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青い夜道の詩人 堀内 統義(著/文) - 創風社出版
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青い夜道の詩人 (アオイヨミチノシジン) 田中冬二の旅 冬二への旅 (タナカフユジノタビ フユジヘノタビ)

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発行:創風社出版
四六判
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-86037-316-0   COPY
ISBN 13
9784860373160   COPY
ISBN 10h
4-86037-316-2   COPY
ISBN 10
4860373162   COPY
出版者記号
86037   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2022年5月10日
最終更新日
2022年5月10日
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紹介

若き日に出会い魅せられた詩人・田中冬二。年齢を重ねるごとに奥行き深く感じる冬二の詩の世界。著者は、その詩と文章に向き合い、その詩人としての人生、繰り返した小さな旅をたどりつつ、著者自身の「冬二への旅」を試みる。冬二の詩篇を紹介し読み解きながら、なんでもない日々の大切さをみつめ続けたこの詩人の人生とその時代が蘇る。

目次

(一)ふるさとにて



(二)追憶の一頁
(三)「文章世界」への投稿
(四)父と母
(五)幼年・追憶の母・母
(六)英会話教師ミス・マキム
(七)田山花袋選で特選に



(八)草愁詩社
(九)越知水草
(十)詩誌「炬火」の読者に
(十一)初めて書いた詩「蚊帳」
(十二)長谷川巳之吉



(十三)青い夜道
(十四)関東大震災
(十五)言葉の夢が夢を
(十六)自然との親和に溢れた風景
(十七)後ろ向きであることがより可能性に近い場所
(十八)強く生きる大麦の一粒
(十九)梨の花とお寺の奥さん
(二十)冬二の詩集を望む者が圧倒的



(二十一)美しい幻の喚起力
(二十二)小谷温泉
(二十三)燈火の色ほどなつかしいものはない
(二十四)くずの花は、まさに聖痕
(二十五)南欧風なセレニテ(快朗性)
(二十六)堀口大學
(二十七)日本のフランシス・ジャム



(二十八)閑雅な詩風に秘められた宗教的情操
(二十九)障子
(三十)第二詩集『海の見える石段』
(三十一)無言をもってする、身ぐるみの近代批判
(三十二)絵にかいた餅でなければ食べられない
(三十三)異国を夢見てピクチャレスクな旅を
(三十四)心理の陰翳を描いて
(三十五)愛娘を喪う
(三十六)もう一人ゐるものがあります


 
(三十七)冬二の世界を愛する池波正太郎
(三十八)三島由紀夫も愛読者
(三十九)「荒地」の詩人・三好豊一郎も
(四十)初めての本格的な「田中冬二論」が
(四十一)夢見ること、命名すること
(四十二)私にはヴィジョンのみが美しい
(四十三)田中冬二と堀口大學とのこだま



(四十四)俳句に親しむ
(四十五)かつての読書体験が涵養されて
(四十六)己のなかの身近な他者
(四十七)リズム・音韻・イメージ
(四十八)秘境奈良田を探訪
(四十九)ガス燈はなぜ古風なのか
(五十)心に思い描いた詩的現実・小林朝治
(五十一)近代化・都市化・集権化の反面



(五十二)人生の一日
(五十三)口語体より文語体での感懐
(五十四)戦争の影
(五十五)色彩画家カモアンやオットマンの絵のような詩を
(五十六)若き詩友、高祖保
(五十七)詩風の開花と充実
(五十八)村々に未来をあらしめることができるか



(五十九)戦争詩・愛国詩
(六十)大戦に感応せず、その筆を鋭くせず
(六十一)郡山での日々
(六十二)麦のごとく
(六十三)昭和二十二年(一九四七)の冬二
(六十四)返らぬ日の歌
(六十五)サングラスの蕪村

あとがき

参考文献

前書きなど

冬二はまるでゆくえをくらますように、山深い温泉などに出かけていく。そこはなにか冬二が求めた彼だけの日だまりのようで、それを追いかける私にとっても夢の日だまりのように心を抱き取られる場所であった。(「あとがき」より)

著者プロフィール

堀内 統義  (ホリウチ ツネヨシ)  (著/文

1947年1月、松山市三津浜生まれ。
早稲田大学教育学部教育学科社会教育専修卒業。
1969年から東京都で私立高校、業界誌に勤務。千葉県市川市にて小中学校勤務。
1980年から2007年まで愛媛県教育委員会、(財)愛媛県文化振興財団、愛媛県立松山南高等学校に勤務。「野獣」「早稲田詩人」「異神」「樫」「開花期」「孔雀船」「舟」等の詩誌をへて、現在は個人詩誌「漣」を発行。
2016 Pyong-Chang East Asia Poet Festivalに招かれ基調講演を行う。
2017 平昌(ピョンチャン)韓中日詩の祭典」に参加。

 詩集に『平和風平和な街にかかる祝祭星座』(冬至書房)『罠』(昭森社)『海』(創樹社)『よもだかんとりーぶるうす』(インクスポット)『日の雨』(ミッドナイト・プレス)『まぼろしの日々、日々のまぼろし』(マルコボ.コム)『夜の舟』『楠樹譚』『耳のタラップ』『ずっと、ここに』(創風社出版)他。

 詩論集『喩の島の懸崖』(創風社出版)、評伝に『峡のまれびと 夭折俳人芝不器男の世界』(邑書林)『芝不器男』(風ブックス)『恋する正岡子規』『戦争・詩・時代 平和が平和であるために』(創風社出版)、地名研究に『愛媛の地名小さきものへのめまい』(えひめブックス)
 他、著作多数。

上記内容は本書刊行時のものです。