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文学とアダプテーション
ヨーロッパの文化的変容
- 書店発売日
- 2017年10月16日
- 登録日
- 2017年8月31日
- 最終更新日
- 2017年8月31日
書評掲載情報
2018-06-17 |
毎日新聞
朝刊 評者: 鴻巣友季子(翻訳家) |
2017-11-12 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
小説から映画へ、演劇へ、漫画へ。再創造としての翻案=アダプテーションは何をもたらすのか。英仏独伊東欧における諸相を探る。
目次
まえがき【沼野充義】
序文:アダプテーション研究とは?【小川公代】
Ⅰ:文学から映画へ
第1章:フランス文学から映画へ――見えるものと見えないもの【野崎歓】
第2章:ドイツ語圏の翻案映画について――ハインリヒ・フォン・クライスト『ミヒャエル・コールハース』を手がかりに【眞鍋正紀】
第3章:イギリスからハリウッドとボリウッドへ――ジェイン・オースティンの作品と翻案【新井潤美】
第4章:福祉国家のためのディケンズ?――イギリス「文芸映画」とアダプテーションの歴史性【秦邦生】
Ⅱ:戯曲・ミュージカル・漫画・オペラ
第5章:翻案としての舞台上演――革命前後のロシアにおけるヨーロッパ劇【村田真一】
第6章:フランス・ミュージカルの魅力――ふたつのユゴー作品【渡辺諒】
第7章:他人の記憶を描く――フランス語圏における物語の漫画家とエマニュエル・ギベールの仕事【笠間直穂子】
第8章:イタリア映画における原作小説とオペラ――ヴィスコンティの『夏の嵐』を例に【堤康徳】
Ⅲ:再創造の挑戦
第9章:ジョルジュ・メリエスにおける「翻案」――初期フランス映画試論【吉村和明】
第10章:コウルリッジの「生の哲学」と『パンデモニアム』――イギリス・ロマン主義文学の再解釈【小川公代】
第11章:ボスニアの奇想――エミール・クストゥリツァによるイヴォ・アンドリッチの翻案【奥彩子】
第12章:壊れたテンペスト――シェイクスピア『テンペスト』と日本映画『佐渡テンペスト』に翻案する【ジョン・ウィリアムズ/小澤央訳】
可能性としてのアダプテーション――「あとがき」にかえて【吉村和明】
上記内容は本書刊行時のものです。