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岡山わらべ歌紀行
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年12月24日
- 書店発売日
- 2021年1月15日
- 登録日
- 2020年12月15日
- 最終更新日
- 2021年1月7日
紹介
〽ねんねこ しゃっしゃりませ
ねた子のかわいさ 起きて泣く子の
ねんころろん 面憎さ
ねんころろん ねんころろん(中国地方の子守唄)
〽あんたがたどこさ 肥後さ
肥後どこさ 熊本さ(「あんたがたどこさ」哲西の童唄)
遊び、仕事、くらし、自然、言葉、そして戦争……わらべ歌の世界は多岐にわたっている。本書では、岡山県内各地に伝わっているわらべ歌を紹介しながら、歌に込められた思いや世相、他地域との差異などを紹介。そこには、生活の知恵や次世代へ語り継ぎたいメッセージが込められている。
消えて行きつつあるわらべ歌を文字で残そうという試み。
目次
食料難の時代に/ゆったりがよい/ロシア、中国を蔑視/いっちこ たっちこ たいえん/一番はじめは一の宮/赤い風ぐるまは母の悲しみ/子買おう/ヤンマ恋し/青菜切るよにごしごしと/芋飯・赤い飯・五目飯/爺さん婆さん寝とれ/コモコモ出え出え/お嫁さんの頼りは何/もっとゆったりと/手と気持ちを合わせ/牛出え 馬出え/言葉の変化がおもしろい/のりちゃん言うても/郵便さん 早う走れ/クック ピンヒョロ ケンケン/上がり目、下がり目
/お月さん なんぼ/一列らんぱん破裂して/いちじく にんじん/目隠しすれば異界に/ひいふうみいよう/たーから 宝隠し/とんとや/あんたがたどこさ/お母さんは死んだ/曲芸師だった子どもたち/遊びの中で子どもは育つ/六人残してみな殺し/屁も一芸/屁のかっぱの精神を/河童もいないと寂しい/正月様ござった/万灯の勧進/鬼うめ蛇うめ/バッカンサナダ/戦争の民話は、もういらない/小学校には仕事に行った/民謡エッセイを連載して/思い出すのは子どものころ
時を越えて 中桐美和子
『道標』連載に感謝 かわかみよしこ
参考文献
あとがき
版元から一言
民話の採話、語りで知られる著者は、民謡(わらべ歌)も数多く採録している。
岡山詩人会議の詩誌『道標』に1997年から2015年までの連載のなかから44編を選んで収録。
上記内容は本書刊行時のものです。