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神と黄金 上 ウォルター・ラッセル・ミード(著/文) - 青灯社
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神と黄金 上 (カミトオウゴン ジョウ) イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか (イギリス、アメリカハナゼキンゲンダイセカイヲシハイデキタノカ)
原書: GOD AND GOLD

社会一般
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発行:青灯社
四六判
382ページ
並製
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-86228-070-1   COPY
ISBN 13
9784862280701   COPY
ISBN 10h
4-86228-070-6   COPY
ISBN 10
4862280706   COPY
出版者記号
86228   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2014年4月
書店発売日
登録日
2014年4月25日
最終更新日
2014年4月25日
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書評掲載情報

2014-12-21 毎日新聞
評者: 本村凌二(早稲田大学特任教授・西洋史)
2014-08-17 読売新聞
評者: 田所昌幸(慶應義塾大学教授、国際政治学者)
2014-08-03 朝日新聞
評者: 水野和夫(日本大学教授・経済学)
2014-07-27 毎日新聞
評者: 本村凌二(早稲田大学特任教授・西洋史)
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紹介

アメリカは衰退する? しない?
大スケールで分析する注目作

本書の六つの問い。
第一、アングロ‐アメリカ人が世界政治に突きつけている独特の政治的・文化的課題とは何か?
第二、アングロ‐アメリカ人が新たな世界秩序を形成するための軍事的・経済的・政治的争いに勝利したのはなぜか?
第三、アングロ‐アメリカ人は敵を打倒し、グローバルな秩序を構築するための経済的・軍事的資源をいかにして動員することができたのか?
第四、アングロ‐アメリカ人が自分たちの力によって平和な世界がもたらされようとしていると、かくもたびたび信じたのはなぜか?
第五、アングロ‐アメリカ人が事あるごとに見通しを誤ってきたのはなぜか?
第六、 アングロ‐アメリカ勢力はいつまで存在し続けるのであろうか? 過去三百年以上にわたるアングロ‐アメリカ勢力の歴史は、いかなる意味を持つのか? (序論より)

大澤真幸氏すいせん
十七世紀以降、英米(アングロ-アメリカ)は、一度も負け組に回ったことがない。どうしてそんなに強いのか?
本書がその問いに答えている。秘密は、二つのG、神(ゴッド)と黄金(ゴールド)の特殊な接合にある、と。つまり、資本主義と結託した特異なキリスト教こそが鍵だ、と。

目次

序論 アングロ-アメリカ勢力と世界をめぐる「六つの問い」
第一部 海象と大工
第一章 神はわれらの側にあり―クロムウェルからブッシュ・ジュニアに至る内部の敵との戦い
第二章価値観を共有するアングロ‐サクソン人――ルイス・キャロル「海象と大工」とデフォー「生粋のイングランド人」
第三章彼らはわれらをいかに憎みしか――英語国民とワスプ嫌いの人びとを隔てる壁

第二部 すべての国より畏怖と羨望の的となりし
第四章海洋国家システムのヴァージョン・アップ――オランダからイギリスを経てアメリカへ
第五章フランス、この厄介な国――イギリスの海洋国家システムに挑戦するナポレオン
第六章世界は彼らの牡蠣であった――英語文化圏としてのイギリス帝国の拡大
第七章力の源泉――英語圏における公信用と私的信用の制度的基盤・イングランド銀行
第八章イートン校の運動場――消費革命、交通革命、情報革命、大衆文化、スポーツの発展
第九章ゴルディロックスと西洋――資本主義という荒馬を御す英語国民の国

第三部 アングロ‐サクソンの態度
第十章ワスプと蜜蜂――「開かれた社会」と「閉ざされた社会」、「動的宗教」と「静的宗教」
第十一章 ブレイの牧師――宗教への固執と懐疑主義との共存
第十二章 教義対教義――カトリックとプロテスタントと啓蒙思想のせめぎ合い

[下巻目次] (5月下旬発売)
第十三章 白のクイーン――「開かれた社会」における宗教の役割
第十四章 エクセルショー! ―-ヤンキーの向上心に与える資本主義とカルヴィニズムの影響
第十五章 ジャイロスコープとピラミッド――アメリカ社会が依拠する理性、啓示、伝統のアングリカン社会
第四部 神は何を為し給ひしや
第十六章 歴史とは何ぞや――現代世界を形成している二つのメタ物語〔一〕アブラハムの物語
第十七章 歴史との戦い――現代世界を形成している二つのメタ物語〔二〕資本主義・進歩主義の物語
第十八章 黄金のミーム――見えざる手、ウイッグ史観、神との契約
第十九章 ウイッグ・バビロン――「歴史の終わり」と「文明の衝突」
第五部 歴史の教訓
第二十章 海洋国家の将来――アメリカ衰退論と海洋国家の大戦略「グリニッジ長老の議定書」
第二十一章 ゴーストダンサーたち――アメリカとイスラーム世界との関係
第二十二章 文明間の外交――ラインホールド・ニーバーの洞察
第二十三章 歴史の終わりとは――グローバル社会の発展と永続革命

著者プロフィール

ウォルター・ラッセル・ミード  (Walter Russell Mead)  (著/文

バード大学外交・人文科学教授および論壇サイトThe American Interest総合監修者。外交問題評議会ヘンリー・A・キッシンジャー米外交政策上級研究員を歴任。フォーリン・アフェアーズ誌に定期的に書評を執筆、ニューヨークタイムズ紙、ワシントンポスト紙などにもしばしば寄稿している。
主著『神の加護(Special Providence)』、『パワー、テロ、平和および戦争(Power, Terror, Peace, and War)』。『神の加護』は、英エコノミスト誌が「世界で最も重要なノンフィクション賞」と評したライオネル・ゲルバー賞を二〇〇二年に受賞。

訳者 寺下滝郎   (テラシタ・タキロウ)  (著/文

翻訳家。1965年、広島県呉市に生まれる。1988年、学習院大学法学部政治学科卒業。1999年、東洋英和女学院大学大学院社会科学研究科修了。修士学位論文「日本における外国経済界のロビイング~在日米国商工会議所(ACCJ)を中心に」で長野賞を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。