くセキが主な症状の病気は3つある
③最近の死因事情
【パート2】肺炎にはこんなに種類がある
①肺炎は気管支・肺胞の感染症である
②強い感染力がある「肺炎球菌性肺炎」と「インフルエンザ」
③肺炎の種類とその症状
【パート3】誤嚥性肺炎のケアと予防
①鼻呼吸と口呼吸
②栄養を摂取する方法の検討
③誤嚥性肺炎を防ぐために日常生活でできること
④誤嚥性肺炎を防ぐ10の日常習慣
⑤「葉酸」を積極的に摂取しよう
⑥「呼吸筋ストレッチ体操」で肋骨周りの筋肉を鍛え、肺機能をアップさせる
【パート4】誤嚥性肺炎が治った!
[症例1]「カゼ」と思って放置した結果、誤嚥性肺炎のために入院寸前に!
[症例2]微熱と食欲低下をカゼと誤診され、救急搬送が必要となった誤嚥性肺炎の患者さん
[症例3]インフルエンザを契機に誤嚥性肺炎が生じ、ニューモバックスを接種した患者さん
[症例4]基礎疾患がありながら重症化せず、プレベナーの接種により軽症で済んだ患者さん
[症例5]右向きで寝る習慣と寝る直前のデザートから、胃食道逆流症となり、誤嚥性肺炎を繰り返していた患者さん
[症例6]頸椎症の痛みから、うつ伏せで寝て誤嚥性肺炎を繰り返したものの、枕を替えて仰向きで寝るようにしたら改善した患者さん
[症例7]口から食べていないのに誤嚥性肺炎の治療に難渋した肺がん患者さん。胃瘻の人は口腔リハビリで誤嚥などのリスク要因を減らすこと
[症例8]寝酒が誤嚥性肺炎の誘因となっていたものの、キッパリと禁酒・禁煙し誤嚥性肺炎を生じなくなった患者さん
●巻末資料①/肺炎診療の新ガイドラインのポイント
●巻末資料②/呼吸器専門医または呼吸器指導医を受診することをおすすめします
上記内容は本書刊行時のものです。