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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:27:"歌舞伎メモランダム";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-86405-115-6";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:517:"平成十六年から平成二十六年までの歌舞伎の記録歌舞伎座の建て替えとともに、歌舞伎役者の世代交代が進んだ激動の時代──。舞台上で脚光を浴びる彼らの活躍を通して、時に癒され、時に励まされる同時代の演劇の魅力と感動を記録した劇評集。團十郎・仁左衛門・玉三郎の『三人吉三』(平成16年)から吉右衛門の『伊賀越道中双六』(平成26年)までの記録とエッセイを収録。";s:6:"author";s:21:"大矢芳弘(著/文)";s:10:"publishers";s:9:"森話社";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:9:"森話社";s:12:"release_date";i:1492527600;}

歌舞伎メモランダム 同時代の演劇批評

芸術 ラノベ

大矢芳弘(著/文)
発行:森話社

四六判   496頁 
定価 3,600円+税

ISBN 978-4-86405-115-6   C0074

書店発売日 2017年4月19日
登録日 2017年4月14日

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紹介

平成十六年から平成二十六年までの歌舞伎の記録
歌舞伎座の建て替えとともに、歌舞伎役者の世代交代が進んだ激動の時代──。舞台上で脚光を浴びる彼らの活躍を通して、時に癒され、時に励まされる同時代の演劇の魅力と感動を記録した劇評集。團十郎・仁左衛門・玉三郎の『三人吉三』(平成16年)から吉右衛門の『伊賀越道中双六』(平成26年)までの記録とエッセイを収録。

目次

[第一部 平成十六年から平成二十年まで]
平成の名優「三幅対」(『三人吉三巴白浪』)
仁左衛門のまなざし(『義経千本桜』「いがみの権太」)
「昨日の敵は今日の味方」(『義経千本桜』「碇知盛」)
威勢よい飾り海老(『助六由縁江戸桜』)
タイトルロールの運命(『桜姫東文章』)
「出雲の阿国」という伝説(石川耕士=作『OKUNI』)
敵討ちという不条理(『伊賀越道中双六』)
試行錯誤の「将軍殺し」(『噂音菊柳澤騒動』)
獅童の初座長公演(林不忘=原作『丹下左膳』)
世話物に挑む幸四郎(『盲長屋梅加賀鳶』)
匂い立つ「時分の花」(『鳥辺山心中』)
人間国宝の芸のパッチワーク(『新版歌祭文』「野崎村」)
「新しい勘三郎」の表情(『一條大蔵譚』)
次郎左衛門のコンプレックス(『籠釣瓶花街酔醒』)
伝統と創造と(野田秀樹=作『野田版研辰の討たれ』)
近松の時代物(『信州川中島合戦』「輝虎配膳」)
立女方と若女方(『加賀見山旧錦絵』)
元気溌剌とした富十郎(『うかれ坊主』)
光秀の三日天下(『絵本太功記』)
平成の「坂田藤十郎」(『曾根崎心中』)
初春を寿ぐ曾我狂言(『曾我梅菊念力弦』)
平成の「菊吉」共演(『人情噺小判一両』)
清貧ということ(『近頃河原の達引』)
「猿之助歌舞伎」の継承(『當世流小栗判官』)
青春グラフィティ(三谷幸喜=作『決闘!高田馬場』)
團十郎の舞台復帰(『外郎売』)
「三越歌舞伎」への期待(『女殺油地獄』)
「玉三郎」という幻想(泉鏡花=作『海神別荘』、同『天守物語』)
大立廻り二種(『慶安太平記』「丸橋忠弥」『南総里見八犬伝』)
吉右衛門の「秀山祭」(『双蝶々曲輪日記』「引窓」、『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」)
「勘平役者」の仁と柄(『仮名手本忠臣蔵』「五段目」、「六段目」)
芸の遺伝子(『勧進帳』、『弁天娘女男白浪』)
「愛」と「欲」(『神霊矢口渡』「頓兵衛住家」)
「雪月花」の大石内蔵助(『元禄忠臣蔵』)
蜷川幸雄の演出力(シェイクスピア=原作『NINAGAWA十二夜』)
勘三郎の政岡(『裏表先代萩』)
男と女の「軍記」(『一谷嫩軍記』「熊谷陣屋」、『壇浦兜軍記』「阿古屋」)
「俊寛」三態(『平家女護島』「俊寛」)
お家騒動の背景(『傾城反魂香』)
「語り」と「騙り」(『摂州合邦辻』)
玉三郎の存在感(有吉佐和子=作『ふるあめりかに袖はぬらさじ』)
平成歌舞伎のバリエーション(花組芝居『KANADEHON忠臣蔵』)
座頭役者の貫禄(『東海道四谷怪談』、『一本刀土俵入』)
「親殺し」という主題(『夏祭浪花鑑』)
小説のレトリック(泉鏡花=作『高野聖』)
濃姫の「呪言」(野田秀樹=作『野田版愛陀姫』)
共鳴する二十一世紀歌舞伎組(横内謙介=作『新・水滸伝』)
源氏再興の白旗(『源平布引滝』)
菊五郎の世話物二題(『新皿屋舗月雨暈』「魚屋宗五郎」、『雪夕暮入谷畦道』)
「一期一会」の覚悟(『大老』)
本蔵一家の肖像(『仮名手本忠臣蔵』)
「乱歩歌舞伎」という奇態(江戸川乱歩=原作『江戸宵闇妖鉤爪』)
ひたむきな菊之助の政岡(『伽羅先代萩』)
清濁併せ呑む菊五郎(『遠山桜天保日記』)

随想〈其の一〉
「歌舞伎座」についての断章

[第二部 平成二十一年から平成二十二年まで]
「歌舞伎座さよなら公演」開幕(『寿曾我対面』)
生命のエネルギー(『象引』)
海老蔵の八面六臂(『義経千本桜』「いがみの権太」)
仁左衛門の口跡(『元禄忠臣蔵』「御浜御殿綱豊卿」)
民衆のレジスタンス(『新皿屋舗月雨暈』)
仁左衛門と玉三郎の共演(『伽羅先代萩』)
成田屋の「睨み」(『暫』、『恋湊博多諷』「毛剃」)
碁石の黒と白(『祇園祭礼信仰記』「金閣寺」)
富十郎の一世一代(『勧進帳』、『連獅子』)
ロンドンからの凱旋(シェイクスピア=原作『NINAGAWA十二夜』)
「コクーン歌舞伎」の変奏曲(長塚圭史=作『桜姫』)
七之助の透明感(『桜姫』)
三津五郎と勘三郎の舞踊二題(『六歌仙容彩』、『船弁慶』)
絵心に満ちた娯楽作品(『石川五右衛門』)
「暗闇」の名場面(『浮世柄比翼稲妻』「鈴ヶ森」)
現代社会の「油地獄」(倉持裕=作『ネジと紙幣』)
『平家物語』幻視行(『義経千本桜』)
「人間豹」の孤独(江戸川乱歩=原作『京乱噂鉤爪』)
歌舞伎座見納めの『忠臣蔵』(『仮名手本忠臣蔵』)
歌舞伎が描く青年像(『盟三五大切』、『三人吉三巴白浪』)
将軍頼家の悲劇(『頼朝の死』、『修禅寺物語』)
團十郎の弁慶の闘魂(『勧進帳』)
天下泰平の象徴(『旭輝黄金鯱』)
「猿之助歌舞伎」の継承(『慙紅葉汗顔見勢』)
座頭役者をめざす橋之助(『金門五山桐』)
「歌舞伎座さよなら公演」のフィナーレ(『助六由縁江戸桜』)
直助権兵衛のエピソード(『四谷怪談忠臣蔵』)
井上ひさしへの追悼(井上ひさし=作『化粧』)
前進座歌舞伎の前途(『処女翫浮名横櫛』)
気軽に楽しめる「赤坂大歌舞伎」(『人情噺文七元結』)
「亀治郎の会」の挑戦(『義経千本桜』「狐忠信」、『上州土産百両首』)
青果史劇二題(『天保遊侠録』、『将軍江戸を去る』)
新橋演舞場の顔見世(『天衣紛上野初花』)
獅子と牡丹の取り合わせ(『国性爺合戦』)
大星由良助の「無念の涙」(『仮名手本忠臣蔵』)
玉手御前に挑む菊之助(『摂州合邦辻』)

随想〈其の二〉
「歌舞伎座さよなら公演」を振り返る

[第三部 平成二十三年から平成二十六年まで)]
團十郎の剛直球(『源平布引滝』「実盛物語」)
サブカルチャーとしての歌舞伎(『四天王御江戸鏑』)
才気溢れる亀治郎(『黒手組曲輪達引』)
地獄と極楽の分かれ目(『絵本合法衢』)
東北の被災地を思う(『義経千本桜』「狐忠信」)
コクーン歌舞伎の世代交代(『盟三五大切』)
恵みの雨(井上ひさし=作『雨』)
澤瀉屋一門の再結集(『當世流小栗判官』)
馬琴の反骨精神(『開幕驚奇復讐譚』)
明るく健やかな作風(山本むつみ=作『明治おばけ暦』)
少女から大人へ(『京鹿子娘道成寺』)
近松のヒューマニズム(『曾根崎心中』)
「待ってました」(『お祭り』)
いぶし銀の声音(『元禄忠臣蔵』「御浜御殿綱豊卿」、「大石最後の一日」)
虚無感を漂わす幸四郎(『三人吉三巴白浪』)
忠度の歌と敦盛の笛(『一谷嫩軍記』)
勘太郎から勘九郎へ(『曾我綉侠御所染』「御所五郎蔵」)
若手花形の『忠臣蔵』(『仮名手本忠臣蔵』「三段目」、「四段目」)
「お家騒動」のシチュエーション(『小笠原諸礼忠孝』)
勘三郎の新境地(『梅雨小袖昔八丈』「髪結新三」)
ファンタジーとしての魅力(宮藤官九郎=作『天日坊』)
「襲名」という覚悟(『黒塚』)
役者の実力が試される鑑賞教室(『毛抜』)
詩情豊かな名場面(『塩原多助一代記』)
タテ社会の人間関係(『四千両小判梅葉』)
刑場と遊廓(『浮世柄比翼稲妻』)
花組芝居二十五周年(花組芝居『菅原伝授手習鑑』)
孤高の生き方(『鬼一法眼三略巻』)
平和なればこその芝居見物(『夢市男達競』)
杮葺落しの「弁天小僧」(『弁天娘女男白浪』)
吉右衛門のお家芸(『梶原平三誉石切』「石切梶原」)
明治座の花形歌舞伎(『与話情浮名横櫛』)
僧形の悪党(『沖津浪闇不知火』)
幸四郎と染五郎の親子共演(『一谷嫩軍記』)
愛之助の上方歌舞伎(『夏祭浪花鑑』)
旅情ということ(『伊賀越道中双六』)
古典と現代社会の交錯(木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談』)
はかなく散った若者たち(『仮名手本忠臣蔵』「五段目」、「六段目」)
権力悪への憤怒(『いろは仮名四十七訓』「弥作の鎌腹」)
当たる午年の「馬切り」(『三千両初春駒曳』)
新しい猿之助のスタートダッシュ(前川知大=作『空ヲ刻ム者』)
「失われた街」(川村毅=作『神なき国の騎士』)
次世代の「團菊祭」(『春興鏡獅子』)
水彩画の筆遣い(『慙紅葉汗顔見勢』)
「三人吉三」のリアリティ(船岩祐太=作『3crock』)
「陶酔」と「覚醒」(『三人吉三』)
中車が熱演する「新歌舞伎」(『修禅寺物語』)
梅玉と魁春の夫婦役(『傾城反魂香』「吃又」)
松也の自主公演「挑む」(『双蝶々曲輪日記』「引窓」)
吉右衛門の威風(『絵本太功記』「尼ヶ崎閑居」)
勘三郎二代の追善(『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」)
自縄自縛からの解放(『双蝶々曲輪日記』)
目を見張る「猿之助奮闘公演」(『金幣猿島郡』)
満を持した染五郎の弁慶(『勧進帳』)
顔見世狂言の娯楽味(『四天王楓江戸粧』)
新派劇の可能性(川口松太郎=作『鶴八鶴次郎』)
名場面「岡崎」の復活(『伊賀越道中双六』)

随想〈其の三〉
燃え尽きた役者魂――十二代目市川團十郎と十八代目中村勘三郎
歌舞伎座新装開場を祝う
杮葺落しの宴のあと

〈別表一〉「歌舞伎座さよなら公演」演目・主な出演者
〈別表二〉「歌舞伎座新開場杮葺落」演目・主な出演者

あとがき
索引

著者プロフィール

大矢芳弘(オオヤヨシヒロ)

大矢芳弘(おおや・よしひろ)
1964年、東京に生まれる。1987年、学習院大学法学部を卒業。
演劇評論家。
著書に、『歌舞伎リアルタイム 同時代の演劇批評』(森話社、2004年4月)。共著に、田口章子編著『歌舞伎ギャラリー50 登場人物&見どころ図解』(学習研究社、2008年5月)。
その他、諏訪春雄編著『芸能名言辞典』(東京書籍、1995年9月)、国際浮世絵学会編『浮世絵大事典』(東京堂出版、2008年6月)、藤田洋監修『歌舞伎大事典』(柏書房、2012年7月)に執筆。

上記内容は本書刊行時のものです。