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岬の風
発行:てらいんく
B6判
上製
定価
1,000円+税
- 初版年月日
- 2010年8月
- 書店発売日
- 2010年8月19日
- 登録日
- 2010年9月12日
- 最終更新日
- 2010年9月17日
紹介
○統合失調症と歩んだ40年~ 詩・童謡が支えてくれた人生。自伝
大学に入学したばかりの18歳の時、著者の佐々木さんは統合失調症を発症し、大学を中退。
統合失調症が精神分裂病と呼ばれ、強い偏見にさらされていた時代。失望、焦りや不安の中でもがく日々。
日本海に面した自然豊かな漁村にくらす1人の青年の人生が病気で一変した。
ようやく、ありのままの自分を受け入れられるようになった今、統合失調症と歩んだ日々を振り返り、家族、友人、すべてに感謝を込めて記した著者の自伝。
中学生のときの夢に向かって、ひたすら、詩・童謡を書き続けたから、そして、母がそばにいて支えてくれたから、現実の自分の人生を受け入れ、生きてこられたという。
目次
1幻燈
2青葉の風
3水仙のうた
4あすなろ通信
5桜の君
6たらちね
7仰げば尊し
8家族
版元から一言
いつもそばに詩・童謡があったから、そして、母がそばにいて支えてくれたから、ようやく、今、ありのままの自分を受け入れられるようになったと、著者の佐々木さんは、焦りや不安の中でもがいてきた日々を振り返りながら多くの周りの人に感謝します。
中学3年生の時、「夏休みの友」に載っていた三好達治の≪草千里浜≫に感動、詩人を夢見た佐々木さん。 病等の多くの苦難を乗り越えて、三木露風賞最優秀賞を受賞。詩を書き続けた佐々木さんは、幸せな方です。
みんな、夢を現実にするために、はかりしれない努力をし、苦しむ。人の幸福は、夢を掴み取ることができたその時だと思う。
上記内容は本書刊行時のものです。