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腱移行術による麻痺手の再建とその応用
頸損麻痺レベル別99手におよぶ機能再建術
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年4月
- 書店発売日
- 2016年4月20日
- 登録日
- 2016年3月25日
- 最終更新日
- 2023年12月27日
紹介
本書は、著者が12年間にわたりハンセン病患者の治療に従事してきた経験と知識と技術のすべてが詰まった貴重な一冊です。また、50念にわたり著者が取り組んできた、他ではあまり見られない腱移行術の具体例を挙げて説明しているのが本書の特徴です。これから、この分野の治療・研究に携わる医師には必携書です。
目次
第1章 総論ならびに機能再建がおこなわれた対象疾患
第2章 麻痺の分類と手術術式
第3章 末梢神経障害、筋の外傷、麻痺性疾患あるいは頸髄損傷による麻痺手の再建につい
前書きなど
何故このような本を書くようになったかについて述べると、その契機となったのは、信州大学整形外科の若い医師、あるいは学会、研修会などの際に会う若い医師たちから、時々腱移行術には分かり難いところがあるので、具体例を挙げて説明してほしいと何度か聞かされたことがあったからである。信州大学卒業後、藤本憲司先生の下で7年間整形外科の指導を受け、その後1963年、国立ハンセン病療養所長島愛生園へ赴任、同じ大島青松園も含め12年間継続してハンセン病患者の治療に従事してきた。当初、ハンセン病患者の麻痺手の再建を行っていた岡山大学助教授(現広島大学名誉教授)・津下健哉先生に、初めて手外科というものを実際に教えていただいた。1974年からは長野県身体障害者リハビリテーションに赴任、ここでも四肢麻痺を持つ大勢の患者さんを診察、その治療に当たってはハンセン病療養所で大勢の患者さんの麻痺した手足の難しい治療経験が役立った。これから治療、研究をされる若い医師の方々には本書を是非参考にして、より良い治療を目指していただきたいと考えている。
版元から一言
著者が生涯を掛けて取り組んできた腱移行術に関する、あらゆる知識、技術が詰め込まれた一冊。オールカラーで分かりやすく解説しているので、腱移行術を学んでいる医師たには必携書です。
上記内容は本書刊行時のものです。