.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
注文サイト:
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
地方小
直接取引:
なし
返品の考え方:
地方・小出版流通センターの了承が必要です
忘却の引揚げ史
泉靖一と二日市保養所
発行:弦書房
四六判
縦188mm
横128mm
厚さ23mm
340ページ
並製
定価
2,200円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2017年8月
- 書店発売日
- 2017年7月21日
- 登録日
- 2017年6月14日
- 最終更新日
- 2017年7月24日
書評掲載情報
2017-09-02 | 日本経済新聞 朝刊 |
2017-08-27 | 毎日新聞 朝刊 |
2017-08-06 | 読売新聞 朝刊 |
MORE | |
LESS |
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2017-11-13 |
MORE | |
LESS | |
2017年7月の刊行後、各紙誌に多く紹介され重版となりました。 |
紹介
戦後日本の再生は、ここから始まる。
いわゆる戦争問題は、本土大空襲、原爆、沖縄戦を中心に語られることが多い。さらに、戦後史の重要問題として、「敗戦後の引揚げ」があるが、この問題はほとんど研究対象にならず忘却されてきた。
本書は、戦後最大の戦争犠牲者=引揚げ者の苦難のうち、大陸でソ連軍等から性暴行を受けた日本の女性たちを救護(中絶処置、性病治療)し、戦後を再出発させた人々に光をあてた労作。さらに、その中心人物で、〈災害人類学〉の先駆者・泉靖一を再評価する。
目次
【目次より】
第1章 「二日市」からの旅
佐世保の光景/福岡市の無関心
第2章 二日市保養所の真実
二日市保養所の誕生/『水子の譜』の衝撃
第3章 証言と「問診日誌」
敗者の沈黙/波多江兄妹の証言
第4章 泉靖一という男
植民地二世・泉靖一/朝鮮版ジブリの世界
第5章 泉靖一の闘争
敗戦前夜の予言/京城帝国大学
第6章 聖福寮の山本良健
引揚孤児施設「聖福寮」/聖福寮とYMCA人脈
第7章 石賀信子と保母たち
「聖福寮」の孤児たち/引揚港・佐世保
第8章 映像の力・上坪隆
「引揚港・博多湾」/筑豊と戦争を撮る
第9章 次世代へ語り継ぐ
最大の戦争犠牲者/抑圧された性暴行史
◉年表で見る「引揚港博多」の戦前戦後
上記内容は本書刊行時のものです。