版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
蘭学の九州 大島明秀(著) - 弦書房
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
地方小     ト・日・他     書店
直接取引:なし
返品の考え方: 地方・小出版流通センターの了承が必要です

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

蘭学の九州 (ランガクノキュウシュウ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:弦書房
四六判
160ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-86329-250-5   COPY
ISBN 13
9784863292505   COPY
ISBN 10h
4-86329-250-3   COPY
ISBN 10
4863292503   COPY
出版者記号
86329   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年5月31日
書店発売日
登録日
2022年4月12日
最終更新日
2022年5月24日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2022-07-10 熊本日日新聞
評者: 平岡隆二・京都大学准教授
MORE
LESS

紹介

江戸初期、蘭学(オランダ語を介して西洋の知識・技術を学ぶこと)は長崎・出島のオランダ通詞たちによって始められていました。杉田玄白の『解体新書』(1774)より100年近く前のことです。蘭学は、東洋の文化を見直す契機となったのか、あるいは、西洋文化を至上とするオリエンタリズムに偏重していく近代化の基礎となったのでしょうか。
 本書では〈九州〉が蘭学を発展させる重要拠点だったことをふまえて、その成立の時期や定義、学術的内容、時代背景等を、蘭学研究の第一人者が明快に解説しています。

目次

Ⅰ 「蘭学」とは何か
板沢武雄による「蘭学」概念の整理/福沢諭吉の仕掛け

 
Ⅱ 「蘭学」の背景としての近世の国際関係と中華思想
日蘭交流のはじまり/中華思想と近世日本/「鎖国令」は存在しない/幕府の対外認識  /出島と阿蘭陀通詞


Ⅲ 「蘭学」の黎明
台頭する「江戸蘭学」/上田秋成と本居宣長の論争/宇宙への視座と「蘭学」


Ⅳ 「蘭学」の革命
「蘭学」の革命児・志筑忠雄/『鎖国論』の元となったケンペル論文の内容/江戸へ伝播する志筑蘭語学

Ⅴ 「蘭学」の九州
薩摩藩の「蘭学」政策//中華思想からオリエンタリズムへ/「軍事科学」の時代へ


Ⅵ 「蘭学」の終焉

著者プロフィール

大島明秀  (オオシマ アキヒデ)  (

1975年生まれ、歴史学者。九州大学大学院比較社会文化学府国際社会文化専攻博士後期課程修了。博士(比較社会文化)。熊本県立大学講師、准教授を経て、同大学教授。著書に『細川侯五代逸話集―幽斎・忠興・忠利・光尚・綱利―』(熊本日日新聞社)、『「鎖国」という言説―ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史―』(ミネルヴァ書房)、『天然痘との闘い 九州の種痘』(共著、岩田書院)、『近世日本の国際関係と言説』(共著、渓水社)『九州という思想』(編著、花書房)、『蘭学のフロンティア―志筑忠雄の世界』(共著、長崎文献社)他。

上記内容は本書刊行時のものです。