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2021年版 知って得する 年金・税金・雇用・健康保険の基礎知識
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年11月
- 書店発売日
- 2020年11月5日
- 登録日
- 2020年10月8日
- 最終更新日
- 2020年11月5日
紹介
年金の額が少なかったり、税金を多く払うことになったり、給付金を貰い損ねたり……。そういった「生涯損失金」は正しい法律・制度の知識がなかったり、古い法律知識のままだったりすることで発生します。本書は、家庭全体のライフプランを立てられるように、年金・税金・雇用・健康保険の基礎知識と得する情報を満載した定番書。暮らしにかかわる法律・制度とそのお金を、人生の節目ごとにまとめた章構成になっています。
本年は特に、働き方改革法や年金、税制の改正に伴って、我々の生活に密着した法律が次々に変わります。さらにコロナ禍絡みの緊急措置や支援策も加わって、ますます知らないと損をする状況となっています。これらに対応したわかりやすい内容です。
目次
特 集 知ってますか?新型コロナウイルス対策
第1章 得する社会人の基礎知識
第2章 得する結婚退職の基礎知識
第3章 得する出産情報の基礎知識
第4章 得する働き盛りの基礎知識
第5章 万が一のときに損しないための基礎知識
第6章 得する中高年の生き方基礎知識
第7章 得する老後の基礎知識
第8章 人生の終焉を迎えるときの基礎知識
前書きなど
2020年、労働法に関連する2つの法改正がありました。とてつもなく大きな波が押し寄せた2020年にあって小さな法律の部分改正なのですが、覚えておいて損はない事柄です。
1つ目は、賃金の請求時効が2年から5年(当分の間は3年)に延びました。よくあるのは、残業手当などが支払われていなかった場合に賃金の請求がされるのですが、時効が1年伸びると、人によっては請求できる金額が100万円以上変わってきます。また、賃金というと月給だけだと勘違いしそうですが、ボーナスや休業手当も法律では賃金と言います。ちなみに退職金も請求時効があるのですが、退職金は元から5年です。
2つ目の改正は、労災保険の保険給付の計算方法が変り、掛け持ちで仕事をしている人の保険給付の計算が働いている全ての勤務先の賃金額を合計できるようになりました。これまでは、労災が起きた会社の賃金額で計算していたので、副業的な勤務先で労災事故に被災すると補償額が非常に小額になるケースがあったのでこのような改正がされました。また、精神疾患や脳・心臓疾患の原因となるストレスの評価も全ての勤務先での勤務時間やストレスなどを総合評価できるようになりました。これによって、短時間勤務をいくつも掛け持ちしている人の労災認定や労災の給付が飛躍的に改善されました。
このような改正は大きな騒ぎのない穏やかな時でも静かに行われます。改正されたことを知っているのと知らないのでは賃金の請求や労災の請求で大きな差が生じます。このような損をしないために、最新の情報を収集して、自分に適用できる制度を十分に活用していただきたいと願っています。
なお、この本は2020年10月時点で施行されているまたは施行予定が決まっている法律に基づいて書かれています。
版元から一言
新型コロナウイルス感染の流行がおさまらない昨今、その対策としていろいろな施策が打ち出されています。緊急時における家庭全体のライフプランを立てるために、法律・制度を正しく理解する参考書として是非ご活用ください。
上記内容は本書刊行時のものです。