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素晴らしきチボリ公園の残像 渡邊 雅浩(著) - 吉備人出版
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素晴らしきチボリ公園の残像 (スバラシキチボリコウエンノザンゾウ)

社会一般
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発行:吉備人出版
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ11mm
重さ 300g
194ページ
上製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-86069-260-5   COPY
ISBN 13
9784860692605   COPY
ISBN 10h
4-86069-260-8   COPY
ISBN 10
4860692608   COPY
出版者記号
86069   COPY
Cコード
C0063  
0:一般 0:単行本 63:商業
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2010年5月
書店発売日
登録日
2010年3月7日
最終更新日
2015年9月14日
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紹介

無くなった「倉敷・チボリ公園」を追体験! あの公園はこんなにもステキな公園だった! 元チボリ・ジャパン社の経営者が詳細に記述。

目次

プロローグ
チボリ公園へ
コペンハーゲン・チボリ公園
テーマパークとは
倉敷チボリ公園の概要
チボリ公園のコンセプト
コラム「公園はステージ」
チボリ公園設置の意義
(1)チボリ公園が求められる時代背景
  成熟社会
  自由(余暇)時間と「遊び」
(2)パンとサーカス
倉敷はテーマパークの適地か
(1)「晴れの国」
コラム「チボリ晴れ」
(2)集客力
(3)美観地区・後楽園との連携
園内散策 〔I〕
(1)エントランスゲートあたり
(2)チボリバルーン、オーディンエクスプレスあたり
(3)バックアレー
(4)コロニーガーデン
(5)フラーナングフォールあたり
(6)デンマークハウス、サンゲオ号あたり
コラム「ビール」
(7)アンデルセンホール
  ハンス・クリスチャン・アンデルセン
  アンデルセンシアター
(8)ヴァイキングと人魚姫の像
(9)切り絵の庭
(10)チボリ湖東岸あたり
コラム「巨樹」
おとなの公園
(1)お気に入りの場所
(2)チボリ公園の時間
コラム「チボリ公園内では体内時計で」
(3)静かな公園
チボリタワー
(1)デンマークという国
  日本とデンマークとの交流の歴史
  デンマークの生活
コラム「あかり」
  環境問題への関心
  北欧民主主義
  高い税金と生活の安心
  福祉国家
  デザインの国
園内散策 〔II〕
(1)オールドコペンハーゲン
コラム「噴水」
(2)テーマパークでの商品販売
(3)チボリ公園で販売している商品
  北欧(デンマーク)生まれの輸入雑貨
コラム「唐草模様のコーヒーカップ」
  チボリ公園のオリジナル商品
  オールドデニッシュベーカリー
エンターテインメント
(1)ミュージカル「チボリの森の12ヶ月」
(2)ミュージカル「ハンスの冒険」
(3)チボリ・ウインド・アンサンブル(TWE)
チボリのガーデニング
チボリ公園の四季
(1)春
(2)夏
(3)秋
(4)冬
園内点景
(1)高齢者とベビーカー
(2)街角のパフォーマンス
(3)人前結婚式
(4)写生、撮影会
(5)歩き喰いとファーストフード店
(6)ポスタースタンド、看板
(7)ビアガーデン
イルミネーション
テーマパークの運営は人
コラム「マニュアル」
エピローグの前に
エピローグ

前書きなど

2008年12月31日にチボリ公園は閉園した。11年6ヶ月の短い営業であった。
 160年を超える長い歴史をもち、多くのコペンハーゲン市民や外国の旅行者からも親しまれているデンマークのチボリ公園が、そのコンセプトや運営ノウハウをはじめて外国へ提供したのが倉敷チボリ公園であった。
 デンマークのチボリ公園は、花と緑にあふれ、美しい音楽が流れ、園内の素晴らしい景観や雰囲気のなかで食事が楽しめ、エンターテインメントやアトラクションに興じることができる世界的に評価の高い公園である。私たちは倉敷の地でそのような公園の楽しみ方が堪能できたのである。わが国にはこれまでに例のない公園であり、これからわが国がすすむべき成熟社会にふさわしい公園であった。
 11年余りの間に約1800万人の来園者があり、それぞれが、この夢の世界で思い思いの楽しいときを過ごし、数々の感動を覚えたのである。
 私はこの小著で、閉園に至った会社と県、チボリ・インターナショナル(コペンハーゲン・チボリ公園の運営会社)との関係や政治的背景の是非などを検証しようとするものではない。私自身、一時チボリ公園に関わった者として、またハートフルクラブのメンバーとして休日に何度も入園し楽しい時間を過ごした者として、倉敷にチボリ公園という素晴らしい公園があったことを心に留めておきたいとの思いからペンを執ったまでである。
 チボリ公園は、人びとに楽しく遊ぶ場を提供するだけでなく、人間本来の姿、失いかけている人間性を取戻すことができる公園であった。
 これから公園をひとつのルートに沿って散策しながら、公園の素晴らしさを述べていきたいと思う。その中でデンマークの歴史や文化、生活などについても若干言及したいと思っている。
 これによって、私自身チボリ公園での楽しい思い出を追体験したいと思っているし、また私と同じように楽しい思い出をおもちの方々にも、追体験の縁にしていただけたら幸いと思っている。
 なお、本文中にいくつかのコラムを挿入している。1998年「山陽新聞」のコラム「高梁川」に掲載したものと、当時それと同じ形式で書いていたエッセイ風のものである。ご一読いただければ幸甚である。

版元から一言

無くなった「倉敷・チボリ公園」を追体験! あの公園はこんなにもステキな公園だった! 元チボリ・ジャパン社の経営者が詳細に記述。

著者プロフィール

渡邊 雅浩  (ワタナベ マサヒロ)  (

1947年生まれ。早稲田大学第一法学部卒業。
岡山県知事室参事、秘書課長、企画部参与(地域政策課長)を経て、1998年4月から企画部参与(チボリ公園担当)としてチボリジャパン(株)へ出向し常務取締役。その後、岡山県津山振興局長。現在は学校法人山陽学園専務理事。

上記内容は本書刊行時のものです。