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青蔵高原東部のチャン族とチベット族【論文篇】【写真篇】
2008汶川地震後の再建と開発
- 書店発売日
- 2017年7月31日
- 登録日
- 2017年7月15日
- 最終更新日
- 2017年7月30日
紹介
【論文篇】【写真篇】2巻セット。
【論文篇】
チャン族は中国四川省の峡谷地帯に暮らす山の民である。2008年の汶川地震被災後の移住政策により地域社会の再編が進められ、復興と観光開発のなかで民族文化はどのような役割を担ったのか。政府と住民双方の視点をふまえて、災害復興における文化の力を考える。また、四川チベット族諸集団との類似性から、チャン族の伝来文化と社会の形成過程を考察する。
【写真篇】
チャン族および四川チベット族諸集団の、衣食住、年中行事、冠婚葬祭、信仰を、30年にわたるフィールドワークの記録写真が映し出す。汶川地震の被災と復興を通じて大きく姿を変えたチャン族地区では、被災前の伝統的な暮らしの様子から、生活再建、そして観光開発による新たな民族的景観までを収める貴重な記録である。
1000点を超える画像をフルカラーで収録。
【論文篇】目次
序 四川大学 李錦
序 章
第Ⅰ部 チャン族────────────────────
第1章 近年のチャン族に関する研究
第2章 汶川地震後のチャン族における貧困と移住
第3章 汶川地震後のチャン文化
第4章 羌年と祭山会
第5章 黒水チベット族
結語Ⅰ 災害復興と文化の力
第Ⅱ部 四川チベット族─────────────────
第6章 四川チベット族諸集団に関する先行研究
第7章 ナムイ・チベット族
第8章 アルス・チベット族
第9章 シヒン・チベット族と木里蔵族自治県水洛郷の〈西番〉
第10章 四川と雲南のプミ語集団
第11章 四川と雲南のナシ語集団
結語Ⅱ 蔵彝走廊のチャン族と四川チベット族
付論 四川における1950~60年代の民族研究───────
あとがき/参考文献/索引
【写真篇】目次
はじめに
調査地一覧
第Ⅰ部 チャン族────────────────────
各地の羌族/茂県/理県/邛崍市/汶川県/北川羌族自治県/平武県/松潘県/黒水県
第Ⅱ部 四川チベット族─────────────────
ギャロン・チベット族/白馬チベット族/ナムイ・チベット族/アルス・チベット族/シヒン・チベット族と西番/プミ・チベット族/雲南のプミ族/四川のナシ族/雲南のモソ人/雲南のナシ族
上記内容は本書刊行時のものです。