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中国興業銀行の崩壊と再建 篠永宣孝(著/文) - 春風社
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中国興業銀行の崩壊と再建 第一次大戦後フランスの政治・経済・金融的対抗

発行:春風社
A5判
800ページ
定価 8,000円+税
ISBN
9784861105654
Cコード
C0033
一般 単行本 経済・財政・統計

出版社在庫情報
不明
発売予定日
登録日
2017年10月19日
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紹介

中仏両国によって1913年に設立された銀行の盛衰を、厖大な一次史料や民間銀行史料を駆使して究明した世界初の本格的実証研究。

目次

はしがき
I 中国興業銀行の発展(一九一三~一九二〇年)
第一章 中国興業銀行の発展(一九一三~一九一四年)
はじめに
第一節 一九一四年五%金工業借款(浦口借款)契約の獲得と起債
(一)浦口〔Poukou〕借款の獲得とフランス諸銀行の対応
(二)浦口借款(工業借款)獲得と英仏間の軋轢
(三)浦口借款(工業借款)の発行
第二節 欽渝〔Ching-Yu〕鉄道契約の獲得
第三節 Ch・ヴィクトール銀行の破綻とフランス信用銀行の参画
(一)Ch・ヴィクトール銀行と信用補助会社〔SAC〕の破綻
(二)フランス信用銀行〔CF〕とBICへの参画
第二章 第一次大戦期の中国興業銀行
第一節 第一次大戦期の中国興業銀行の発展と変容
第二節 BIC支店網の拡充と業務規模の拡大
第三節 BICの融資の拡大と資本の固定化
第三章 戦後の中国興業銀行の発展(一九一九~一九二〇年)
第一節 中国興業銀行〔BIC〕支店網の世界的拡張
第二節 BIC資本の増強と事業の展開
第三節 銀行内部組織の変容
第四節 戦後BICの産業投資と資本の固定化
II 中国興業銀行の破綻とパリバ銀行団の金融支援
第四章 戦後恐慌と中国興業銀行の危機
第一節 戦後恐慌の到来
第二節 中国興業銀行の危機の始まり
第三節 BIC危機の実態
第五章 中国興業銀行の破綻とパリバ銀行団の金融支援
第一節 予兆
第二節 パリバ銀行団の出動と第一次金融支援―BIC事件の始まり
第三節 外務省事務総長フィリップ・ベルトロの介入
第四節 パリバ銀行団の第二次金融支援
第六章 中国興業銀行危機に対する銀行・金融界、政府・政界の対応
第一節 オーラス・フィナリとパリバの対応―パリバのアジア戦略
(一)オーラス・フィナリとパリバ
(二)戦後パリバ(H・フィナリ)の東中欧での展開
(三)パリバ(H・フィナリ)のアジア戦略と中国興業銀行〔BIC〕
(1) 露清銀行と露亜銀行
(2) 極東不動産信用銀行〔CFEO〕
(3) 中国興業銀行(A・ベルトロ)とパリバ(H・フィナリ)
第二節 地方銀行中央会社・中国興業銀行の危機へのフランス銀行の対応
第三節 インドシナ総督モーリス・ロンとインドシナ政府の対応
第四節 インドシナ銀行の対応と新国際借款団の形成
(一)インドシナ銀行と特権更新問題
(二)新国際借款団の形成―インドシナ銀行と中国興業銀行の軋轢
第七章 H・フィナリ=Ph・ベルトロ=L・ルシュールの奔走と中国興業銀行の窓口閉鎖

第一節 H・フィナリ=Ph・ベルトロと大蔵省国庫局長J・パルマンチエの対抗
第二節 解放区相ルイ・ルシュールの最後の奔走(一九二一年六月)
第三節 中国興業銀行の支払停止
小括
III 中国興業銀行の再建―中国興業銀行管理会社の設立
第八章 中国興業銀行再建をめぐる論戦と再建計画
第一節 一九二一年夏の下院でのBICをめぐる論戦
第二節 中国興業銀行再建と中国借款計画
第三節 BICの破綻に直面した中国人(中国人居留民)の反響
(一)フランスにおける中国人居留民への反響
(二)BIC窓口閉鎖に対する極東での反響
第四節 中国興業銀行再建資金の探求
第九章 中国興業銀行再建への新展開―義和団賠償金充当案
第一節 中国興業銀行再建の新計画案の登場(義和団賠償金方式)
第二節 BIC問題の国会討議と義和団賠償金充当案の採択
(一)一九二一年一二月二四日と二七日の下院でのBIC問題の討議
(二)ブリアン内閣からポワンカレ内閣へ―義和団賠償金充当案の継承
第十章 中国興業銀行管理会社〔SFGBIC〕の設立
第一節 闘いのあと
第二節 中国興業銀行管理会社〔SFGBIC〕の設立
IV 中国興業銀行管理会社と中仏商工銀行の発展
第十一章 中国興業銀行管理会社から中仏商工銀行へ
第一節 中国興業銀行管理会社〔SFGBIC〕の開業
第二節 中国興業銀行管理会社〔SFGBIC〕の発展 (一九二二~一九二五年)
第三節 中仏商工銀行〔BFCCI〕への社名変更
第十二章 中仏商工銀行〔BFCCI〕の発展と一九三〇年代の危機
第一節 中仏商工銀行〔BFCCI〕の発展 (一九二五~一九三〇年)
第二節 一九二九年世界恐慌の勃発と中仏商工銀行〔BFCCI〕・中国興業銀行〔BIC〕の危機
総括
あとがき
史料
索引

著者プロフィール

篠永宣孝  ( シノナガノブタカ)  (著/文

篠永宣孝(しのなが・のぶたか)
1949年生まれ。1988年、パリ第八大学第三課程博士号取得(歴史学)。現在、大東文化大学経済学部教授。
著書に、『日本の戦後賠償』(〔共著〕勁草書房1999年)、『クローデルと日本』(〔共著〕七月堂2006年)、『フランス帝国主義と中国―第一次世界大戦前の中国におけるフランスの外交・金融・商工業』(春風社2008年)、訳書に、A・ベルトラン、P・グリゼ著『フランス戦間期経済史』(〔共訳〕早稲田大学出版部1997年)、W・ウッドラフ『概説 現代世界の歴史』(〔共訳〕ミネルヴァ書房2003年)、主要論文に、「駐日大使クローデルとフランスの極東政策」『早稲田政治経済学雑誌』第368号2007年、などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。