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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:16:"理性の暴力 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-86228-069-5";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:1204:"合理化・理性化の追求は暴力を胚胎する ● フクシマの原発事故は、想定外のリスクを排除した全体主義的 な科学のイデオロギー化による。事故防止のための思想とは? ● 〈いじめ〉はなぜなくならないのか。本来、自由と自立を訓育 する学校の本質から考える。 ● 沖縄戦「集団自決」の悲劇を、軍の直接関与の有無にかかわら ず、どこにでも起こりうるものとして、全体主義の視野から考察。 ● ハンセン病強制収容のように、公共性の空間は内部から他者の 権利剥奪と殺戮の強制収容所を生み出す。公共性空間を再考する。 ● 水俣病の原因には科学的根拠がないとし水俣病の発見を遅らせ た専門家の過度に科学的・論理的思考法を問う。 ● 死刑判決は裁判官の推論という誤謬と被害者擁護の応報から成 り立つ、その理性のありようを分析する。 ● 理性の限界と可能性を考える、卓抜な哲学者の登場。日本哲学界が無視する日本社会の病理を徹底思考する稀有な書。 ";s:6:"author";s:21:"古賀 徹(著/文)";s:10:"publishers";s:9:"青灯社";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:9:"青灯社";s:12:"release_date";i:1390834800;}

叢書 魂の脱植民地化 5

理性の暴力 日本社会の病理学

哲学・宗教 ラノベ

古賀 徹(著/文)
発行:青灯社

四六判   404頁  並製
定価 2,800円+税

ISBN 978-4-86228-069-5   C0036
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2014年1月
書店発売日 2014年1月28日
登録日 2014年1月8日

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紹介

合理化・理性化の追求は暴力を胚胎する

● フクシマの原発事故は、想定外のリスクを排除した全体主義的
な科学のイデオロギー化による。事故防止のための思想とは?

● 〈いじめ〉はなぜなくならないのか。本来、自由と自立を訓育
する学校の本質から考える。

● 沖縄戦「集団自決」の悲劇を、軍の直接関与の有無にかかわら
ず、どこにでも起こりうるものとして、全体主義の視野から考察。

● ハンセン病強制収容のように、公共性の空間は内部から他者の
権利剥奪と殺戮の強制収容所を生み出す。公共性空間を再考する。

● 水俣病の原因には科学的根拠がないとし水俣病の発見を遅らせ
た専門家の過度に科学的・論理的思考法を問う。

● 死刑判決は裁判官の推論という誤謬と被害者擁護の応報から成
り立つ、その理性のありようを分析する。

● 理性の限界と可能性を考える、卓抜な哲学者の登場。日本哲学界が無視する日本社会の病理を徹底思考する稀有な書。

目次

序論 ミルフィーユとしての記述

理性と暴力/ミルフィーユ/ 私を貫く歴史たち/
エートスとパトス/ 神話と哲学/ 技術について/
近代的な自然支配/ 自然支配の限界/ 病んだ論理学/
現代的理性の条件/ 支配と解放の両義性

第一章 いじめの論理学

ストレス論の限界/ 全体主義モデル 訓育モデル/ 共同性の崩壊と訓育の全体化/
P.S. 学校暴力の諸経験/ 教育の病理学/ 近代と現代の差異/
ロマン的な自然観と教育観/ 自然状態について/ 系統的発生と個体的発生

第二章 沖縄戦「集団自決」をめぐって

道徳命令/ 命令の構造/ 全体的動員/
戦争の崩壊 / P.S. 引き裂かれた実定性/ プラトンの全体主義批判/ 市民的公共性の構造/
市民的公共性の腐食/ パノプティコンとナルシシズム

第三章 〈声〉を聞くこと──ハンセン病の強制収容

手術台の想起/ 世界と全体主義/ 強制収容所/
イデオロギーとしての法/ 法と生命/ 語り出す〈声〉 P.S. 収容と忘却/ 二一世紀の宿泊拒否事件/
行政と啓蒙/ 暴力を知覚するということ

第四章 破壊のあとの鎖列──水俣の経験から

相対の論理/ 超越論的条件の破壊/ 応答なき時間と金銭という応答/
相対の梯子/ もやい/
P.S. 水俣との出会い/ 近代化論の陥穽/ レスポンスの遅延/
レスポンスの諸相

第五章 廃棄物の論理学のために

人間の拒否/ 志向する主体の破綻/影の物質性/
最終的分断/ 自己差異化する技術
P.S. 産業社会と消費社会/ 札幌と福岡/ 「西側」の論理/
魚を食べることと子を産むこと

第六章 死刑場の設計

執行場のデザイン/ 超越論的暴力と世界からの見捨て/ 相互性と超越論的物語/
犯罪の「証明」/ 応報的証明/
P.S. 「凡庸」なる刑場

第七章 原子力発電の論理学

原子力の言説批判/ 危機の存在論/ 因果性と自由権の腐蝕/
リスク評価の拡散/ 五つの展開形態 確率的不安と社会的対立/
危機の認識論─自然支配という理念/ 哲学的批判の可能性/
全称的主張の困難/ 経験とイデオロギー/ 権利と内容の差異/
反証主義と可能性 / 危機の弁証法─中立モデルの腐蝕/ 反証回避戦略/
社会総体による媒介/ 安全なのか危険なのか/
P.S. 原発に反対するとき / 非暴力直接行動/ いのちへの憎悪

終章 鉄鎖を解く哲学の任務

哲学という鉄鎖/ 憧れる魂とナルシシズム/ 残骸とその転換

著者プロフィール

古賀 徹(コガ・トオル)

古賀 徹 (こが・とおる)九州大学准教授。1967年熊本県生まれ。北海道大学文学研究科博士課程単位取得 博士(文学)。専攻は哲学。2000年から2001年、ドイツ・フランクフルト大学にて在外研究。主著『超越論的虚構-社会理論と現象学』(情況出版)。日本哲学界の西洋中心主義、植民地性を批判、理性や日本社会の病理を徹底思考する稀有の哲学者。

上記内容は本書刊行時のものです。