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小さなパン屋の革命
〈リエゾン〉河上祐隆の仕事
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2012年12月
- 書店発売日
- 2013年1月28日
- 登録日
- 2012年12月6日
- 最終更新日
- 2012年12月27日
重版情報
3刷 | 出来予定日: 2016-06-30 |
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「おかやま工房」は、岡山市内の超人気ベーカリー。市内のみならず東京や外国にもお店があります。そして、この本の著者である社長河上さんの研修講座<リエゾンプロジェクト>で独立していった人も多数。果たしてその<リエゾンプロジェクト>とは何か? ☆『小さなパン屋の革命』(岡山ビジネスライブラリィ2、定価1500円+税)は2012年のクリスマスに刊行。日本の安心安全なパンを世界に届けようという著者の、「5日間の研修でパン職人として独立」を支援するビジネスと、そこにたどりつくまでをまとめた本です。開業したいという方の手に届けられ、海外にまで広がりました。刊行から4年、さらに活躍と発展を続け、マスコミでとりあげられる機会も増え、このたびの3刷となりました。 |
紹介
たかがパン、されどパン……地方都市・岡山で花開いた小さなパン屋が、今、世界を変える。今注目の〈小商い〉創業支援、それが〈リエゾン・プロジェクト〉。22歳の若さで自らのベーカリーを開業した著者が、数々の失敗や壁にぶつかりながら全身で掴み取ったものは--。「おいしいパンは作るな」「安全安心、無添加の焼きたてパン」「経験ではなく理論、カンではなく数字」「日本のパンは世界一おいしい」「5日の研修でパン店を開業できる」……激流のように過ぎゆく日々をくぐり抜けたからこそ出てくる、熱い言葉の数々。株式会社おかやま工房と河上社長が歩んできた道と、安全安心、無添加手づくり、焼きたてのパン作りにかける理念と情熱、そして「リエゾン・プロジェクト」の展開、海外進出など、これまでの業界の「常識」を覆し、世界に通用する日本産のパンとパン屋さんづくりについて、その考えと実践をすべてさらけ出した。
目次
プロローグ
Chapter 1 挫折
「ツネボン」と呼ばれた少年時代/ボンボン、ヤンキー中学生になる/「100%無理」といわれた清風高校に合格/1000人中950番からのスタート/学年トップになって生まれた過信/6年間の片想い/生きていくための就職。偶然見つけた「製パン」の文字/一家離散から13年後に告げられた父の死
Chapter 2 独歩
初任給8万円。パン職人の見習いになる/パンの神様と出会う/半年で店長の辞令/パン屋2店目で月給15万円/松山千春の北海道へ/恩師との再会/解き明かされたゴッドハンドの謎/「13万切ったらクビやぞ」/寝床は小麦粉袋の山の上/パン職人は、親の死に目に会えない/邪道といわれる製法が生んだ、耳までおいしい食パン/自己資金100万円、借金1400万円。22歳で独立
Chapter 3 変革
パン屋が人の流れを変える/「おいしいパンをつくったらあかん」/26歳で1億円の家を建てる/上には上がいる。大阪の井の中の蛙/息子の転地療養で岡山へ/軽い気持ちで岡山にパン屋をオープン/「備前焼の店?」「いいえ、パン屋なんです」/大阪と岡山、正反対の気質/真の経営者になれ/冷凍生地に負けた理由/大雨の高速道路で車が大破/完全無添加でパンを焼く/完全な誤算で大赤字/42歳で初めて旅したヨーロッパ/大規模ベーカリーの挑戦/スタッフは全員8時間労働の平社員
Chapter 4 創造
生き残れる人間は、2年で独立する/石窯ナポリピッツァを求めて福島へ/4坪のミニベーカリーをプロデュース/ミニベーカリーはビジネスになる!/直営のミニベーカリーを開業/5日間で基本のパン15種類をマスター/リエゾンプロジェクト、大分から大阪、東京へ/パンが焼ける楽しさと経営の落とし穴/2カ月に1回の勉強会
Chapter 5 冒険
ジャカルタから突然の電話/30年前の懐かしい味/出店場所が決まらない/オープンの日を過ぎても、電気の配線工事すら終わらない/言いたいことを言い合えるのがコミュニケーションの原点/中国で払った高い授業料/ビジネスは縁と運/2013年、海外に直営店を出す
Chapter 6 追求
仕事120%、趣味なし/「親父の会社で働きたいんやけど」/日商100万円の店をつくる。一店舗主義から多店舗経営へ/今を生きる/パン業界の未来は日本の未来/河上祐隆の10年後
前書きなど
「河上、たかがパンやからな」。経営者になって28 年、いつも忘れないようにしている恩師の言葉です。贅沢品や嗜好品ではない、日常品としてのパン。毎日飽きることなく、安心して食べてもらえる、おいしい無添加のパンを届けたい。おかやま工房の焼きたてのパンで一人でも多くの人を笑顔にしたい。いつの間にかパンとパンづくりに夢中になり、パン屋の持つ可能性に心を躍らせながら、「たかがパン、されどパン」の気持ちで走り続けてきました。
上記内容は本書刊行時のものです。