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映像の境域
アートフィルム/ワールドシネマ
発行:森話社
四六判
280ページ
定価
2,900円+税
- 書店発売日
- 2017年6月16日
- 登録日
- 2017年5月24日
- 最終更新日
- 2017年5月24日
紹介
映像と言語、映像と芸術、映像と記録、政治と前衛、土地と伝統、民俗と信仰、その境域にたちあがる現代の相貌。
映像表現の可能性を拡張したアヴァンギャルド映画や、様々な問題を含みこむ現代映画をその背景から捉え直し、イメージの生成を探る渾身の映像論集。
目次
Ⅰ───映像詩の宇宙
作家篇
理論篇
Ⅱ─01 ヨーロッパとラテンアメリカの往還
赤きオオカミへの挽歌
光と声の哲学的エッセイ──パトリシオ・グスマンとクリス・マルケル
テロティシズム(Terroticism)──性とマージナルの映像
Ⅱ─02 大きな物語と小さな物語
現代映画とアメリカス──ホンジュラス・リベリア
海の向こうで戦後がはじまる──アメリカ、イラク、アフガン
パレスチナと約束の地──神話批判論
Ⅱ─03 ロシアとグルジアの民俗を描く
カフカース映画の民話的宇宙──テンギズ・アブラゼ
ロシア監獄の入れ墨文化──デヴィッド・クローネンバーグ
現世的な魂の救済──アンドレイ・スビャギンツェフ
Ⅱ─04 世界と共鳴するオキナワ
琉球のシェイクスピア──中江裕司
批評の奪還──与那国島の批評家
上記内容は本書刊行時のものです。