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最後の漂海民
西海の家船と海女
発行:弦書房
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ17mm
220ページ
並製
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年2月
- 書店発売日
- 2018年2月20日
- 登録日
- 2018年1月16日
- 最終更新日
- 2018年2月13日
書評掲載情報
2018-05-27 | 毎日新聞 朝刊 |
2018-03-18 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 瀬川拓郎(考古学者) |
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紹介
辺境の海(=東シナ海)を駆け巡った無告の「海人(かいじん)」たちへの挽歌。甦る海人の系譜(白水郎(あま)―海夫(かいふ)―家船(えぶね))と環東シナ海交易圏(博多~琉球列島~中国・寧波~朝鮮半島)。
年間のほとんどを船の上で暮らした家船(長崎県西海市を拠点とした海人)と対馬の海女たちからの聞き書きをもとに、海に生きた人々の漁法、交易の方法、暮らしぶりから安徳天皇伝説・船霊信仰等民俗学的考察まで、海からの視点でまとめられた海洋文化論。環東シナ海をめぐる交易の多様さが浮かびあがる。
目次
【目次より】
第一部 西彼杵半島・瀬戸の家船
Ⅰ 最後の家船系漁師たち
九州家船の本拠地へ/「カズラ網」とは何か/「キノコ雲」から「流れ船」まで
/漂泊民と定着民のはざま
Ⅱ 西海海人の系譜をたどる
カエキ―交換する世界/「白水郎」「土蜘蛛」とは何者か/宣教師たちの見た家船
Ⅲ 石鍋と南島をつなぐもの
南島史を揺るがす喜界島/琉球社会の劇的転換
第二部 対馬・曲の海女
Ⅰ 海女―海底労働の世界
海女仲間への道のり/その名も「ドンブリ海女」
Ⅱ 漂泊・移動の日々
海の民と里の民の交流/ハル・べーべーの一年
Ⅲ 歴史と伝承の曲海女
島社会と海女部落/安徳天皇伝説を抱く民
上記内容は本書刊行時のものです。