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尾駮の駒・牧の背景を探る
発行:六一書房
A5判
255ページ
定価
2,500円+税
- 書店発売日
- 2018年7月30日
- 登録日
- 2018年7月10日
- 最終更新日
- 2018年7月10日
紹介
考古学・歴史学・文学の観点から馬飼い文化の背景を探った今までにない一冊。
貴族のステータスシンボル「馬」が都から遠く離れた六ヶ所村で飼育された理由とは?当時の人々にとって、「みちのく」はどのように捉えられていた場所なのか?等々、 各分野の代表的な研究者が一堂に会し、馬飼い文化・その背景を徹底解明。また東北のみならず中央・他地域からみた尾駮の駒・牧の考察は、全国の牧や馬飼い文化を探るうえでも重要な視点を提供する。
目次
第一部 考古学的考察
松本建速 六ヶ所村に馬はいつからいたか?
田中広明 東北地方北部出土の石帯とその背景
高橋照彦 東北地方北部出土の緑釉陶器とその歴史的背景
瀬川 滋 コラムⅠ 陸奥湾東岸域(野辺地地区)の環濠集落
長尾正義 コラムⅡ 三沢市「平畑(1)遺跡」の特徴について
第二部 歴史学的考察
倉本一宏・堀井佳代子 藤原道長と馬、そして尾駮の駒
伊藤一允 建武期の糠部と尾駮の牧
入間田宣夫 「尾駮牧」「糠部駿馬」をめぐる人・物・情報の交流について
藤木保誠 コラムⅢ 平安時代の都の馬事情
栗村知弘 コラムⅣ 糠部郡内の十烈、流鏑馬
近藤好和 コラムⅤ 日本前近代の馬
第三部 文学的考察
飯沼清子 平安貴族と馬
山口 博 ユーラシアを西から東へ駆けた斑動物たち、そして尾駮の駒へ
山口 博 歌語〝尾駮の駒〟を育んだ王朝歌人集団
山口 博 王朝歌人の陸奥心象風景と現実
飯沼清子 コラムⅥ 巡方瑪瑙帯とその後
上記内容は本書刊行時のものです。