.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト|ニ|地方小
直接取引:あり(その他)
与えられたこの道で
四六判
251ページ
並製
価格
2,000円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年2月
- 書店発売日
- 2016年2月15日
- 登録日
- 2016年2月3日
- 最終更新日
- 2016年2月10日
紹介
昭和48年の春、40歳で難治性聴力障害と診断された著者は、平成元年になって新聞の読者投稿欄に掲載された「要約筆記奉仕員養成講座」を知り、話し言葉を補ってもらって社会性をとり戻せるのだと期待に胸が膨らむ。
平成2年には地元の有志らと「岡山県東部地区の難聴者の会」を結成。ひきこもりの難聴者の家々を自転車で訪ねてまわり、要約筆記の利用と会への参加を勧めた。
本書は、20年にわたる難聴者活動を続け、要約筆記についての認識を世に広めた著者による活動の記録。
目次
口絵
序文
この道に あなたが残した足跡は 井久保伊登子
不屈の人、若林さん 渡辺美千穂
要約筆記を育てた若林さん 佐藤聡子
序 四〇歳までの私がいたところ
第一章 忍び足で来た聴覚異常
第二章 要約筆記と「森の集い」と
第三章 文章表現から始まって
第四章 このころの日常と母の死
第五章 人工内耳を装用して
第六章 夫の発病から他界まで
第七章 「森の集い」解散
歌集『夫の思ひ出』
あとがき
前書きなど
「私が今まで生きてきたことの意味を考えます。耳が不自由になったことは、不幸ではありませんでした。おかげで豊かな生き方ができました。
要約筆記奉仕員の方たちに支えていただいて、死を考えていた私が立ち上がり、生きる喜びを知りました。その喜びを力に難聴者のグループ「森の集い」を立ち上げて、その活動が私の生き甲斐になりました。難聴の友の輪が広がって、手話を学び、読唇を学びました。講座を紹介していただいて、文章表現の訓練を重ねました。」
上記内容は本書刊行時のものです。