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釜ヶ崎に、グランマ号上陸す 宮本 信芳(著) - 東方出版
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釜ヶ崎に、グランマ号上陸す (カマガサキニグランマゴウジョウリクス) チェ・ゲバラの最も出来の悪い弟子になるまで (チェゲバラノモットモデキノワルイデシニナルマデ)

社会一般
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発行:東方出版
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ18mm
重さ 323g
268ページ
並製
定価 1,727円+税
ISBN
978-4-86249-427-6   COPY
ISBN 13
9784862494276   COPY
ISBN 10h
4-86249-427-7   COPY
ISBN 10
4862494277   COPY
出版者記号
86249   COPY
Cコード
C0023  
0:一般 0:単行本 23:伝記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年6月15日
書店発売日
登録日
2022年4月24日
最終更新日
2023年3月9日
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書評掲載情報

2022-07-31 佐賀新聞
評者: 共同通信社配信
2022-07-31 神奈川新聞
評者: 共同通信社配信
2022-07-24 琉球新報
評者: 共同通信社配信
2022-07-24 中国新聞
評者: 共同通信社配信
2022-07-23 日本海新聞
評者: 共同通信社配信
2022-07-23 大阪日日新聞
評者: 共同通信社配信
2022-06-08 毎日新聞    夕刊  全国
評者: 森田 真潮
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紹介

横浜生まれの不良少年が大阪・釜ヶ崎に流れ着くまでの波乱の人生を
赤裸々に描く。
児童養護施設・日本水上学園での生活、タバコ、シンナー、窃盗。日
本社会事業大学を出て身体障害者授産施設へ就職した後、キャバクラ
業界に転身。アルコール依存、サラ金の多重債務、自己破産、結核。
会社の金を持ち逃げして釜ヶ崎へ。逮捕されるも、起訴猶予で釈放。
以後釜ヶ崎に根付き、居酒屋を営みながら、地域の社会運動に関わる。
宮本(通称・新井)信芳の人生遍歴は昭和から平成の、一つの社会・世
相史でもある。

目次

日本水上学園・非行少年編―チェ・ゲバラとの出会い
 一九六八年~一九七九年 六才~十七才  
 飯場の坊ちゃん/母の結核と十円ハゲ/日本水上学園/猿小屋とジュン君
 /ボール、フォアボール/タバコの練習/港中学モザイク事情/水上学園
 窃盗団/出場辞退する/コックリさん/クリキン先生/バッチコーイ!/
 F君へのイジメ/船の家/アンパン小僧/市営住宅の青畳/体操部を選ん
 だものの/軟式野球部結成/父の死と母の錯乱/チェ・ゲバラとの出会い
 /暗転/偏差値は浪人必至

学生運動・福祉労働編―チェ・ゲバラとの蜜月  
 一九八〇年~一九八九年 十八才~二十七才  
 いざ、社事大へ/倉田小屋と全盲の落合さん/管制塔戦士に憧れて/男子
 寮入寮/カナンの同窓会/ハンガーストライキ/廃寮反対全共闘/団交の
 行方/自治会委員長になる/身世打鈴/福祉実習/留年と結核発病/東京
 コロニーに拾われて/組合が加入を拒否/印刷屋修行/修善寺ストリップ
 /落合さんからの特命/結核とハンセン病

キャバクラ・結核病棟編―チェ・ゲバラの封印  
 一九八九年~二○○五年 二十七才~四十三才  
 キャバクラで働く/武富士、アコム、レイク/新天地、上野サンライズへ
 /京本店長の教え/ナンバーワンの資質/再現 当時僕が作った 指名が
 増える虎の巻/浅草・私的交際の代償/ソープのお手伝い/牡丹峰/サラ
 金の上客に/荒川区教委とやり合って/乱闘の結末/結核での入院/病室
 を抜け出して/京本部長との対立/本社勤め/自己破産/朽ちた杵柄

逃亡生活・釜ヶ崎編―チェ・ゲバラの忘却  
 二〇〇五年~二○一一年 四十三才~四十九才  
 人生のリセットボタン/空想から実行計画へ/ダミープロフィール/福祉
 マンション・ファミリア/ゴキブリの絨毯/「ぬし」の正体/貯金大作戦
 /グチは出るけど/SHINGO★西成/通称「天ぷら屋」/順風満帆/
 東京から来た刑事/留置番号二十一番/青木弁護士登場/取調室/護送/
 ギンブチ検事/まさかの

三・一一の衝撃・グランマ号の船出編―チェ・ゲバラとの邂逅
 二○一一年~二○一五年 四十九才~五十三才  
 飯舘村の長谷川健一さん/自分の言葉(新井新聞)創刊/越冬闘争と夏ま
 つり/勝利号、明治公園へ/狭山再審の石川一雄・早智子夫妻/加藤登紀
 子さん、三角公園に降りる/活動優先で居酒屋は/クリキンへの電話/学
 生運動仲間とも/こどもの里と阿修羅さん/グランマ号の船出

前書きなど

業務上横領の前歴を、「人生いろいろ」と受け流してくれた釜ヶ崎の活
動仲間や酒飲み友達の皆さん。釜ヶ崎に帰ってきて良かったです。(略)

天国でも地獄でもない釜ヶ崎ですが、町は大きく変わりつつあります。
それでも、「釜ヶ崎に行けば何とかなる」という町であり続けて欲しい
と思います。例えば、僕がそうであったように。
                        「あとがき」より

著者プロフィール

宮本 信芳  (ミヤモト ノブヨシ)  (

1962年横浜で土建屋宮本組の三男として生まれる。宮本組の倒産、両親の結核
での入院により、小学五年から中学二年までを児童養護施設・日本水上学園で
過ごす。退園後、高校二年の停学処分中に三好徹著「チェ・ゲバラ伝」を読み
感銘を受け、目覚める。1980年、日本社会事業大学・社会福祉学部に入学。男
子寮廃寮反対闘争ののち、学生自治会委員長を務める。卒業後、身体障害者授
産施設・東京コロニーに就職。四年で退職し、以降をキャバクラ業界で過ごす。
アルコール依存、サラ金多重債務による自己破産等を経て2005年、キャバクラ
会社の金を持ち逃げ。半年後には金を使い果たし大阪・釜ヶ崎に流れ着く。立
ち飲み屋台で再起をはかるも2010年に逮捕。示談成立で不起訴処分となり釜ヶ
崎に戻る。2011年の3.11の福島原発事故を契機に、「新井新聞」の発行・社会
的活動を再開。2015年に居酒屋グランマ号をオープン。現在に至る。

上記内容は本書刊行時のものです。