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デザインとコミュニティ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年4月1日
- 書店発売日
- 2018年3月22日
- 登録日
- 2018年2月2日
- 最終更新日
- 2018年3月19日
紹介
デザイン的思考がコミュニティに関わったとき何が生まれるのか。1章から6章を通して、「私」、「私たち」からコミュニティ、社会へと繋がるネットワークと、その可能性について論じる。
ぶりっじ世田谷、きぬたまあそび村、世田谷区立桜丘すみれば自然庭園、東京にしがわ大学をはじめ、1980年代から始まり、継続し、さらに未来へと繋がる数多くのプロジェクトを豊富な図版とともに紹介し、一人ひとりがデザイン的な考え方身近な問題に関わり、コミュニティが豊かに変容していく姿を描く
目次
1章 自分の視点を知る自分をデザインする 上原幸子
自分について繙く
自分情報を分析するマインドリサーチ
自分を可視化するダイアグラム
事例1̶「遊びの原体験地図」ワークショップ――子どもの頃の遊びとまちの記憶を可視化する
事例2̶「○△□の自己紹介」と「似顔絵自己紹介」――二人一組で行うストレスのないコミュニケーション
事例3̶自己紹介の紙芝居――異文化を繋ぐライブコミュニケーションツール
見ること・聞くことを通して見えてくる自分フィルター
取材という行為から見えてくる自分の視点
2章 参加と学び 参加をデザインする 齋藤啓子
コミュニティとは
参加participation というアプローチとの出会い
参加のデザイン
参加から学びへ
事例1̶太陽の市場ワークショップと太陽の市場工房――障がい者と健常者の表現の場をつくる
事例2̶品川用水ワークショップ・ひろばワークショップ――コミュニティの新旧住民が出会う
事例3̶「いわむろのみらい」創生プロジェクト――高齢者と中学生の交流から参画へ
3章 地域と大学 地域のネットワークをデザインする 齋藤啓子
地図を広げ、地域の生活をイメージしよう
地形から自然や歴史を読み解く
地域ではすべてが繋がる
授業を変える
大学が変わる
地域が変わる
事例1̶こだいらNPOボランティアセミナーから地域へ――大学生とNPOの出会いをデザインする
事例2̶よわい立場の人を応援するプロジェクト――異なる分野との接点を引き受ける
事例3̶こだいらブルーベリーリーグ「まちで楽しむ」――豊かな地域資源と学生たちのチャレンジ
4章 まちづくりとコミュニケーション 人や組織を繋ぐデザイン 朝比奈ゆり
まちづくりの主人公は住民
住民不在の箱物行政から住民参加プロジェクトへ
パートナーシップと住民自治
住民がまちづくりに関わることの意味
参加と協働のまちづくりの広がり
住民や市民を支援する中間支援組織
コミュニケーションデザインにできること
事例1 世田谷区立桜丘すみれば自然庭園――住民参加プロジェクトの企画運営
事例2 ボランティアセンター――中間支援組織の仕事
5章 デザインの力 プロジェクトをデザインする 萩原修
「プロジェクトをデザインする」とは
デザインの力をプロジェクトに生かす
まずは、数人のやりたい人だけが集まること
プロジェクトの骨格をつくる
プロジェクトの名前を決める
やれるところから始めてみる
続けていくための当事者意識
事例1 つくし文具店――「つながる くらしと しごと」をテーマにしたプロジェクト
事例2 東京にしがわ大学――学びを通じて繋がりをつくるプロジェクト
事例 3 中央線デザインネットワーク――都心と郊外と森を繫ぐプロジェクト
事例4 旭川木工コミュニティキャンプ(AMCC)――「もり」と「まち」と「もの」を繋ぐプロジェクト
6章 思いを形にするデザインの力 生活圏をデザインする 上原幸子
誰もがみな住民であり生活者である
自分たちのためのデザインを学ぶ
ゴールイメージとスモールステップ
呼びかけ人になる
事例1̶きぬたまあそび村・せたがや水辺の楽校――多摩川の河川敷原っぱに子どもの遊び場をつくる
事例2̶多摩川河川敷のツリーハウス――子どもたちの夢を実現する
事例3̶たまがわ花火大会――祝う気持ちを共有する
事例4̶名古屋錦二丁目長者町繊維問屋街――歴史と特色ある街並を生かす取り組み
事例5̶地域映画『タカハマ物語』――伝統ある瓦のまちで若者たちの活躍の場をつくる
おわりに コミュニティを元気にするデザインの力
上記内容は本書刊行時のものです。