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浅草オペラ 舞台芸術と娯楽の近代
発行:森話社
四六判
296ページ
定価
2,800円+税
- 書店発売日
- 2017年2月28日
- 登録日
- 2017年2月16日
- 最終更新日
- 2017年2月16日
紹介
大正時代の浅草で熱狂的な人気を博した「浅草オペラ」。
日本オペラ初期の徒花に過ぎないとする見方がある一方で、“オペラ華やかなりし頃”を懐かしむ人々も少なくない。理想的な西洋の芸術と、日本の大衆や現実の興行が出合うなかで誕生し、大正の芸術と娯楽を彩りながら、やがて昭和のモダニズム文化にもつながった浅草オペラの人と舞台を多角的にさぐる。
目次
[序論]
1 浅草オペラという近代=中野正昭
[第Ⅰ章]浅草オペラの源流
2 大正オペラの祖ローシーの〈空白時代〉を探る──バランシンに繋がった波瀾万丈なる生涯=上野房子
3 浅草の翻訳歌劇の歌詞──ベアトリツェがベアトリ姉ちゃんになるまで=大西由紀
[第Ⅱ章]浅草オペラの女たち
4 高木徳子とアイドルの時代=笹山敬輔
5 澤モリノの生涯──浅草オペラの「女王」の足跡=小針侑起
[第Ⅲ章]浅草オペラの舞踊と演劇
6 浅草オペラの舞踊=杉山千鶴
7 オペラ座と音楽家・小松耕輔の仕事──浅草オペラにおける名作オペラのダイジェスト版=中野正昭
[第Ⅳ章]浅草オペラのメディア
8 歌劇雑誌と浅草オペラ・ファン=京谷啓徳
9 浅草オペラから舞踊小唄まで──佐々紅華の楽歴=毛利眞人
上記内容は本書刊行時のものです。