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人の痛み この震災を転換点に
東日本大震災から五年、愛媛に避難した私たちの声
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2016年3月
- 書店発売日
- 2016年3月11日
- 登録日
- 2016年3月11日
- 最終更新日
- 2016年3月11日
紹介
「あきらめねえこと、それしかねえべ」--
当事者が声を上げる事をやめてしまったら、『一瞬でわが町わが人生が虚像になる可能性を秘めた恐ろしい社会』が続いていく事になるかも知れない。このまま諦めたら、無念のうちに死んでいった多くの人々も『無駄死に』に終わってしまうかも知れない。「そんなのはいやだ!」
(本文「それぞれの体験としての震災~これから~」より)
東日本大震災から五年。原発被災地の復興は進まず被災者の声は届かない。
本書は、当連絡会に寄せられた被災者の言葉をもとにまとめられた、避難者自身の手記であり、同時に「人々への嘆願書」「未来をつくる教訓本」である。
目次
1.はじめに
2.サポーターを代表して
3.第1部 記録、東日本大震災県内被災者と共に
3-2.1カ月目 連絡会発足
3-3.6カ月目 6カ月目の発言
3-3-1.弁護士さんを呼んで
3-3-2.お医者さんを呼んで
3-3-3.愛媛県に要望書
3-3-4.個人情報の問題・みんなで集いたい
3-4.自主避難の会発足
3-4-1.東日本大震災と福島原発事故自主避難の会 アンケートの声
3-4-2.要望書をつくる
3-5.12カ月目
3-5-1.東日本大震災と福島原発事故、被災者連絡会と自主避難の会 3・11から一春秋目の発言
3-5-2.3・11みんないっしょ格差と被曝のない世を
3-6.24カ月目
3-7.36カ月目
3-8.48カ月目
4.第2部 今の私たち
4-1.5年目のアンケート
4-2.第1回 四国内避難者サポートニーズ調査 実施
4-3.第2回 四国内避難者サポートニーズ調査 結果概況
5.第3部 裁判という生き方
5-1.サポーターから見た裁判への道
5-2.福島原発事故の真相究明と損害賠償を求めます
5-3.避難者を支える会よりお願い
5-4.原発事故・損害賠償提訴にあたって
5-5.福島第一原子力発電事故による損害賠償提訴の概要
5-6.意見陳述書
5-7.準備書面
6.それぞれの体験としての震災 ~これから~
6-1.連絡会代表として
6-2.サポーターとして
前書きなど
「あきらめねえこと、それしかねえべ」--
当事者が声を上げる事をやめてしまったら、『一瞬でわが町わが人生が虚像になる可能性を秘めた恐ろしい社会』が続いていく事になるかも知れない。このまま諦めたら、無念のうちに死んでいった多くの人々も『無駄死に』に終わってしまうかも知れない。「そんなのはいやだ!」
もがき、苦しみ、五年が経つ。風化が進む一方で、私たちの『痛み』を知ろうとしてくれる人たちは確かにいる。
(本文「それぞれの体験としての震災~これから~」より)
上記内容は本書刊行時のものです。