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a:9:{s:12:"shoshi_title";s:43:"ポスト全体主義時代の民主主義 ";s:11:"shoshi_isbn";s:17:"978-4-86228-056-5";s:16:"shoshi_publisher";N;s:11:"description";s:250:"フランス最高の知性による問題作、意味の「解体」が進行する現代社会。68年を脱神話化し、現代フランス社会における脱人間化プロセスを通じて現代民主主義社会の病理をえぐる。 ";s:6:"author";s:55:"ジャン=ピエール・ルゴフ(著/文)…他2名";s:10:"publishers";s:9:"青灯社";s:9:"publisher";N;s:9:"productor";s:9:"青灯社";s:12:"release_date";i:1321887600;}

ポスト全体主義時代の民主主義

社会一般 ラノベ

ジャン=ピエール・ルゴフ(著), 渡名喜 庸哲(訳), 中村 督(訳)
発行:青灯社

四六判   305頁  並製
定価 2,800円+税

ISBN 978-4-86228-056-5   C1031
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2011年11月
書店発売日 2011年11月22日
登録日 2011年10月24日

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紹介

フランス最高の知性による問題作
意味の「解体」が進行する現代社会
「68年5月」は人々の欲望を解放する一方、社会、文化を「解体」した。80年代の「現代化」と「マネジメント」はその流れを決定づけた。68年を脱神話化し、現代フランス社会における脱人間化プロセスを通じて現代民主主義社会の病理をえぐる。

目次

目次
はじめに
「市場独裁」から「新たな全体主義」へ
全体主義という事象の還元不可能性
民主主義の否定の新たな様態?
どのような批判的方法論を用いるか

第1部全体主義と現代化のイデオロギー――共通点と差異

第1章永続運動する社会、確実性で満ちた世界
現代化のイデオロギー
永続的な不安定と運動の法則
「永続的な社会創造」と「透明性」
確実性という新たな言説
新たな紋切型と虚構的世界の創造

第2章無定形な権力
場所と地位の混沌
全体主義の「無定形の権力」
新たな支配様式
隙のないパフォーマンスと人間‐機械
人間存在の基礎的な行動への還元
変化させるべき無形の素材としての社会

第3章生き残りの論理対幸福の約束
生き残るために適応すること
不確実な歴史、漂う現在
「大いなる知」の不在
「複雑」で「開かれた」社会

第4章非一貫性と権力の否認
全体主義の容赦なき論理
一貫した虚構?
矛盾した命令と非一貫した言説
唯一の党および指導者の全体支配
ますます見えなくなる権力

第5章全体主義と穏やかな野蛮
抗争の否定と「〈一者〉幻想」の逆転
割れた鏡の効果

第6章似たような可能性の条件?
一貫した虚構を渇望するアトム化された諸個人からなる大衆
同じ条件?
同じタイプの個人?
全体主義と民主主義の逆説的な系譜関係
イデオロギーの誕生
現代化と不確実性

第7章「見えないイデオロギー」
新たな隠蔽の論理
同じ現象か?
「想像的なものの狡知」、あるいはその解体?

第2部 解体の起源

第8章転覆
六八年五月 いかなる遺産か
われわれはまだ民主主義のなかにいるのか
歴史の総決算
自己参照的自律と欲望を抱く主体
相続における断絶 問われる学校と家族

第9章反全体主義をいかに意識するか
左翼の抵抗
意識化か有責感か

第10章 社会的・歴史的新情勢
「空虚の時代」と「ナルシシズムの時代」
新たな病理
自由主義と現代化
新たな自由主義的想像力

第11章 「新たな資本主義の精神」とナチズムの凡庸化
新たな「資本主義の精神」?
いかにして懐柔するか
「悪の凡庸さ」から悪の凡庸化へ

第3部 道を誤った反全体主義

第12章 権力の幻想
反グローバリゼーション運動のいくつかの袋小路
新たな経済至上主義
「新たな世界の支配者」
逆向きの現代化論

第13章 全能のメディアたち
「新たな番犬たち」
模倣主義と「過剰な感動」
プロパガンダと人民の阿片 精神のアメリカ化
パブロフ的、全体主義的メディア観
民主主義の誤認
袋小路

第14章 われわれは「すばらしい新世界」に突入したのか
反ユートピアから現実へ?
大衆をいかに条件づけるか
セックス、ドラッグ、画一主義
「共有、均等、安定」

第15章 ビッグ・ブラザーがあなたを見ている?
『すばらしい新世界』の裏側
紋切型から逃れること
「狼狽するほどの虚偽の国」
言語の破壊
全能という幻想

第16章 民主主義の盲点
プロパガンダと情報操作を超えて
断片化した鏡の効果
無意味さと解体
民主主義と穏やかな野蛮
主張と活動の抑制

結論 現在に直面して
全体主義からいかなる教訓を引き出すべきか
他者への開放性とは何か
誤ったジレンマから逃れること
いかなる民主主義か
いかなる政治か

原注

訳者解説

著者プロフィール

ジャン=ピエール・ルゴフ(ジャン=ピエール・ルゴフ)

現代社会の脱人間化を深く問うフランスの代表的知識人。
フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員。1949年生まれ。専門は政治社会学。
著書 『六八年五月 不可能な遺産』『穏やかな野蛮 企業と学校の盲目的な現代化』(未邦訳)

渡名喜 庸哲(となき ようてつ)

日本学術振興会特別研究員。

中村 督(なかむら ただし)

東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。

上記内容は本書刊行時のものです。