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浅草オペラ 舞台芸術と娯楽の近代 杉山千鶴(著/文 | 編集) - 森話社
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浅草オペラ 舞台芸術と娯楽の近代 (アサクサオペラブタイゲイジュツトゴラクノキンダイ)

芸術
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発行:森話社
四六判
296ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-86405-108-8   COPY
ISBN 13
9784864051088   COPY
ISBN 10h
4-86405-108-9   COPY
ISBN 10
4864051089   COPY
出版者記号
86405   COPY
Cコード
C1074  
1:教養 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年2月16日
最終更新日
2017年2月16日
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紹介

大正時代の浅草で熱狂的な人気を博した「浅草オペラ」。
日本オペラ初期の徒花に過ぎないとする見方がある一方で、“オペラ華やかなりし頃”を懐かしむ人々も少なくない。理想的な西洋の芸術と、日本の大衆や現実の興行が出合うなかで誕生し、大正の芸術と娯楽を彩りながら、やがて昭和のモダニズム文化にもつながった浅草オペラの人と舞台を多角的にさぐる。

目次

[序論]
1 浅草オペラという近代=中野正昭

[第Ⅰ章]浅草オペラの源流
2 大正オペラの祖ローシーの〈空白時代〉を探る──バランシンに繋がった波瀾万丈なる生涯=上野房子
3 浅草の翻訳歌劇の歌詞──ベアトリツェがベアトリ姉ちゃんになるまで=大西由紀

[第Ⅱ章]浅草オペラの女たち
4 高木徳子とアイドルの時代=笹山敬輔
5 澤モリノの生涯──浅草オペラの「女王」の足跡=小針侑起

[第Ⅲ章]浅草オペラの舞踊と演劇
6 浅草オペラの舞踊=杉山千鶴
7 オペラ座と音楽家・小松耕輔の仕事──浅草オペラにおける名作オペラのダイジェスト版=中野正昭

[第Ⅳ章]浅草オペラのメディア
8 歌劇雑誌と浅草オペラ・ファン=京谷啓徳
9 浅草オペラから舞踊小唄まで──佐々紅華の楽歴=毛利眞人

著者プロフィール

杉山千鶴  (スギヤマチズル)  (著/文 | 編集

杉山千鶴(すぎやま ちづる)
早稲田大学スポーツ科学学術院教授
専攻:近代日本洋舞史、舞踊技法研究(モダンダンス)
「文字の世界で踊り続ける──1920年代浅草の女王・河合澄子」(瀬戸邦弘・杉山千鶴編『近代日本の身体表象──演じる身体・競う身体』森話社、2013年)、「小森敏──静けさを愛する心を糧に」(片岡康子監修『日本の現代舞踊のパイオニア──創造の自由がもたらした革新性を照射する』新国立劇場情報センター、2015年)

中野正昭  (ナカノマサアキ)  (著/文 | 編集

中野正昭(なかの まさあき)
早稲田大学演劇博物館招聘研究員、明治大学ほか兼任講師
専攻:日本近現代演劇・演芸
『ムーラン・ルージュ新宿座──軽演劇の昭和小史』(森話社、2011年)、“Modern Comedy and Musical Review Show”ほかを分担執筆(Jonah Salz ed., A History of Japanese Theatre, Cambridge University Press, 2016)

上野房子  (ウエノフサコ)  (著/文

上野房子(うえの ふさこ)
ダンス評論家、明治大学・明治学院大学講師
専攻:ダンス評論、ジョージ・バランシンおよびアメリカ・ダンス史
「日本初のバレエ教師G・V・ローシー 来日前の歩みを探る」(『舞踊学』第14号、1992年)、スキ・ショーラー『バランシン・テクニック』(翻訳、大修館書店、2013年)

大西由紀  (オオニシユキ)  (著/文

大西由紀(おおにし ゆき)
東京大学大学院総合文化研究科助教
専攻:比較文学、翻訳論
「オペラと歌舞伎と「叙事唱歌」の距離──北村季晴『露営の夢』」(執筆名:伊藤由紀、『超域文化科学紀要』第19号、2014年10月)、「小林愛雄の歌劇翻訳──《ボッカチオ》の方法」(同、『比較文学』第51巻、2009年3月)

笹山敬輔  (ササヤマケイスケ)  (著/文

笹山敬輔(ささやま けいすけ)
演劇研究者
専攻:日本近代演劇
『演技術の日本近代』(森話社、2012年)、『昭和芸人 七人の最期』(文藝春秋、2016年)

小針侑起  (コバリユウキ)  (著/文

小針侑起(こばり ゆうき)
芸能史評論家
専攻:浅草オペラ史全般
『想ひ出の浅草』(ぐらもくらぶCD、2014年)、『あゝ浅草オペラ』(えにし書房、 2016年)

京谷啓徳  (キョウタニヨシノリ)  (著/文

京谷啓徳(きょうたに よしのり)
九州大学大学院人文科学研究院准教授
専攻:西洋美術史
『ボルソ・デステとスキファノイア壁画』(中央公論美術出版、 2003年)、『もっと知りたいボッティチェッリ』(東京美術、 2009年)

毛利眞人  (モウリマサト)  (著/文

毛利眞人(もうり まさと)
音楽評論家
専攻:日本洋楽史・レコード史
『貴志康一 永遠の青年音楽家』(国書刊行会、2006年)、『ニッポン エロ・グロ・ナンセンス──昭和モダン歌謡の光と影』(講談社、2016年)

上記内容は本書刊行時のものです。